ブックマンの家は星ノ図書店

千園参

外伝 本屋のお姉さんに恋した話

#0

 その日は雨が降っていたと思う。

 とても強い雨が降っていた。

 雨音がパチパチと、パシャバシャと、ザアザアと、ガジャガシと、大袈裟な音を鳴らしては降り注いだ。

 でも、その雨には色が付いていて、赤く、紅く、朱く、緋く、それでいてアカイ、そんな雨が降り注いでは地面を染め上げた。

 その雨は何とも言い表すことのできない臭いがしていて、とてもじゃないけれど、耐えられたものではなかった。堪えられたものではなかった。

 だから、なので、僕は胃の中にあるモノを構うことなく、吐き出しては、苦しんだ。

「これは君がやったの?」

 とても綺麗な髪をした落ち着いた雰囲気のお姉さんが、僕にそう尋ねる。

 そう尋ねられた僕の手にはコンバットナイフが握られていて、、、、





 1年後---

「それで? 君は本当によく来るね。そんなに本が好きになったの?」

 いいえ、違います。僕が好きなのはアナタです。本はそれの付録。付属。アナタに会うための口実。アナタに会いたいがための嘘。物語風に例えるならばフィクション。

 この人との出逢いは、いつだったか。たまたま知り合ったこの人が店長を務めている本屋に入ったというそれだけ。それだけのこと。たったそれだけのこと。でも、僕には小学生の僕にはそれが、たったのそれだけが全てで世界だった。

 偶然、お姉さんに出会って、本屋にやってきた。

 いや、偶然などではなく、僕はこの人に巡り会うために必然的にこの本屋にやってきたんだ。

 それくらい、これくらい、あれくらい、どれくらい、この人のことが好き。大好き。

「まぁでも、見たところ、小学生? だよね。小学生で本が好きなのはいいことだね。ただね、本を読むのは高校生からでも遅くはないんだよ?」

「どうして高校生なんですか?」

「これは私の持論なんだけどね、足が速くてモテるのが小学生、喧嘩が強くてモテるのが中学生、それから後は頭が良くなくてはモテるモテない以前にダメなのよ」

「へ、へえ」

「そう、この持論によれば、君はまだ本を読まずとも足が速ければモテる! まだ遅くない、走るんだ少年!」

「………」

「なによ、走らないの? 仕方ないわね。なら、少し話をしない?」

「はい!」

 僕は走り出すことよりも、走って爽やかな汗を流すことよりも、この人とお茶を飲みながらお話しするのが好きなんだ。

 お姉さんはお店の看板をオープンから、クローズに返した。





 お姉さんはお店のとある棚からとても年季の入った古書を取り出すと、パラパラとハラハラと、頁をめくり、綺麗な声で言葉を紡いだ。

「この世界はまず2つの種類の人に分けることができる」

「2つですか?」

「そう、力を持っている人と、持っていない人」

「よくわかりません」

「そうよね、君にはまだ早かったかな。でも、聞いておいてもう損はないかも、だから、よく聞いて。耳を澄ませて。耳を傾けて。この世界は2つ存在している。日常と非日常の2つに」

「日常はわかる気がしますけど、非日常ってなんですか?」

 小学生には聞き慣れない言葉。無縁でなければならない世界。日常を非する何か。

「非日常ってのはね、特別な力を持つ人が生きる世界なの。その世界では魔法、妖精術、超能力、忍術、霊術、呪い、召喚術、錬金術、仙術、そして神の力と、さまざまな力が存在しているわ」

「お姉さんはどっち?」

 考えなかったと思う。この言葉を口にするのに、思考はしなかったと思う。ただ、ただただ、気になった目の前にいる美人なこの人がどちらの世界を生きているのか。

「何言ってるの? これは本のお話よ? 私は当然、日常を生きているわよ。ちゃんとね」

 お姉さんはウインクして見せた。めくばせして見せた。

「…………」

 この人は僕がなんと尋ねても、訊いても、そう答える。しかし、だがしかし、この人の紡ぐ言葉はどうしても本当のことのように思えてならなかった。

 どうしてなのだろうか?

