オーベルシュタイン「梶原景時。私の部下に欲しかったな」

(2022年3月20日 第11回「許されざる嘘」視聴後)


 義円を死に追いやった事を、稚拙な嘘で誤魔化そうとする義経を叱る頼朝が、元カノの父を暗殺させておいて、嘘で身を守る皮肉。

 誰がどう嘘を吐いたかを、丁寧に描いて暴いてくれますね。

 今回、大河ドラマでは美化されがちな頼朝・義経を、ここまで『嘘吐き』として描写するのは、主人公の北条義時を正直者として立てる為ですよ!

 視聴者にとっての安全地帯は、主人公・北条義時だけ。

 良い仕込みです(笑)


 義時も、執権になる頃には、頼朝を見習って嘘のつき方が上手くなっているかもしれないけど。


 梶原景時も、ダーティな仕事を手際良く熟す武将として、本領を発揮し始めました。

 頼朝に合流して最初の仕事が、義経の嘘を暴く事って、見事な笑い所。

 景時と義経は、ずっとそういう関係だし。

 最後まで、ずっと。

 演じている中村獅童さんが、真面目な顔で静かに「お仕事」をする様子にウキウキしつつ…



 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る