カナン:追憶BarthOfJerfvelt

 ここは世界で最初に誕生した神の地。

 英雄カナンがこの丘でクレアを処した伝説が遺っている。ティムルンの楽園がかつてエラム王国・アラム王国・ウルに存在してそれから極東の日本が文明の起源とされている。と、マルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエという少年がこの地でジェラフバルト卿が誕生する歴史上意味ある地だ。

 カナン石版シャローム・イール・カナン・ベツレト

 ≪Since the birth of Yahweh, the great god, this planet has risen from the depths of Hell, and the hero has determined that land.Canaan ≒ Noel and God's blessings are also the land that fulfills the promised meaning of this land where God returns.This crossroads leads to the savior's will that leads to Jerusalem≫

 ≪O bequeath of Yahweh, God Hitomi created this universe, Hitomi's hole, pierced by the holy sword, the great child star and mankind were born O mother star Nibiru, Hitomi is her own two holesIt is pierced by an infinite sword, and it can draw out infinite power.≫

 ≪The man of the demon lord whom the manifestation of calamity, Lord Jerafwald, once enveloped in this darkness, Jerafwald, the magician of disaster, was sealed in the land of the hero Canaan by Canaan Ishgard von Vestanie.≫

 ≪Canaan Ishgard von Vestanie carved a trial into the Four Saints Manifestation Realm in the land of Canaan.If the earth were to be swallowed by the whirlpool of disaster again, he himself slept to protect this planet.≫

 ≪The pledge of Canaan, inheriting Noel's will, Novel, Noel, Austia, Over, Augnutinus, Earth Ashes, and Heartfilia's crosses shall be enshrined in the Mausoleum of Canaan.≫

 ≪The land of Canaan is the land of the legendary Timrun, where Claire once descended, and is the familiar "Garden of Eden" in the Bible.≫

 ≪Sir Jerafbart was originally a man who carried the great will of the temple of the far-off journey, but he crawled up from the depths of hell, accumulated infinite magical power, and roared.fought with≫

 ≪In humankind, the six great disasters of the Great Flood are the battles with Jelavbart, crawling up from the bottom of the hell of the death line that burns the earth, Canaan, the symbol of humanity's counterattack, is the child of Julia who inherits Claire's blood.Julia, the god of the sword, enshrined in the promised land≫

 ≪Julia is a descendant of God and the mother of Jerafbarth.She is the mother who gave birth to Marduk, and she is at the same time the mother of Christ, the Lord, as the Virgin Mary.O cross that leads to Jerusalem, the will left behind by the knight of the Faraway Temple is ``God's resurrection and the rebirth of mankind.''≫

 ≪The origin of sin is the fate of the earth, love your neighbors, and the Lord made a pact with that blood, and here in Canaan, 1,200,000 years is the promise of God.The primordial one that protects has that authority≫

 ≪All four guardians of Canaan's four holy realms of manifestation are also saints who protected themselves from the deluge of mankind, survived six floods, and still rest in Jerusalem with the Spirit of Canaan.≫

 ≪The guardians are enshrined in the mausoleums of Elam, Aram, and Ur, respectively.It is said that civilization arose in the land of old Japan, and that Japan was the place where gods reigned in the beginning, leading to later Sumer.The Japanese blood is the Sumerian, and the Sumerian is also the origin of the ``God of the World''≫

 ≪The pilgrimage journey rings the bell six times, the pilgrimage is connected to the holy land, forgive sins, O city of prosperity, seven sins reaching the critical point of the immoral golden city, release the seven sins, O beast of mankind., the moment to bare its fangs≫

 カナンの石板は全て13枚存在してマリン船長がルシア女王の復讐号に積んであるのは少年マルドゥクは石版を理解して最初にエラム王国に行くことにした。

 ―――――――エラム王国・ヤゴーの祠―――――――

 英雄カナンともにジェラフバルト卿を討伐し人類の遺伝子を遺す箱舟を建造し、ここカナンに辿り着いた勇者ヤゴーはここに眠っている。

 プリテンダーヤゴーは正義の味方にあこがれを持っていた素人が自身の運命を見抜いて世界と契約した。ヤゴーはエラム王国の中心部のジグラットの神殿に祀られている。魔術師は素人に近いがその固有は贋作ですらも本物に近いヤゴーの固有結界はゆっくりとジェラフバルト卿を討つ者を待っていた。