 魔法も妖精も、仙人………はいるかもしれないが、超能者や召喚士なんて、いるはすがないのに。いるはずもないのに。いるわけがないのに。いるわけもないのに。




「でも、力を持つとそれはそれで大変なの」

「どうしてですか?」

「どうしてだと思う?」

「うーん」

 しばらく、しばし、考えてみるが答えはわからない。見えてこない。焦らさないで早く答えを教えてほしい。

「答えはね、力を使うことに責任が伴うからなの」

「責任?」

 責任感のない、この平和ボケした世界において最も責任から遠く離れた場所にいる僕にはピンと来ない話であった。

「そう、力とは力を持った者がどう使うかによって、その性質は大きく変わる。悪事や正義、欲求。色々な事柄において自分が力を使ったことへの責任が伴うわ。力を使えば、必ずその反動は何かしらの形で何処かへ跳ね返ってくる。自分、家族、恋人、友達、恩師。だから、使い方と使いどきだけは見極める必要があるのよ」

 僕には理解の及ばない話であった。

「君にはちょっと難し過ぎたかな? まぁ君も、いずれにせよ、力を手に入れる宿命にある。その時、君がどうするかは君が決めるしかない。他の誰でもなく、他の誰でもない君が」

「他の誰でもない僕……」

「そう、だから、こんなところで、油を売ってないで、若人は走ってきなさい!」

 そう言われた僕は、なすがまま、されるがまま、本屋の外へと出されてしまった。

「ごめんね、今日はこれでおしまい。今日はね、私もこれからやらなきゃいけないことがあるの。だから、また明日来てくれると嬉しいな」

「うん! また明日も来るよ!」

「楽しみにしているわね、ヨウ」




 名前はわからない、けれど、星ノ図書店の店長こそが小学生の身である僕が想いを寄せるこの今にも崩れそうな、崩れ落ちそうな、崩れ去りそうな、時代を感じさせる、時代を思わせる、木造建築の本屋で店長をしているお姉さんだ。

 僕はお姉さんと出逢って、まだそう日は経っていない。

 でも、同級生にはない、それでいて、学校の先生や大人たちにもない、そんな不思議な何かを、言葉に言い表すことのできない何かを、感じさせてくれるお姉さんのことが大好きなんだ。

 これは明確な恋だ。僕はお姉さんに恋している。だから、いつか大きくなったら、お姉さんに告白しようと思っていた。




 お姉さんと出逢って、1週間程度が経ったある日のこと。僕は交通事故に遭った。

 気が付いた時には見たことのない、白くて白い、天井を眺めていた。見上げていた。見上げていたとも言うし、目の高さで見ていたとも言う。要するに横になっていたのだ。ベッドの上で横たわっていたのだ。

「…………」

 何も覚えていない。何も思い出せない。どうして知らない白いベッドで、白い天井を見ているのか、見せられているのか、僕にはわからない。

「え、起きてる?」

「…………」

 部屋の中にいた看護師さんが困惑したような声で僕に尋ねる。

 突然なことで、僕は何も答えなかった。答えなかったというのか、答えられなかったというのか。

 僕が有無を言う前に、看護師さんは既に走り出していて、その場には、この場にはいなかった。

 すると、看護師さんは白衣を着た中年のいかにも悪いことをしてそうなおじさんのお医者さんを連れてきた。

「自分の名前は言えるかな?」

「………械機夜兎かせはたよう

 自分の名前を名乗ると、手元に持っていたカルテに目を落とす。

 それからも誕生日だったり、絵を見せられて、何かを答えたりと、よくわからない質問の下りが続いた。何の時間だったのだろうか。

「脳に異常は無さそうだね。うん、どこか痛いところはないかな?」

 その質問に対しては全体的に身体が痛いと答えた。

 笑われた。

 なんでなんだよと。

 安心したようにお医者さんと、看護師さんが出て行く。

 僕が入院している間、誰一人としてお見舞いに来ることはなかった。

 小学生だからそういうのはやはり寂しい。正直に寂しい。家族はどうしたのだろうか? なぜ誰一人として来ないのか? 家族も入院しているということなのか?

