第7話 小さな水晶球と湖の水上レストランと赤い水晶の馬
異国の幾つもの言葉が響いている都会の街、歓楽街
観光地でもある其処は派手な光で輝き
評判の店へとそれぞれが吸い込まれるように 皆が笑いながら行きかう
ツアー客を案内するグループも多い
「こちらが最近流行りのマジシャンの・・」
「この店の中華の食事にマンゴープリンはミシュランの星を頂いたもの」
黒ぽいチャイナ服の美しい娘 それは綺麗な足が魅惑的
彼女の黒髪が夜風に舞っていた。
ずっと不思議な赤い水晶の馬の半馬を持つ乙女、娘を捜している
彼女の仲間である水晶の…
闇に溶けるようにチャイナ服の娘の姿がドロリと飴細工のようにとろけてゆく
キイインン!甲高い音
まるで、溶けた液体の中から生まれるもの 小さな粒の玉
それは小さな水晶玉が無数に現れ、あらゆる方向に飛び去ってゆく
離れた場所
呼応するように 今度は闇の中から赤い水晶の馬がゆっくりと出現した。
彼女、赤い水晶の馬がいる場所
そこは有名な湖の中にある巨大なレストランの船
艶やかな赤に金色に五色以上の光につつまれている
その船に向かい小舟に乗った多くの客達が運ばれてゆく 中華レストランだった
現れた光を追いかけて、上半身が女性に変わった赤い水晶の馬は
湖の上を凄い速さで駆けてゆくのだった。
「きゃああ」「何あれ?」
小舟の客達の上を飛び込手かけて行く
時には小舟に馬の足を置いて駆けて行くのだのだった。
その勢いに小舟は大きく左右に揺れる
※初稿 3月14日 修正の為に更新
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