闇に花

闇に花が咲いた。ナイフ同士が弾けて生まれた、火花の花だ。この場に誘導された時点で俺の絶命はほぼ決している。吸音壁、無光、敵の装備はあらゆる行動音を消す。その中、再び刃が迫り。鉄火の花がまたも咲く。敵が油断してくれるのは二度までだ。故に、次は防御でなく反撃であり、必殺となる。

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