第13話

そして日々は過ぎ結婚式の日


「ナターシャすごく綺麗だよ」


「レオ様もすごく素敵です」



なんだ?


大勢の人間の匂いがする


まさか、また人間が魔界を襲ってきたのか?



「魔王様大変です!人間が城に攻めてきました。早くお逃げ下さい魔王様」


「やはり人間だったか。アシリ・・・ナターシャを安全な場所へ避難させてくれ」


「魔王様も一緒に行きましょう」


「いや私はここに残って人間と話をする」


「なっ!戦うのではなく話なんて・・・人間が聞いてくれる訳ありませんよ魔王様」


「やってみないとわからないじゃないかアシリ」


「ですが魔王様」



バァンとドアが開き多くの人間がやって来た


「魔王がいたぞ。みんなこっちだ」


「人間よ。君たちはなぜ魔界を攻撃する?」


「悪魔なんぞ、この世にいらない存在だからだ」


「この世にいらない者などいない。昔は悪魔も人間と共に仲良く暮らしていたはずだ」


「悪魔と共に暮らすなど無理に決まってる!」


「やってみないと、わからないじゃないか!」


「ええい、うるさい俺はお前を倒す!」


そして目の前の男が剣を私に振りかざした。


「魔王様お逃げ下さい!」


「レオ様!!」


私の目の前にナターシャがいた・・・。


どうなっている?なぜナターシャが倒れているんだ?


私をかばったのか?ナターシャ・・・。

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