オーベルシュタイン「私のナンバー2不要論は、鎌倉時代でも有効のようだな」

(2022年4月17日 第15回「足固めの儀式」視聴後)


 北条義時が、謀反した荒ぶる坂東武者たちを説得するシーン。

 『ジュラシック・ワールド』でラプトルを宥めるクリス・プラットでしたね、もろ(笑)

 めっちゃ強そうな奴にホイホイ鞍替えして襲ってくるラプトルと、坂東武者が被って被って、笑いが止まらねえ。


 上総広常。

 意外と長く出番がありましたね。

 昔から、頼朝に無実の罪で謀殺されるのは知っていましたが、今回は「坂東最大の不安要素を、未然に潰しておく」という頼朝側の都合と、頼朝に心から臣従していた上総介の人柄が、余す事なく描写されて、辛い話でした。

 鎧に挟まっていた、遺書めいた文章を読んだ後は、頼朝も後悔したとは言われていますが。

 後悔すると分かっていても、やっただろうなあ、坂東で最大の勢力を解体して再分配する為に。

 怖いなあ、権力って。

 義時と泰時がストイックな権力者になるのは、頼朝に仕えて、やり口を間近で観ていた反動も大きいでしょう。



 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る