第8話
「ここが第一物置、
なんか分からないけど、凄い」
価値の高そうな数々の陶器が置かれていて、
陶器はちんぷんかんぷんの私でもわかるくらい素晴らしい
陶器たちだ。
可愛らしいというより華やかで綺麗な花柄という言葉が
似合うものもあれば、芸術的な柄のものもある。
「君は、新しくきたメイドさん?」
「あっ、はい、初めまして、
こつぶです」
「萌黄さんから聞いてるよ、同じ高校だよね」
「そう、なんですか?」
「うん、うちのすぐ近くの高校でしょ」
「はい、そうです。あなたも?」
「うん、自己紹介がまだだったね。僕は黒、
くろって書いてこく。
弟は白、しろって書いてはく」
「弟さんがいるんですね」
「うん、そうだよ」
黒は感じがいい社交的な人だった。
私の兄も見習ってほしいほど、
物腰柔らかだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます