第92話 二人の愛は本物!? その1

「颯太さん!❤」

「ここなら、本当の死角に成ります♪」

「カメラは完全に『自主規制』に入りますし、スタッフさんもドア越しからでは確認出来ません!♪」

「それにスタッフさんも、ドアを勝手に開けることはまずしません♪❤」


 部屋のすみで、和やかな表情で言うさくら!?

 其処までして、俺の“ぞうさん”を見たいか!!

 さくらも……同じ物が付いている癖に!?


「本当に言っているの。さくら……///」

「さくらの熱意には負けるけど……俺の“ぞうさん”を確認して、本当にどうするの……?」


 呆れ口調で、俺はさくらに聞く。


「ですので、愛の確認ですよ。颯太さん!❤❤」

「颯太さんが私のことを、本当に求めているかの確認です♪❤」


 頬を染めながらでも、笑顔で言うさくら!!

 俺の“ぞうさん”は相変わらずの元気状態だから、これを見せれば“さくら”は嫌でも納得するだろう!?


(さくらも同じ男性だ……)

(この死角の場所なら、見せても問題はない気はするが、それだけで終わるだろうか?)


 俺は迷いながらも……さくらの熱意に負けて、俺の“ぞうさん”をさくらに初公開させる決意をする。

 この関係が続けば、何時かはその時が来る。

 その日は予想以上に早く、今日に成っただけだ!?


「分かった……じゃあ、さくら!///」

「俺の愛が、本物だと言うのを見てくれ!!///」


「はい♪❤///」

「愛を見せてください!❤//////」


 俺は嬉しそうに言うさくらを見ながら、手早くズボンとトランクスを足下あしもとに下げる。


「!!!❤❤//////」


 室内は元々薄暗いが部屋の角部分で、俺とさくらが居るから更に薄暗く成る。

 さくらは膝を床に付けて『目をキラキラ』させながら、俺の“ぞうさん”を観察している。

 あれ……さくらのその体勢って、不味くないか??


「颯太さんの成長時も、これだけ立派に成るのですね❤//////」

「私を見て、元気良く上を向いている、颯太さんの“ぞうさん”♪❤///」

「さくら、大満足です!♪❤///」


 頬を染めながら、本当に嬉しそうに言うさくら。

 さくらは、これを求めていたのだろうか?

 一番分かりやすい、愛の確認では有るが……


「……満足した。さくら…//////」

「俺は色々意味で、さくらを大切にしたいと思う…!」


「だからこそ、これ以上の行為は、また今度にしような……!?」

「……!!!」


 俺が格好いい言葉をさくらに述べている間に、さくらもスカートを足下に下げて、更には綿ショーツも一緒に下げていた!!

 本当に何を考えているの。さくら!?


「……颯太さん」

「私も……、颯太さんと同じ状態です!//////」


 恥ずかしい表情ながらでも、笑顔で言うさくら……

 薄暗い部屋の上、さくらは膝を付いているが、それでも俺の“ぞうさん”と同じ様に、さくらの“ぞうさん”も上を向いていた。


(このギャップがたまらんと言う人も、絶対に居るだろうな!!)

(恥ずかし嬉しい表情をする美少女に、勃起した男性生殖器……)


 これが、絵に為るかどうかは俺には分からんが、これが小説の世界なら絶対に、挿し絵が入るはずだ!!

 膝を付いた、男の娘美少女のエロいシーン!?

 出版時は……綿ショーツ越しでの修正に成ると思うが!?


「さくらも……凄く、俺を求めているんだね!//////」


 俺は優しい口調でさくらに声を掛ける。

 さくらは同性だが、俺は男性のさくらでも求め始めていた。


「はい…。私達の愛は本物ですよね…❤//////」

「お互いが……こんなに元気ですから……❤//////」


 お互いを見て、お互いの“ぞうさん”もお互いを求めている……

 これが異性同士だったら……凸凹をはめ込むだけで良いが、俺とさくらはこれ以上を進む時は、どうすれば良いのだろうか!?


(これが……成人向けの世界なら、お互いの“ぞうさん”を『自主規制』の展開に入るのだが……カラオケ店での行為は道理に反する)


(それに何度も思うけど、まださくらは高校生だ!)

(俺は良識の大人で有る以上(!?)、最低限のルールは守らなければ!?)


 お互いが、こんな場所(カラオケ店)で求めては当然駄目に決まっているが、俺とさくらはピンクモードに突入していた……

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