「ここであっているよな?石板が示すのは地図であり、カギだ。俺はマルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエだ。災厄のジェラフバルトと同じ名を持つヴェスタニエだ!門を開けろ」

「待ち焦がれていたぜ、小僧ジェラフバルト

 赤褐色肌に伸びた長髪の白髪。黒いコートを着て170㎝の男の固有結界だ。

 マルドゥクが魔術に長けているのではなく、剣を解き放つと制御できないからである。剣の神ジュリア最初の産駒であるマルドゥクは望んでもない巨人王坂本勇人とのけつなあな確定で孕まされた子で、正規の子ではない。認知もしてはいない。

「ヴェスタニエの男だよ、僕はどうあれ認知されていない。勝手に孕まされてヤリ捨て最悪な父親の精子で産まれたのがこの僕だ、ヤゴー」

「まぁ、そう急かすなや。小僧、谷郷元昭は何を望んで自身を英雄にひいては英霊となった?お前の意見を述べよ」

「大洪水から逃れるため、ヤハウェの天啓を受けたからだろ?」

「不正解だ。俺自身、谷郷元昭は魔術師の家系に生まれたわけではない。英雄カナンのに拾われた」

「レイブルってニートの新しい意味だろ?ニートに拾われたのか?イラストレーターに?365日24時間PCでゲームで合コンRUST馴れ合いのキモさが滲み出るARK男と馴れ合いで仕事もしないそんな魔術師ひいては神殺しのヤハウェを殺した女に谷郷元昭は救われたのかって聞いてる!?それがヤゴーをあの大洪水の災害から生き延びさせた?だがしかし、ヤハウェは落胆が大きかった。ヤハウェから与えられた仕事も責務も果たさない自室に引き籠ってゲームするか、慣れ合いで男とSEXするかだろ?ニートで碌な仕事もしない、碌な地上での責務を放棄してPCで配信しながら男とストリーマーと365日24時間馴れ合い、合コン、イチャイチャしながら生を謳歌する。そんな女がどうしてジェラフバルトの首を討ち取るまでかヤゴーは知っているんだろ、をッ!?」

「部分的には正解だ。ヤハウェの怒りによって世界はその原形すら保てなくなった。エルセリウス・ネルセリウスは6度もその形を失っている。ジェラフバルトは災厄の魔術師でもあり、災禍の顕主だ。オレは他の4人とは明らかな異質で、イレギュラーだが、よいちに拾われて教えてもらったのさをね」

 ここはプリテンダーヤゴーの魔術が生み出した固有結界内。マルドゥクは無数に突き刺さった釼や武具の多さに呆気を取られる。全てがの遺産であり、遺物だ。この男の魔術の固有結界は無限に包容されている剣に意味がある。

 ヤゴーはでもない。谷郷元昭というただの素人が正義の味方に憧れ神殺しのよいちに拾われて長い修行の間、人類はジェラフバルトを討つことが出来た。

「長々と話しても時間はない。俺はね。この魔術でしか能もない」

「十分すぎるほどの芸だよ。魔術世界でも神秘に値する部分を本質的にをここまで扱い熟せるレベルはいないよ」

 神殺しのよいちまたは肉のよいちから継承した魔術を使うヤゴーは詠唱した。

「The body is made of countless swords, the blood flows in the stream, the bloody bullets of war are like the flames of the rising sun, silver bullets, without a single victoryInfinite time, infinite mound, all convergence and refinement, no single vandalism wins, scorched by the fire of hell, severing the once-in-a-lifetime karma, piercing my life with this blood, Master of Godslayers, grant the forgiveness of my Father Jesus Christ≪Infinite Refining, Infinite Projection, All Process Freeze, Reprojection, Unfreeze, Securing Infinite Projection Path, Authentication Complete≫unlimited cover limited works」

