第11話 酸素
酸素と言えば何を想像しますか?
空気中の酸素濃度21%でしょうか・・
あるいは、植物が光合成で酸素を放出するとか・・
今回は酸素について科学的に考察してみます。
ところで・・
我々の体は60%は水だって知ってますよね。
60kの人がミイラになると24kになる計算です。
この60%の水は、酸素と水素の化合物です。
H2O・・ですね。
何と我々の体には大量の酸素が有るんです・
とは言っても水素と強力に結合していて分離は
とても難しい・・
燃やしても水蒸気になるだけで酸素を分離する
ことはできませんね。
でも、その水蒸気を800度以上で加熱する
水素と酸素に分離するんです。
福島の原発事故では炉内が2000度ぐらいに
なって、水蒸気が酸素と水素に分離したんです。
ご存じのように水素は軽いので、上に登って
建屋の水素爆発につながったのです。
今、政府は新しい原子炉で水蒸気を分離させて
水素を取り出す実験をしています。
その水素を使って、燃料電池自動車を動かそうと
いう構想です。
あ、今回は水素ではなく酸素の話でしたね(笑)
我々の体のかなりの部分が酸素ですから・・
海も半分以上は酸素ですよね。
これはすごい量ですよね。
いや、いや、そんなもんじゃあ無いです!!
水だけではないのです。
地球の大部分を占めるマントルは石英とか長石です。
マントルの主な成分は二酸化ケイ素です。
SiO2です。
ケイ素に酸素が2個ついていますよね。
この地球の構成要素の半分以上は酸素なんです。
とは言っても体積でみればってことなんですよ・・
地球の元素の割合を重量でみると・・
鉄が34.63%・・
酸素が29.50%・・
ケイ素 15.20%・・
とこんな感じになるんですが・・
ただね・・
酸素無では地球そのものが存在しない。
そういう事になるんですよね。
これは、目から鱗でしょう・・
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