 お世話にやってきた看護師さんに尋ねる。

「お父さんと、お母さんは?」

 僕がそんな質問を投げかけると、看護師さんは俯いてしまった。明らかに、あからさまに、暗い顔をしてしまった。

 何も言わない看護師さんを見ていると、胸騒ぎがしてならない。胸騒ぎが治りつつあった僕の身体を悪化させる。

「はあ……はあ………」

「落ち着いて」

「お父さんとお母さんはどこだよ!! 答えて!!」

 身体のことなんて構うものかと、力一杯、叫んだ。

 叫んだと同時に、僕の部屋の窓ガラスと花瓶がパリン!! と音を立ててれた。

 カーテンはビリビリに、バリバリに、切り裂かれた。

「きゃああ!!!」と、看護師は恐怖に怯え、まだ小学生の子供に恐れをなし、逃げ出してしまった。

 看護師が教えたのだろう。

 慌てた素振りを見せることもなく、女性の医者がやってきた。

「どうしたんだね?」

「お父さんとお母さんはどうしたんだよ」

「そうか、気付いてしまったか」

 女医は僕に恐れを抱かなかったのか、落ち着いた表情で、僕に尋ねる。

「械機夜兎くん、君は真実を聞く勇気があるかな?」

「教えて」

「わかった。君の両親は君と同じ事故でお亡くなりになった」

「嘘だ……」

「嘘じゃない。これは全て本当の話だ」

「はあ……はあ……!」

 呼吸が荒くなっていくのがわかる。僕は乱れている。傷口も開いているのだろう、包帯から血が滲み始めた。

「どうしてこんなのことに………!!」

 やり場のない感情が溢れた時、溢れ出た時、病室の壁にひび割れが駆け抜けた。

「きゃああ!」

 こんな状況でも何故か落ち着いている女医に対して、看護師はうるさい奇声を発した。

「うるさい!!」

 僕が叫ぶ度に壁は壊れていく。

 そして僕を危険視した女医は僕を眠らせた。




 気が付くと、また見知らぬベッドと見知らぬ天井を見ていた。

 さっきと、先程と、違うのは涙が出たこと。涙が溢れ出たこと。

 身寄りをなくした僕の頭に浮かんだのは優しかった本屋のお姉さんのことだった。

「会いたいよ………」

 お姉さんのことを考えると、好きという気持ちが勝って、ムズムズとした。

 それから何日かが経って、僕は病院内やお庭であれば好きに移動しても良いという外出許可が下りた。

 僕は病院のお庭で花を見ることにした。そしてあることに気付いてしまった。




 "自分は普通ではないなでは"と。




 それを確かめるために、お庭へとやってきた。

 僕がお花に念を込めると、辺り一面のお花たちが、連鎖するように色を失い、黒く散っていく。

 触れるもの全てが壊れていく。砕けていく。滅んでいく。死んでいく。

 椅子も、机も、ベッドも、花も。何もかも。

 わかった。わかってしまった。

「ちょっと君! 何やってるの!!」

 病室の物を壊したことで、看護師から怒鳴り付けられる。

 僕がベッド壊し、椅子を壊し、花を枯らしたことは病院内ですぐに広まった。そして窓ガラスや病室の壁がひび割れたことと合致した噂で、誰も僕に近寄らなくなった。

「寂しい」


 ある日、トイレから自分の病室へと戻る道すがら、通りがかりの病室から声をかけられた。

「おい、おまえさん、ちょっといいかい?」

「?」

 とても苦しそうな老人の声。

「どうしたの?」

「庭でのことをワシは見ていた。おまえさんは死神なんだろう? ワシはこれ以上他人に迷惑をかけてまで生きていたくはない。だから、君の手で、ワシを! どうか………」

 お爺さんはまるで神に祈るかのように僕に懇願した。

 なんとこの人は自らを殺してほしいというのだ。

 そんな人もいるのかと驚きはしたが、こうして神にも縋るように頼み込まれたのならと---

「いいよ」

 僕ならできる。お爺さんを楽にすることができる。手をお爺さんに差し伸べる。もうすぐ触れようかという、その時だった。

「やめなさい!」

 本屋のお姉さんの今まで聞いたことのない大声と共に、僕の手を掴んで止めた。

 今でも忘れない。その時のお姉さんはとても怖い顔をしていたということ。

「ご、ごめんなさい!!」

 ビクリとした。心臓がバクバクと高鳴った。

 お姉さんの顔から僕は良くないことをしようとしていたことに今更ながら気付かされることになった。

「少し来るのが遅かったみたいね。こちらこそごめんなさい。来るのが遅くなって」

 お姉さんは優しく僕を抱きしめてくれた。




 お姉さんと再会した僕は事故にあったこと、両親が死んだこと、それに起因してなのか、謎の力が身に付いたこと、全てを洗いざらい話した。

「そう、そんなことがあったのね。辛かったでしょう」

「…………」

 お姉さんは何度も僕を抱きしめてくれた。母親のように。

「できれば、君にはそんな苦労はしてほしくなかった。でも、君はその宿命にあった」

「宿命?」

「そう、大きな力を持つ者は皆、偶然ではなく、必然としてその力を身につける。意味があって身につける。君にその力が身についたのは、きっと君にその力が必要になる日が来るのかもしれない」

「かもしれない……?」

 何故、どうして、そこまで言っておいて、最後に"かもしれない"と曖昧な言葉を口にするのか。

「うん、これはあくまで可能性の話だから。別にね、普通の人とは違う力を持っているからと言って、非日常の中で生きなきゃいけないなんてことはないの。力を持っていたとしても、ただ普通に暮らすことを選ぶことはできる。前に言わなかったかな? 使い方と使い時を選ぶのは君次第だって。"使わない"という使い方もあるってこと」

「使わないという使い方………」

「そう、君は選べる。例えるなら、そうね、防災バッグみたいなものかな? あって損は絶対にないのだけれど、使わないことに越したことはない。使わずに済むならそれが一番ってことかな。そしてここからは私のお願い」

「お願い?」

「うん、例え君に特別な力があったとしても、私は君に普通の男の子として生きていってほしいの。危ないことはしてほしくない。私は君のことが好きだから。お願い聞いてくれないかな?」

 お願い事はなんだっただろうか? 何をお願いされたんだっただろうか? そんなことは、こんなことは、あんなことは、どんなことは、もう忘れてしまった。忘れ去られてしまった。

 たった今のことなのに。

 忘れたのではない。

 聞いていなかった。

 何故か?