 プリテンダーの詠唱が魔術の固有結界を動かす。ヤゴーこと谷郷元昭が歩んできた35年間の人生があらゆる兵器や剣の丘でマルドゥクは息を整えた。

 カバーによる”ホロライブ”という生涯の心象風景。マルドゥクは首元の黒い十字架を外してその十字架を一振りして黒い衝動を放つ神の道化。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ伯母さんッも無理強いだ。」

「覇気の流れが変わった。魔王の質が見えてきた」

 剣や銃弾が飛び交うのを交して、マルドゥクの大剣があらゆる風を巻き起こす。マルドゥクは黒い十字の剣を固有結界に突き刺して無詠唱4段魔術だ。

風龍王連鎖天月ディヴェルアムート・ガーダァディ・ヴェルダマラムー

 幻影にして絶影の分身出造り出す鏡面世界の暴風が、暴風が固有結界の剣を吹きプリテンダーのヤゴーこと谷郷元昭は再投影に風を投影。吹き荒れる暴風の中で、マルドゥクに眠るが暗い闇の底から沸きだしてきている。

「お前に用はない」

 ≪過去の俺よ、未来の俺が力を貸そうか?ばっちりとイキリンコフにイキリに身を滅ぼすぞ、俺がそうであった。俺がジェラフバルト、お前であって俺自身だ≫

「ヤゴーは投影魔術か、分が悪い」

 ≪原初以前の文明か?ゴミ過ぎるがな。AHSDB・・・・ケッ、努力値振ってもヨォ俺自身は投影魔術の突破が見つかった。悪いこと言わないぜ≫

「・・・・・・ヤゴー、谷郷元昭は35年の生涯で彼はホロライブを産み齢89年に人生を終えた。今立っている、人物こそ、この固有結界がヤゴーの生きた証」

 マルドゥクは黒い十字架を振り、足場が崩れているこの剣の墓標に呼吸するにつれ固有結界の制度がプリテンダーの方が精度が上がっている。

九龍零空間ジェルディ・ヴェルグレェテ・イクニヴィーナ

 神速の銀の銃弾が9発もッ!?ヤゴーは戦地に20年間主にティムルンの地を周りにエルサレム王国の聖地奪還での戦争を経験してきたヤゴーはテンプル騎士団の武具や装備なども固有結果内での精度を高めて石工の剣を投影し、マルドゥクはその身に風を纏い英雄カナンの試練に挑む。

(カナンは白銀の十字架を武器に神の道化として戦った。クレアの娘としてジュリアの娘で生きたカナンはヴェスタニエの血筋としてルヴィアの祖にあたる。ジェラフバルトからは妹にあたる人物。そしてカナン・イシュガルド・フォン・ヴェスタニエはノヴェル・ノエル・オースティア・オーヴェルアウグヌティヌス・アースアーシェス・ハートフィリアとしての同一視とみられて同時に大娼婦として淫婦として大災害の連打の自動ループの連コンで金策は為せる。カナンはヴェスタニエ史では英雄の側面と大娼婦の顔がある。美人でもなく、ブスでもなく、徒にもかくも綺麗な普通で、ライアー・ライアーゲームのなんJの嘘喰いの嘘喰らいのカナンは表裏一体、三位一体の精霊と父と子のアップデートされ続けている・・・・・)

 マルドゥクは腹を潜る。一方的に攻撃が激化し、固有結界内の時間もヤゴーの投影に隙を生じさせない。

白銀天鎖日南淫月ゲー・フリュート・バビロニア・リムスハーロット・ノエル・ド・カナンッ!?」

 マルドゥクが覚醒のマンダの流星群、黒い十字架から黒い十字の長剣に替わり、その黒い衝動が憤怒の拳と自身の心臓が熱く刻んだビートに黒い斬撃を白く輝かせる十字架の連打コンボの斬撃と月を斬る一瞬の隙をついてのプリテンダーを刺した。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ」

