第3話 香港の街角で

東南アジアの中華街 香港

街の喧騒をすり抜けて チャイナ服を着た一人の女性が歩いてゆく

街には独特なスパイスに甘い花の香り 花の香りが漂う港町

それが香港の名の由来


かの有名な関帝(三国志、関羽)が祀られる祠に 有名な女神の祠を

通り抜ける

「今度、中華そばを食べましょうね」「そうね」観光客たちの喧騒も

インドのサリーを纏った者達もいたりする


女性は長い綺麗な黒髪をなびかせて、そんな様を楽しんでいるようにも見えた


「藍姫さま」声がどこからともなく聞こえた

そっと建物の裏に入り、小さな水晶玉を取り出す、玉は宙に浮かび 白く淡く光り

一つの画面を生み出した

「ニイハオ、あの人は見つかったの?赤い私達の赤兎馬の姫」

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