ノストラダムスの予言

健さん

第1話

俺は、幽体離脱する体質。寝ていると、ふっと、気が付くと、”トンネル”の中を、上昇していて、時間にして、30秒位か?そして、トンネルを抜けると、そこは、地球上では、見た事のない、何とも目に眩しいお花畑の光景だ。そして、”川”。いわゆる三途の川である。この川も全く濁りもなく、真珠のような、すき通ったきれいな川である。お釈迦様の心の中みたいに。よく見ると、向こうの岸に、生前の、おじいちゃんおばあちゃんが、いて、何か叫んでいる。よく聞いてみると、「まだ、こちらに、来るのは、早いぞ!早く帰りなさい。」そして、気が付くと、いつのまに、自分の体内に”魂”が、戻り、目がさめる。また、”あの世”では、死んだ人と、会って、会話もできる。この前、離脱して会ったのが、生前は、会ったことは、なく、よくテレビで見ていたドリフターズのいかりや長介さん。口癖のように、よく、”だみだ、こりゃ”って、言ってたっけ。そして、その近くにいたのが、志村けんさんだ。”バカ殿様”の格好してたよ。まさか、コロナで、死ぬとは、思わなかったって、言ってたな。ある夜、また、自分の意志ではなく、幽体離脱した。すご~い大昔の人だ。本などで、肖像画しか、見た事が、ないが、インパクトの顔で、よく覚えている。まちがいない。ノストラダムスに、会ったのだ。俺は、躊躇しないで、声をかけてみた。「世紀の大予言者の、ノストラダムスさんですか?」すると、蓄えたヒゲを撫でながら、「そうだが、、世紀の大予言者だなんて、照れるな~。」(なんだよ、志村けんさんみたいなこと言うなあ~)「一つ、質問が、あるのですが?」「何なりと、言いたまえ。」「ノストラダムスさんの有名な予言で、1999年7の月地球が滅亡すると、予言しましたが、その年に滅亡しませんでしたが、、」すると、頭をかきながら、「、、、、、、」無言?「答えてくださいよ」「ノーコメント」「ノーコメント!?ならば、あと2つ聞きたいのですが、現在世界中で、コロナ感染が、蔓延していて、感染者が減らないのですが、いつ、終息しますか?」「コロナ感染は、以前から予言していた。」(ほんまかいな?)「コロナは、収束することはなく、このまま、人類は、永久にウイズだ。」(ウイズ??フランス人なのに、英語かいな?)「そして、最後にもう一つ。南海トラフ地震、首都直下型地震が、いつきても、おかしくないと、専門家が、言っているが、ズバリ、いつ頃、大地震が、起こりますか?」葉巻を、吸いながら答えた。(いつのまに葉巻を?)「”それ”も予言していた」(ほんまかい?この人、やはり、結構いい加減な人だな)「いいか、心して聞けよ!今から、5分後に発生するだろう。」「5分後?だみだ、こりゃ。付き合ってらんないわ。やっぱり、この人、いい加減な、占術者だ。相手にしないで、早く”現世”に帰ろう。」そして、現世に戻り、自分の体に戻ろうとしたが、(ん、ん??どうした?戻れないぞ!)よく見ると、おいらの体が、部屋のタンスの下敷きに。どうゆうこと?おいらは、天井から、見ているのだが、よく見ると、部屋が、散乱してるぞ。1か月前に購入した、テレビが、傾いている。(まだ、ローンが、残っているのに。)そうか、ノストラダムスが、予言した地震が、発生したのか。余震?まだ、少し揺れてるぞ。ノストラダムスの予言は、確かに的中したけど、おいら、死んじまったよ~。志村さ~ん!(だいじょぶだ~)。

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