第39話 麻婆豆腐

 掃除も概ねOKをもらった。

 掃除用具もあるし、あとはキッチン周りの小物や食材、生活用品を買えればいいらしい。


 それでは隣の府中市のスーパーに行こう。

 他のスーパーより品物は安いし駐車場も止めやすい。

 有希も俺が使っているリンスインシャンプーとかは使わないだろうから、色々と好きな物を買ってほしい。


 「今まで聞いてなかったけど、お兄ちゃんは嫌いな食べ物は無いの?」


 「あー、特には無いかな、子供の頃に食べれなかった物は今では大丈夫になったし。」


 「ちなみに、それは何?」


 「ウニとかイクラとかカキとか明太子とか。」


 「あー、解る気がする。」


 「有希はあるの?」


 「私は無いかな…。」


等と会話をしながら大量の食材をカートに入れていく。


 「凄い買うね、全部使うの?」


 「全部お兄ちゃんが食べるんだよ、ご飯さえ炊けばいい様にタッパーいっぱいに作っていくからね。」


 「あー、だから3日目は何処にも行かないんだ。いつもありがとね。」


 「お兄ちゃんはその日ゴロゴロしてていいからね。」


 「うーん、何か悪いなぁ。」


 「その分、山梨とかで一日中運転してもらうから。」


 「あー、そうね、うん。」


 買い物を終え、一旦家に帰って食材を冷蔵庫に入れて、夜ご飯を食べに行く。


 場所はこれまた府中の住宅街の中にある中華料理店だ。


 以前、『独りのグルメ』というテレビドラマで紹介されてから、予約が無いと入れなくなってしまった。

 しかし、あの番組内で紹介されなかった1番美味しいメニューがある。

 それは…


 「この麻婆豆腐、美味しい!」


 「ここの麻婆豆腐は唐辛子ではなく、花山椒を凄く効かせていて、メチャメチャ美味しいんだ。

 俺はここの麻婆豆腐が今まで食べた麻婆豆腐の中で1番だと思ってる。」


 「ちょっとその辺で売ってる花山椒とは味が違うね…

 コレは真似できないや。」


 「プロの味だよね、気に入ったのなら、また来ようか。」


 「うん、また連れて来てね、メニューが凄く多いから色々食べてみたい!」


 「今日も食べれるだけ注文していいよ。」


とその後他にも色々注文して食べた。






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 ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございます。

 もしよろしければモチベーション維持のため、お星様や感想をいただけると嬉しいです。

 よろしくお願い申し上げます。

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