第Ⅰ部完結編KnghitsOfDarkness~そして、伝説へ~

 完結編

 星の遺跡の最上階にジェラフバルト卿がいた。

 そこに立っていたのは美しい金髪をした成人男性。

「ジェラフバルトォ!?」

「やぁ、ルヴィア」

 マルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエはヴェスタニエの祖にあたる人物であったがしかし残念ながらもルヴィア・ヴェスタニエの方があらゆるヴェスタニエの祖にしてエルセリウス・ネルセリウス両世界で活躍した。

「ようやく、ようやく、?ジェラフバルト」

「神の時代は死んだ。人の時代だ。」

 星の空気を肌身に感じる。たしかにこの50億年が過ぎて神の時代は人の時代に譲渡してペルセウス・フォン・フリーレン・エスタンスが世界を束ねている。

「ニャ”オ”ハ”ァ”立つッ!!!」

 ジェラフバルトの腕が銀化してアガートラームに切り替わる。

ジェラフバルトぉ、WOO、WAOッ閉店ガラガラのネタだぜ、身内ノリがクソ寒いで滑ってるんだよ」

「否定されるとはこりゃぁ」

 ルヴィアの腕をジェラフバルトがガードしてパリィされる。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ!」

 ≪ルヴィアァアアッ!?ジェラフバルトは坂本勇人の遺志を継いでる。巨人を狩る統べる巨人の王を鉄鎚↓がぁ、そういうゲームじゃねぇよ、こりゃぁマズいと判断する≫

「チッ、NOAHで余分使いすぎたか。馬鹿野郎」

 星の遺跡の最上階は宇宙の根源の秘匿の恥部であり、秘部でもある。禍々しい気のオーラにメガトン級に気分が気持ち良すぎだろぉ!?あらゆる惑星配列のフォトンベルトの中心にジェラフバルトの強さにルヴィアは血を吐いてフラフラに立ち上がる。

 ≪覚醒の引きを取らない。ルヴィアも限界を超えている。ましては50億年間ひたすらも転生を繰り返す不死の存在であるジェラフバルト相手か。マルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエは巨人の血筋に神の血筋が流れている。≫

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ」

 ジェラフバルトのアガートラームの猛追にルヴィアは星の渦に吞み込まれそうになるが、ジェラフバルトの覇気がその禍々しい魔王の気が剝く。

「止せや、ルヴィア。無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!?結果は視えている。俺は不死の転生者だ。メガトン級に俺を殺せるのは不可能の数字天文学的の数字に近い。アイツがアイツが立ち上がる!今からお前の出番だろ、無限の力を引き出すにはオレ以上の魔術師はいない」

「口車の乗るな!?チッ、減らず口はみけねこ譲りの虚言癖のとんかつ姫衣半分剥がして飯半分の乱入デブの常識が通じるなと思いあがるな!?梨民だか衛門だかオメェは暗黒脳の許せねぇ初めて歪んだ気持ちがオメェだろうよ!?地獄の底から這い上がって限界を超えてテメェをぶっ潰す」

 流石に吐血した上でルヴィアが立っていられるのがルヴィアの身はすでに脆くも崩れてジェラフバルトは魔術が炸裂する。

「O demon king, O cry of the soul, Crawl up from the depths of Hell Your blessing is the king of the covenant, The golden wedge has already been liftedDraw infinite power from the depths of hell where he will resurrect, five billion years worth of magical power in your contractO shout of victory ≪Infinite Magical Power≫ Dragon King, Heavenly King, it's the Knight of Heart, come back from Hell The Knight of God, chosen by the Holy GrailThe blood burns, the tombstones are endless mounds of mounds, the convergence and the sharpening of the sword, the heartbeat of the sword,≪Dream Sand Lion≫」

 ジェラフバルトの詠唱で眷属の魔神達の猛攻撃をルヴィアのダーインスレイヴが薙ぎ払い、ジェラフバルトは20代の青年の見た目だが50億年間も転生をしている不死の魔術師。巨人坂本勇人の首を討ち取り、ジュリアから転生の果実である生命の実を盗み喰いみけねこが初代の転生の不死者であったのをその存在意義の意識を改竄してジェラフバルトは時間を戻してみけねこが果実を食べる前にその手で殺して今に至る。ルヴィア渾身の一撃もジェラフバルトのアガートラームに止められる。