 そんなこと簡単である。

 そんなことを説明するのは容易い。

 好きな人に好きだと言われた。

 それだけ。

 ただそれだけ。

 でも、それだけで僕はもう頭が沸騰しそうに熱くて、燃え上がりそうだった。燃え尽きそうだ。

 これは本当に現実なのだろうか?

 どこからが現実で、どこまでが夢なのだろうか?

 わからない。わからないのだけれど、わからない。

 でも、一つだけわかっていることがあるとするならば、それは今、僕はこの人に猛烈に恋をしているということだけだ。

「うん! 約束するよ!」

「本当!? 嬉しい。やっぱり君はいい子だね」

 お姉さんは僕の頭を優しく撫でてくれた。

 この時間が続くのなら、なんでもいい。構わない。僕はなんだってする。なんだって。






「それで? あの子はどんな状態なの?」

 本屋の店主をしている私は知り合いの女医である黄泉乃ヨミチに尋ねる。

「あの子ってアンタが珍しく大好きになった王子様のこと?」

「そうよ、悪い?」

「悪いだろ、それはショタコンってやつだぞ」

「悪くはないでしょ。犯罪じゃあるまいし」

「それは立派な犯罪だ」

「どう考えても違うわよ。手を出さなきゃ犯罪じゃないのよ。それで話を逸らさないでくれるかしら?」

 ヨミチは子供の頃からの知り合いで、いつもこんな調子で私を困らせる。でも、何故だか、どうしてだか、憎めない。だから、なので、こうして大人になった今でも関係が続いているということなのだろう。

「あの子は間違いなく、こっち側だな」

「そう……どうしてこんなことに………」

「アンタが気に病むことじゃないだろ」

「いいえ、あの子は私と関わったから、こっちの世界に引き込まれつつあるのよ」

「まぁそうとも言うが、元々、特別だったんだろう?」

「それはそうだけど……」

「よくないモノは、よくないモノを引き寄せてしまう。呼び寄せてしまう。類は友を呼ぶってのはそういうことだからな。そういう関わりを持ってしまえば、当然のように巻き込まれるのは必然だった。そうだろ? お前がそれを一番知ってたはずだ。"ブックマン"さんよ」

 わかっていたはずだ、ではなく、知ってたはずだ、そう。私は知っていた。全て本で読んだことだから、知っていて当然だった。ブックマンだけが持つ特別な本に記されたことだから、ずっと遠ざけていたはずだった、色恋や必要のない友情を。

 でも、あの子は本来、見えないはずの私の店を見つけて入ってきた。その時からあの子は特別で、私の中でも特別な存在となった。

 私は年端としはもいかない少年に、あろうことか恋をしてしまった。

 でも、伝えてはならない。この気持ちを。

 この気持ちを伝えたとして、あの子はきっと私を拒む。それに私自身もあの子を巻き込みたくない。

 恋人になれば、恋をすれば、あの子は否が応でも、巻き込まれてしまう。非日常に。見つかってしまう。

 きっと今回の事故も私があの子に近づき過ぎた代償。身を引かなくては………大人として、あの子を守るために。

「それであの子の力は?」

「それもただの医者の私よりも、アンタの方が知っているでしょうに? 全知全能の書をお持ちの貴女なら」

「そうね、あの力は神の力」

「まさかそんな!?」

 ヨミチはとても驚いた顔を見せた。

 それもそのはず、神の力は余程なことが起きない限り、一般人には発言することのない力だからだ。

 一般人、つまりは日常を生きる人々は確かに何かの拍子で力を得るケースはよくある。

 しかし、だがしかし、そういった場合に得るのは超能力か呪い、霊術、鍛え上げての仙術が限界。

 なのに、どうして何とも関わっていない少年が神の力を得たのか、そこに驚きがあったのだ。

「神の力もいくつか存在する。でも、ヨミチの話が本当ならば、物質の破壊に、生命の死滅。どう考えても死神の力を行使しているみたいね」

「マジか……このままじゃ、あの子は」

「間違いなく、非日常に飲み込まれてしまう。それだけは阻止しなきゃ。この命に変えても………!!」

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