異世界行ったら、鮟鱇(アンコウ)が絶品だった

朱鷺

第1話 禁足地へ

クソブラックなデザイン会社でデザイナーをしているのはB面、A面の本当の僕は超常現象と美少女さらに美熟女マンガのオタクである。『労働基準局がうるさいからさぁ』と言う社員を想っていない理由で有給を取らされたので、最近ハマっている禁足地、その中でも一番行きたかった島根に2泊3日で行く事にした。ま、島根が大好物であるアンコウの水揚げが、下関に継ぐ名産地である事を忘れてはならない。


ホテルにはチェックインが遅れる事を連絡し、お昼の飛行機で米子へ、そこからバスとアクアライナーを乗り継いで15時過ぎに目当ての『黄泉比良坂(よもひらさか)』に着いた。

「禁足地の近くは空気が違うなぁ~。パワー感じるぅ~。」と自分には特別なセンサーがあると思い込みたくなって、そんな妄想を展開していると、ひょっとしたら、ここはまさにイザナギが逃げて来たあの世とこの世の境か?いや、異世界の入り口かも、とか、更には異世界には美少女や美熟女が、、、もう、仕事嫌だし、異世界に行きたいなぁ~とか妄想していると、オレンジ色の夕日が視界に広がった「きれー!。アンコウ鍋楽しみぃ~!。」と声にし深ーく深ーく深呼吸すると、クラっとしてドンと倒れた振動を身体に感じた。

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