神々凱旋冥紅蓮葬破天蒼斬ラウンド・ミリオンゴッデス・ハーデス・ディアヴォルティリ・ヴォルチェロフニカ

 ジェラフバルトの不死に特攻を与える斬撃にジェラフバルトは初めて傷を与えた。羽織っていた黒コートを脱いで本気で挑む必要があった。

 ≪まだ勝機があるか?ルヴィア≫

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ・・・あるに決まってるだろうがよぁ!」

 ルヴィアはダーインスレイヴを地面に突き刺して血を拭う。ジェラフバルトにこれ以上は近寄られない。

「ホ”ゲ”ェ”――――――――――――――タ”ッ”アア”アッ!?」

 気合で立ち上がり剣を構える。目が霞んで見える。聞こえる。

「随分無理し過ぎじゃないか?俺を殺せるのもいつドヤ。ん?」

「だ”にょ”っ”す”」

 ノヴェル・ノエル・オースティア・オーヴェルアウグヌティヌス・アースアーシェス・ハートフィリアが星の切れ目から姿を見せる。NOAH本人に違いない。

 ≪ペルセウスの大馬鹿に感謝を言え。クレア本人がどういう?双星の天剣として知られているNOAH使いのクレアの事か!?いやいや、ティヴェルティヴェルア?まぁ本人が登場するのは予想GUY≫

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ!」

 ルヴィア・ヴェスタニエの肩を貸すノヴェル。クレアとは腹違いの姉でジェラフバルト卿の叔母。ヒトミの妹であるノヴェル。

「お”ら”あ”あ”っ!まだ立てるぜぇ」

「しかしマルドゥクのヤツめ。ルヴィア?今から言う事は聞かないでもらえるか?KnghitsOfDarknessの始まりの13人の英雄は本当にどうしようもないまだまだ苦労はする。私が目覚めたのもお前さんに応えるためだ」

 ≪ヒトミの時代からお前のことを知っているが、NOAHをこの世界で生み出した。こくヌキ1000年王国の神の再臨と言うエルサレムに救世主の到来?イザヤの予言?ヨセフの子孫たちがユダヤの12の民はカナンを目指した。カナン≠ノエルは大娼婦の淫婦の画面でユイガイガイユガイガイの連続コンボを決めるヤリたいことに年齢は関係ない!?ノヴェル≫

「・・・・・・・・ジェラフバルト、この剣を抜く」

 ノヴェル・ノエル・オースティア・オーヴェルアウグヌティヌス・アースアーシェス・ハートフィリア。ノエルの剣が鞘から抜かれた際に眩い強烈な閃光がジェラフバルトを貫く。ノエルの剣はNOAHその閃光を空を裂く黒の剣はジェラフバルトに傷を与える。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

「流石は・・・KnghitsOfDarkness」

「ん?の名をいまさら思い出したか?貴さまが人の時代で造り上げた私用私設の義勇兵をなっ!?」

「今になって後悔はしてる。星を喰らうあのバケモノ相手にどうしても13人が必要だった。当時はまだ僕はヴェスタニエ正統なる人間で当主であった!?13人集めたのも君を雇ったの恩赦を忘れたのか!?」

 止血するジェラフバルトに剣を向けるノエル。50億年前に遡るがノヴェルはジェラフバルトにNOAHの白い十字架を纏い鎖に繋がれた5尺の長刀の衝撃波がジェラフバルトを穿つ。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ」

「1000年前とは随分と衰えているようやな?私は所詮、封印されている。オメェはメガトン級の極太巨根で私をイカせたいのか?」

「ふざけるな!?」

 ジェラフバルトは血を拭い詠唱の魔術は神域の8その魔術の牙が剥く。

 ≪Heiliger Speer, dein Segen ist der Löwe, der in den Tiefen der eisernen Rüstung schläft, meine Magie, die aus den Tiefen der Hölle aufsteigt, die die Erde versengt, die dreizehn Könige, die Manifestation des Unheils aus der Unterwelt.O Brüllen meines Triumphs, o wohlhabende Stadt, o sieben Tore, sieben Sünden, tief im Inneren des dicken Stahls Mit einem riesigen Schwanz der Megatonnenklasse, ein unendlicher Dämonenkönig, der aus den Tiefen der Hölle kriecht, fresse die SterneSelbst wenn meine schwache Hoffnung verschwindet, kämpfender Löwe, wenn die Sonne sich überschneidet, großer silberner Arm, der nur einen großen Wunsch erbt, den heiligen Speer zu entsiegeln, der im Hexenhügel schläft, die Manifestation meines brüllenden Arms des Dämonenkönigs, oh Gott, segne dich≪Made of the Infinite King≫ Bezeichnet die Befreiung der 13 Fesseln meines heiligen Speers, der Quintessenz meiner Magie, die die vergangene Nui, die Nacht der Nachtlosen Hexe, übertrifft≫