 プリテンダーを倒すと祠が出現した。見事に投影魔術を破り、谷郷元昭はコートを着て埃を払い落して襟元を正してマルドゥクに握手する。

「ハッハハハハハハハハハハハハハハンンンッン”ン”ン”ン”ハッハハハハハハハハハハハハハハ見事、見事見事ナリ、文句の言う事もない戦いよう。これは賛美を送ろう、うん、だ。おめでとう」

「俺は別に。でも流石に相当魔力を使い切った。」

 次に駒を進める。カナンの霊廟までは遠い。

 エラム王国の結界が封印が解除してその次のウルだ。ウルはエラム王国に次ぐ国家でありウルのジグラットによいちがARKで恐竜テイムをしていた。相変わらずも仕事も禄にしない初手ARKでの害悪での慣れないゲームで仕事を放棄してギガノトをテイムしていた。

「誰かいるんかい?」

「カナンの試練を受けに来た、マルドゥクだ!!!!」

「ウルに来たのは感心するよ。それにヤゴーを倒したのだろ?」

「あぁ、ヤハウェの子であるアンタは与えられた仕事もしない。ただのクズニートで初手害悪の馴れ合いゲームからカジュアルマッチと違って24時間ARKで馴れ合いしてるだけだろうが」

「失礼なことを言うな。はいッマッチングしました。私はこれでも神の意志ヤハウェ・メーソンとしちゃ父親から追い出されてウルのみならずティムルンの地で大洪水から救って、ジェラフバルトを討ったよ。お前は試練?試練なら一瞬で終わらせてやるよ」

「俺は望まれてもないない妊娠での子だ。呪われている、初手詰んでいる降参しかない人生の少年だ。でも、俺は負けない」

 ウルのジグラットでよいちは欠伸をしながらキーマウ・パッドを置いてARKをスリープモードにして玉座から立ち上がって肩をならした。

 一口、ワインを飲み、パンをかじって黒いコートを着てマスティフ・トカレフに銃弾を装填した。

「ジェラフバルト卿討ったのはめんどいなっ、私はアダムの子だ。神を殺し、魔術師も殺す。私の理念はこれが理だ。英雄なんぞに世界は救えない?英雄は人殺しだぞ、私は殺しに加担はしない。ロトムが強すぎる!?初手オーバーヒートからの詰み攻撃、りゅうのまいからのつるぎのまい、化けの皮を剥がすミミッキュはVtuberだぜ、私は化けの皮を剥がされても馴れ合い最高!お前らのお金、仕事で無理矢理描きたくもない絵を描かされてもブレイブバードでの精神的な鬱になりかねない、無理矢理編集者にインファイトを喰らわれても絵を描いても売れない、あんなクソみてぇ描く時間があるならよぉ!?馴れ合いゲーム遊んで24時間ゲームしただけで儲かるtwichでストリーマーと馴れ合い、普通にうまいわ、時間がかかる手が痛くなる仕事よりもお前らのサブスクの方がGoogle広告や提供スポンサーの広告からの方が稼ぎがインだよなぁ!?収益にあってんだよなぁ!?」

 ジグラットから放たれる桁違いにもほどがある覇気によいちはマスティフで撃ち抜いて腰から木箱に納められていた古びた聖剣の鞘であるアヴァロンを使った。

 ≪俺を殺した女だけ価値はある。流石だぜ。俺を冥府に叩き込んで今、俺は肉体も四肢はない。魂の意識は定着している。カナンに斬られた俺はよいちに撃たれた。覚えてるぜ、未来の俺よっ!?ジェラフバルト、お前は俺だ。≫

「ミミッキュさえ対処すれば、勝算はある。Vtuberって化けの皮を剥がされたくはない、剥がされたくはない自己欲求や承認欲求が強いただのマゾ、エゴイストのドMだ、俺はミミッキュの化け狐の皮を剝いてやる」

