かぐや姫

 昔々、おじいさんが竹林で光る竹を見つけ、試しに割ってみるとなんとそこには赤ん坊がすやすや眠っていた。おじいさんが手をのばしたその時、赤ん坊は突然かっと目を見開いて「ゼロ」と叫び、その瞬間に爆音と風がおじいさんを吹き飛ばした。おじいさんが目を開けると、暗くなりかけた空に向かって煙を上げながら昇っていく竹が見えた。その日は満月であった。

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