 ジェラフバルト卿の本気の詠唱が無限大の魔力を引き出す。かつてないほどの威力の聖槍が宙に浮かび四方にノヴェルはその剣を一振りした。

「解」

 ジェラフバルトの聖槍を剣で吹き飛ばすが、ノヴェルは倒れた。

「騙されるなよ、だがしかし、力を許容を超えた」

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ」

 ジェラフバルト卿はそこにはノヴェルをあっさりと斬り伏せてルヴィアは立ち上がった。

「よくも?っつーか、偽物だったのか?イルカマンがいるじゃないか!?イ”ル”カ”マ”ン”ッ!?オメェ、騙し討ちが得意になったのか?」

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ」

 ノヴェル・ノエル・オースティア・オーヴェルアウグヌティヌス・アースアーシェス・ハートフィリアことNOAHはあの水晶に戻った。ルヴィアは絶望をはねのけてジェラフバルト卿本物が歩み寄る。

 星の遺跡の死闘にルヴィアは剣を握りしめる。ジェラフバルトは詠唱を完成させて13の聖槍が星を囲む。

「ッ!?マジかよ」

「俺はわかると思うのか?ニュイ様が世界の管理者相手に敗北したのを知っている。俺はそれを学習した。ニュイとは違う」

「娘!?」

 ルヴィアは戸惑う。ジェラフバルトの血族を継ぐのがニュイだとすると?答えが怖い。だがジェラフバルトは余裕が垣間見えた。

500ハイッ、マッチングしました。だにょっすさん相手よろしくお願いします。イ”ル”カ”マ”ン”がいるんですけどね。ンンンッン”ン”ン”ン”ハッハハハハハハハハハハハハハハンンンッン”ン”ン”ン”」

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ!立ち上がれぇぇぇぇぇッ!?ぐぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 本物のジェラフバルトはいいやマルドゥクはマルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエは20代の風貌で見た目が長髪の金髪で真紅の眼をしている男性。禍々しい覇王の覇気を放ちルヴィアも限界を迎えている。

 ―――――――星の遺跡・中央部――――――――

 ペルセウスたちがようやくたどり着いた。ミニエスタ・ルミナ・キング・アズラヴェスタニエの陣頭指揮に従いペルセウスたちも内部まで登ってきた。

「初代のお役にも立てる。キングは何度もを登った記憶がある。それはジェラフバルト卿ンの首をジャック・ウォーカー共闘で討ち取ったからだ。」

「全員ボロボロだぞ、ルヴィアは?アイツの霊圧は感じられるよ」

「そこを上だ!もうすぐで星の内部に辿り着く。」

「外ではヤン・ナリが待機してる。反陽子・反水素・反中性子・反重力の反水素原子のTMTを超えるDTMでもTODでもそれは星の遺跡の魔力値はそれ同等だ」

 ペルセウスはフィオリアッテド譲りの剣術と黄金の銃に長けているが、星の遺跡の最上階の門までどうにか辿り着いた。

「電話だ」

 ≪もしもし?社長ですか?ヤン・ナリでぇす≫

 ≪ヤン?君は遺跡の上空にいるのか?60000km離れていなさい。もしも、俺らが期限の時間まで戻ってこないと判断した場合は離れなさい。問答無用で死ぬ≫

 ≪エルセリウス・ネルセリウスの距離を飛空艇で限界まで上昇ですか?飛空艇が壊れますよ。然し、ペルセウス社長は世界に居ては欠かせない人。わかりました≫

 ≪10分だ。1010分超えても戻ってこないと思ったら我々は死ぬ。ヤン?飛空艇の技術はエイボンに頼んである≫

 ≪エメフィール・ド・エイボン?あのアトランティスの賢人にお会いしたのですか?エイボンは仮面の内側は知らない。あの鉄仮面で何を考えているかわからない変人に頼れと?≫

 ≪そうだ、これは俺からの我儘だが、ルヴィア・ヴェスタニエ最期の戦いだ。KnghitsOfDarknessが始まる瞬間に立ち会う。して、ヤン?8国の君主を見くびっているがここに立っている猛者は原神インパクトのメガトン級にイカした王たちだ≫

 ≪ヤン、わかりました。このことは後世に伝えておきます≫

 ≪そうすることが一番だ。≫

 電話を切って最上階の門を抜けて星の上空の隕石の重力場に踏み込むとルヴィアはボロボロで立っていた。

「スティヴェルト・ティヴェルトクト」

「ハーデス!!!!!!!!!」

 ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインと耳鳴りが黒い物質の渦ではルヴィアの剣でも届かない。むしろルヴィアの力を奪った。

「ゲハゲハゲハゲハゼハハハハハハハっ、ンンンッン”ン”ン”ン”ハッハハハハハハハハハハハハハハッどうだ?ルヴィア?」

「クソッ、ッ・・・・まだ終われねぇよなぁ!?」

 ルヴィアは諦めてもいない。ルヴィア・ヴェスタニエはジュリアの子。兄にイシュガルド・フォン・ジュリア・ヴェスタニエと叔母にはカナン・イシュガルド・フォン・ヴェスタニエといづれも歴代ヴェスタニエの祖にあたる人物であるルヴィアは息を整えて剣を向ける。

!?ジェラフバルト、最後だ!!!!」

「懲りないルヴィアだな。結果は視えているよ」

 ジェラフバルトは黒い十字架を外して禍々しい覇王の覇気を放っている大剣に変形し黒コートでこれがマルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエの真の形態。本来は剣術に才能があった若き獅子は渾沌に覚醒して闇の魔術師としてヴェスタニエの血族から袂を分かれた。

「ソシエール・ド・グランヴェルグラヴェルツィア!!!!!!!」

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッ」

 黒い斬撃を受け交せずにルヴィアの体が痺れて黒い粒子で身動きもルヴィアが持っている白い十字架をジェラフバルトが千切って簒奪された。

「NOAH、これで一つだ。ルヴィア!!!!!」

「ンンンッン”ン”ン”ン”ハッハハハハハハハハハハハハハハ」

 ジェラフバルトに為すすべもない。

 跪いてルヴィアの首元にジェラフバルトの刃が光る。

「これでお前は終わる。永久にヴェスタニエは終わる!!!!」

「それはテメェのジョーシキだろォ!?私はこんな状態でも闘志が燃えてきてるんだよぉ!?ドツイテやるぜ!?だがしかし、終わらせねぇよ、アイツがアイツがアイツが蘇る、地獄の底から這い上がって立ち上がる!?」

「何!?」

 ルヴィアはダーインスレイヴを握りしめて覇王の覇気を限界まで放ってジェラフバルトは距離を取った。

(一体どうなっているんだ?ルヴィアではってルヴィアじゃない???ルヴィアは?ヴェスタニエが調子が狂うな)

「・・・・・・・・・ッ」

 人格剣!?あの時間短時間に稼いで速攻でダーインスレイヴに切り替えただと!?

「フッ、これはこれでフィナーレにもってこいだ。来るがいい」

「ライヴェル・クロス・トライデント・グレイヴ」

 閃光を穿つ極光の十字架の一撃の3連撃の神速の抜刀術がジェラフバルトの四肢を打ち砕く。この時にはルヴィアの遺志として歴代のヴェスタニエが継承してゆくとして星に刻まれた。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ」

 血が止まぬ。紅蓮の血が滴り落ちる。最高にメガトン級にキックオフに痛む。

「キルーシャ・ディ・ゾーファテチェルノーネ」

「クロス・トラインデント・グレイヴ」

「アガートラーム・シルバー・ブレットレイ」

 神速の抜刀術の空中コンボの斬れから上腕での6コンボの剛腕から繰り出す殴打に目にも見えぬ速さでルヴィアの人格をダーインスレイヴが継いでダーインスレイヴ本来のテゥエルターナー戦争で活躍した義勇兵の本懐が告げている。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ」

 ジェラフバルトは足を地面に跪いて血が止まらぬ。

「まだ、まだ、オレはここにいる!?」

「ソレがジョーシキだろうなぁ!?」

 ダーインスレイヴの強さにジェラフバルトは覇王の覇気を圧縮した圧を放つ。今までに感じ取れない霊圧が壱点に爆発した。

「・・・・・・・・もう戻れない。私はマルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエという人間を殺すかもしれない。だが、やるぞ!120000俺はここで・・・・ルヴィア・ヴェスタニエ覚悟を」

「ウゼェッ!?」

 ルヴィアが剣を戻して息を整える。ダーインスレイヴは天に還った。流石に能力を発言した後ではただの青銅の剣と成り果てるが今のルヴィアで十分だ。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ、どりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」

 ルヴィアの背後にジェラフバルトの覇王を纏った剣先が捉えて首を攫まれてルヴィアは抵抗するがジェラフバルト自身今までのジェラフバルトではない。

「終わりだ、ルヴィア」

「ッ」

 ルヴィア・ヴェスタニエはジェラフバルトに斬られ星の内界に堕ちていった。生死不明。

「嘘ダロォ」

「ルヴィアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 ペルセウスから立ち去ってゆくジェラフバルト。

 ――――――――KnghitsOfDarkness前日譚第Ⅰ部完結――――――



 

 

 




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