 マルドゥクはジグラットの荘厳な間から三歩下がって息を整える。

 よいちは大洪水が起こった1度目の世界で最低最悪の世界で生き抜いて箱舟を造り生き延びた人類はウルで文明を興した。

「セジュンさん」

 リロード中のアヴァロンの効果は持ち主の自己再生力からの治癒力を引き上げ不死身にして最大バフでの火力連打。

時間圧縮銃弾凍結タイム・アルター・リロードデッド・カウンター

 時間差の5分を遅延させる。放たれた銃弾の雨をマルドゥクは交わして雷の雷光がジグラットに鳴り響き轟雷のビリビリビリドッカカカーンの神殿からぶち抜ける雷の電磁砲にマルドゥクは雷神のテスカトリポカの力も貸しはある。

 よいちは援護射撃での空間の歪みから戻される時間差での射撃に、マルドゥクは雷撃を浴びた黒い十字架の長剣がジグラットを半壊させる。

(ウッ嘘ダロォ、話聞いていたが全然違うがぁ、これがマルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエ?噂に聞いていたが後のジェラフバルト卿本人とは頭痛いなぁ、クソみてぇな馴れ合いゲームでイラスト描いてる場合じゃねぇよなぁ!?)

 よいちは腕に集中して目を閉じて魔術に神経を通した。谷郷元昭を1度目の大災害から救い出して魔術師の道に進ませた張本人でもあるが、よいちは12000000年の流れを汲んでいる。

「さて、と本気を魅せるしかこのウルを守護できねぇか。天孫降臨、我が腕に刻まれし神を喰らうこの忌まわしき災厄の腕よ、時は来れり」

「ウルの守護者?天空の女主人か?」

 ジグラット中に響き渡るはこのウルに蓄えられた全魔力とよいちは本気に覚醒すると250cmに体格もデカく伸びきった銀の長髪に真紅の眼をして全身から焔を纏い雷を帯電し、大地が裂いていた。

「The body is created by countless gods throughout the body, and in the unique barrier of magic contained in the sword of dreamy envelopment,The blood devours my darkness, pains my arms, O world-creating spell carved in the names of the gods, accumulate convergence, study hard, cut off that karma, and my life has no meaning even once.At the crossroads, the road leading to the kingdom O nameless king, my name is God-given Son of Yahweh, I am self-satisfied, to the great Lord This prayer rings the bells of the kingdom≪Re-authentication, re-projection, freeze expansion, start of projection, release of magic, world of infinite swords, authentic vaginal cum shot that creates counterfeits, start of infinite magic tampering≫Eine Welt, die Kreuze erschafft, einen Arm, der Gott frisst, der den großen Meister tötet」

 よいちの詠唱にその姿を見たものは地上にはいない。ヤハウェの子であり、大洪水から人類を守護したその姿はまさに神の子でもあり、紛れもなく神である。

「ウルの守護者か」

「グわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」

 神の咆哮にマルドゥクは拳を握り締めた。固有結界の展開を教えた師でもあり、その魔術は泥の海だ。泥は汚染する。多くの魔術師を殺し尽くし、神を喰らってきたその腕を解放した瞬間マルドゥクの心臓の鼓動が消えた。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ」

 ジグラットの階段から転げ落ちるマルドゥク。よいちは素に戻るが、魔術の最大解放に合わせてウルに巨大な術式が構築していた。ウルに貯められていた魔力の渦を一気に放つとマルドゥクではない者がその魔力を吸収した。

「ンンンッン”ン”ン”ン”ハッハハハハハハハハハハハハハハ久々にこの規模の魔力を喰らった気分だ!?ガキはオレだ。ジェラフバルトは俺だ、よう、よいち?カナンの子供たちよ、俺はいま一度地獄の底から這い上がって帰ってきた、ヌン」

 ジェラフバルトの銀の腕が解放してよいちを喰らった。

 ウルのジグラット中の魔力を遺さずにジェラフバルトが頂いて目を覚ましたマルドゥクの手に持っていたのはだ。











 

 


 

 


 

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