第62話 続 世界はかがみ
今回のテーマは前回の続きで、もう少し深掘りしてみます。
私がプロジェクターで周りに見えているのは、世間というスクリーンに私が投影されているのだとしたら、、、
これは何と言う混沌でしょうか!人間は嘘つきでご都合主義、本当に信用できる人はどれ程いるのか。男は皆シューティングゲームが好きで人を殺しまくる。プーチンがどうしたって?! お前らは皆プーチンみたいな者だ!本当は自分さえ良ければ良く、自分さえ金持ちに成ればそれでいいんだろ!!ホームレスやジジィなんてゴミだ!早く死ねば良い!そう考えているんだろ!!
そうなんですよ!
そう!!
それが、私自身だとしたら、、
この混沌が隠れた私のもう一面だとしたら、、
私達は何を恐ているのか、、
それは自分自身の闇なのか?
私の心は外部から入ってくる情報や刺激に反応して作られる。世間の混沌は私に移り、そして私によってスクリーンに映し出されるのだ。
世界が醜い物ならば私も醜い。世間が無知なら私も無知なのだ。世界の混沌に救いが無いのは。それは自分自身の中に救いが無い事の反映なのだ。
ところがどうだろうか、、
こうして自然の中に一人居ると、周りに混沌はなく、世間の喧騒は嘘のように消える。ここには欲や見栄もなく、全ては自然の秩序の下にある。だから自然の中にいると心が安らぎ、心のが洗われる気がするのだ。
今、自然の秩序が私の心に移り、物事の本質に触れている。今見えている美しい世界は私の心がスクリーンに映し出しているのだ。
そうなんですよ、、私達の心は何かに触れる事によって明らかに変化する。だから学ぶことに意義があり体験する事に意味があるのだ。その事が、、その事だけが私達にとつて救いなのでは無いのか、、、
そう思うんです。
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