第6話 香港の街角 彼等は身体を引き裂かれて‥

香港で機械を通じて会話していた女性

会話を終えて、ため息を一つ

「あの子は、赤いケンタウロスの姿で大都会に出没した」


「まるで壊れた機械人形‥数千年も前に死んだ人 恋しい人を想い

それに華佗さまの事で・・・」独り言を呟くチャイナ服姿の女性


人の気配のない街角、そこに

「美人のお姉さん 何してんのかな?」「相手してくれる くっくっ」

ガラの悪い男達が彼女に絡みつく


「そうね 暇だからいいでしょう」

彼女の瞳が青く染まり輝き、黒髪が風もないのに浮き上がる

身体が緩やかに透明な飴細工が解けるかのごとく

ドロリ‥解けたとと思うと


透明な液体は地上を這って、男達に絡みつく!

「ぎやあああ!」「うおおお」


瞬殺だった

後には肉片と化した残骸が残るのみ


再び、透明なものは寄り集まり、元の女性の姿となった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る