第63話 普通と言う概念に縛られる
自分は普通です。
普通の人々。
普通の生活。
自分は普通じゃあない。
普通の考え方ではない。
普通の生活じゃあない。
今回はこの普通について考察してみます。
上の文例から見れば、普通とは一般的とか平均的と言う意味が有るようですね。自分は普通ですと言えば、それは自分は平均的で外れた人間では無いと言ってる分けなんですが・・
この平均的とはどういうものなんでしょうか?
例えばですね・・
ここに100人の人間がいます。
数学のテストをしてみます。
因数分解のテストです。
因数分解は中三で習うので、まあ簡単とも言えますし、難しいとも言えますよね。
おそらく0点の人もいますし100点の人もいます。私の場合は得意分野ですが・・
多分ね・・
大人に因数分解のテストをすれば7割の人は30点以下だと思います。2割ぐらいの人は70点てんいじょうでしょうね。そして残りの1割ぐらいの人が50点ぐらい取れると思います。つまり普通の人は1割しかいないのです。
別の例で考えてみましょうか・・
年収がどのくらい有るのか見てみますね。
これは統計が有りますので分かりやすいのですが・
ここに40代前半の人が100人います。
統計では男女を分けないとこんな感じになるようです。年によっても違いますけど大体こんなものでしょうね。
200万・・10%
300万・・21%
400万・・25%
500万・・11%
600万・・10%
700万・・11%
800万・・6%
900万・・4%
1000万・・2%
この統計の中間は600万円ですが600万は1割しかいません。
案外と平均付近には人が居ないのです。
銀行のデータでは・・
20代の平均貯蓄額は142万円なんだそうですが、貯金0円の人は61%も要るそうなんですよ。これから推察出来る事は、、高額貯蓄を保有している少数の人が、平均値を引き上げていることが考えられるわけです。
これから考えても、平均的とか普通という概念が実際と違う事が解りますよね。
つまり私が言いたいのは、普通の人の方が断然少数派だという事なんですよ。
我々は有りもしない普通と言う概念に縛られているという事になるんです。
ですからね、別に普通で無くて良いんですよ。
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