第22話 男女共学。

男女共学と、女子だけ 男子だけの学び舎とでは、どこが違うのでしょうか。私にとって、異性の目を気にしない3年間はとても有意義で自然体で過ごすことができたと思います。自分の好きなことに迷いを持たず、没頭して取り組めたと思います。男女絡みの諍いさかいもなく、平穏な空気だったことを思い出します。


10代の後半は、振り返れば精神的成長にとって大切な時間だったと思います。その大切な時間を男女がらみの諍いやモテるとかモテないとかの迷いで失うのは大きな損失だと思います。私の場合、15才から18才までの3年間は異性を意識しなくて良い世界で、様々な体験や勉強に没頭して取り組めました。その体験が今の私の基礎を作ったと感じています。


感性とか素質とかは元々持っているものでは通用しないのです。感性とか素質は磨かれてこそ力を発揮するようになるのです。その時期が十代後半だと思います。なぜ十代後半なのかと言えば、それはこの時期が思春期で感性が尖っているからです。この時期に磨かれた人は後に力を発揮すると思います。

勉強でもスポーツでも或いは冒険でも、何でも良いのです。何か夢中になれるものに出会えれば・・これが有れば自分は生きていける・・そんなものに出会えたら・・・

それこそが我々の究極の望みなのですからね。

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