第3話 意外といけそう

 では明日行ってきます、と前回(一週間前)言ったにもかかわらず翌日起きれなかったので延期しました。仕方ないね眠かったんだもの。昨日今日で田舎に帰って作業してきました。

 結論的には、思ったよりうまくいってしまった。もうこの小説(?)は次回あたりで終了かもしんない。

 とりあえず1メートルだけ作れた。一日かけて1メートルは少なすぎる。でもまだ実証実験の第一目ですから。構想通りに作れてしまっただけで大成功だ。

 作業がそれしか進まなかったのは、材料となる倒木や孟宗竹の切り出しが大変だったのと、ドリルでの正確な穴あけがけっこう面倒だったからだ。あと、ほかの作業が面白くてそっちへ行ってしまったからだ。

 荒れ果てた山を歩き回りながら、邪魔な倒木や竹やぶをばっさばっさと切りまくり、適度な長さに切り揃えて等高線に沿って置いていく――これほど面白いことはほかにない。みるみるうちに「歩ける山」へと変貌していくの。小型チェンソーを片手に山の手入れをする、これは究極の娯楽として近いうちに大流行すると思う。

 話が逸れてしまった。で、作ってみた防獣柵を説明しないとあかんのだけど、カクヨムは写真は貼れるんかな? 文章じゃうまく説明できないよ。


(……検索中……)


 なんか「近況ノート(https://kakuyomu.jp/my/news/16816927860112598396)」になら画像を貼れるらしい? ので、そっちをご覧いただければと思います。


 もう書くことがなくなってしまった。わが国の山間部をイノシシ被害から救う偉大なる発明にほぼ成功してしまったというのに、なんだか大した達成感はないな。まあ今後も課題は多いしな。

 以下に今後の課題を記して今回は終わりにしよう。


・一日1メートルしか柵を作れないのではさすがに話にならない。一日十メートルは進まないとやる気が失せる。そのためには治具(じぐ)を作成する必要がある。材を1メートル幅で切り出すための治具と、ドリルで正確な位置に穴をあけるための治具だ。治具ってのは、えーと、作業を速く正確にするための補助ツールって意味ね。そんな難しくはなさそうだから、今週中になんとかしようと思う。

・鉄筋二本で立っているだけの柵なので、当然ながら、前後にびよんびよんと揺れてしまう。イノシシが本気で突進したらかんたんに突破されてしまうだろう。それは構わない。まずは土地を囲って、どこをどう突破されるかを見なくてはならない。

・鉄筋は一番安い直径十ミリでいいのか、ちょっと高いけど丈夫な直径十三ミリにすべきなのか。材に空ける穴は鉄筋の直径とぴったりにすべきなのか(雨が材に入りにくく長持ちする)、余裕を持たせて作業を簡単にすべきなのか(作業は簡単になるが雨が入り込みやすく材が腐るのが早まる)。そういった細かな試行錯誤がまだ必要だ。


 いまのとこそれくらいかな。ではまた来週。


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