(二)-6
テレビ画面を見ていると、ニュースはまだ続いていた。その映像を見ているときだった。再びデニスの携帯電話が鳴った。
「なんですって!」
デニスが大声を上げた。
「市内中心部のアジトが軍に襲われているわ」
デニスが深刻な顔でメンバーたちに伝えた。リビングで今後の活動について話し合っている最中だった。
電話で聞いたところによると、軍は、家を一軒一軒訪問し、反政府活動家がいないかどうか調べ回っているという。デモに参加したことを認めるとすぐに射殺されるという。そうして、市の中心部を中心に次々に市民が殺されているというのだ。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます