不吉な来訪への応援コメント
レイクの心情描写が、良い面も悪い面もしっかり書かれていて、表紙のようなことに至るまでいろいろあるのだなぁと思いました。
表紙を読む限り、悪役のようですが、葛藤が分かってしまうだけに、憎み切れません。
この先に待つ悲劇は、何が彼の心を壊して起きたのか……
楽しみに読ませていただきます。
(読みに来るの遅くてすみませんm(__)m 体調が思わしくなくて。)
作者からの返信
副島桜姫さん、続きもお読みくださりありがとうございます!
善良な医師に見えるレイクも、裏では複雑な葛藤を抱えていたのでした。単純な悪としては片付けられない、彼の人間性を感じ取っていただけて嬉しいです。
悲劇の引き金となるのは何か? ご自分のペースで構いませんので、この先もお楽しみくださると嬉しいです!
滅火のちへの応援コメント
こんにちは、以前、天音朝陽という名前で活動していましたがアカウントが消滅(消されるやつ)してしまいました。
そのため名前を変えて再出発しております。
自主企画に登録されていらっしゃり、そこからやってきました。
以前ここまで読みましてコメントを残しておりました。
現在長編の執筆に取り組んでおりますが、折をみて最後まで読みたいと思っております。
作者からの返信
月詠 透音さま
こんにちは。ご丁寧に再度のコメントありがとうございます。
アカウントを消されてしまったのですね…。復旧大変だったと思いますが、その中でも再び足を運んでいただけて有り難いです。
長編を執筆されているのですね。時間を捻出されるのが大変だと思いますが、この先からは熱い展開が続きますので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
欲望の代償への応援コメント
こんにちは。貴自主企画より参りました、岩井と申します。
まず思ったのは、「こんな文体で僕も書いてみたいぜ!」ということです。
ライトノベル界でにデビューを目指している自分からすると、「読みやすいのに重厚感がある」貴作は大変興味深く、緻密に構成されているものとお見受け致しました。
遅読で恐縮ですが、またお邪魔させていただきます<(_ _)>
作者からの返信
岩井喬さま
はじめまして。お読みくださり誠にありがとうございます!
私はどちらかと言うと一般文芸寄りの作品が好きなのですが、それでも読みやすさは意識していて、会話文と地の文のバランスに配慮しています。なので読みやすく重厚感があるとの感想、大変嬉しいです。
一番手を入れた作品ですので、ぜひゆっくりでもお読みくださると嬉しいです!
蜜なる罠への応援コメント
え、え、え〜〜〜!小さなすれ違いがこんなことに。ラシーヌさんグレイさんのこと完全に忘れてしまってて寂しいです。それどころか裏切り者扱いでございますよ……。レイクにしても差し向ける味方の強みを把握していて、策士ぶりに磨きがかかるばかりですね。物理的にも権謀術数にも強いと、未だに倒せる気配がないとはこれは厳しいです。
作者からの返信
コザクラさん、お読みくださりありがとうございます!
あれだけグレイに信頼を寄せていたラシーヌですが、裏切られた痛みから態度が一転してしまいました。グレイのことは忘れてはいないと思いますが、もはや信愛が感じられないのは辛いですね。。
頑ななゼフィルには優しいラシーヌを差し向ける。持ち前の知力を活かしてレイクは策を巡らせています。
魔力でも敵わず、状況はかなり厳しいですが、今回も敵側が軍配を上げてしまうのでしょうか?
虚勢の裏側への応援コメント
突っぱねは何かしら本心の裏返しとは思ってましたがやはり逸したことに対する焦りや不安でした。明かされれば印象も変わるものですね。
いつも思うのですが、わずか1話でキャラの心情を繊細にしかし煩雑にならない程度に描くのがうますぎます。私も常からこういった作風を目指している(うまく出来てるか不安ですが)のですが本当に勉強になります。
作者からの返信
表面上は突っ張っているゼフィルですが、内心ではいろいろと葛藤を抱えていました。ただの不良少年ではなかったのですね。
心理描写がうますぎるだなんて……これ以上のお褒めの言葉はありません!
登場人物の心境を描く際には、いつもその人物の内側に入っていくようなイメージで書いています。基本は三人称で、時折一人称やその人物特有の口調を混ぜることで、登場人物と一体化できるような描写を心がけています。内面を掘り起こすことで自分も人物理解が進むことはよくあります。
描写をどの程度するかの塩梅はいつも悩みどころで、時には長すぎるかな? と思うこともあります。本話も同様の心配をしていたのですが、煩雑ではないと聞いて安心しました。
余談ですが、ブリーゼのモデルは遊戯王カードの風霊使いウィンです。
作品トップにイラストのリンクを記載していますので、興味があればご覧になってみてください!
無力の共鳴への応援コメント
少しずつ読んでおります!
人間生まれながらにしろ環境にしろ出来ること出来ないことってありますよね。腐らずいられるのだって気力のある場合で、身近に優秀な人がいれば大抵は不貞腐れるのも無理ないです。
1部にてシリカが抱いていた複雑な心境の迫りがここに来て意味を持ちそうです。うまい構成と思います!
作者からの返信
コザクラさん、感想ありがとうございます! 読み進めてもらえて嬉しいです。
序盤の返信でちらっとご紹介したグレた側の人間、ゼフィルの登場です。シリカと似たような境遇にありながら彼の方は努力を放棄してしまいました。
でも努力しても出来ないもどかしさを理解されず、頭ごなしに叱責されれば不貞腐れてるのも無理ないこと。同じ落ちこぼれのシリカだからこそ、彼の境遇には身につまされるものがあるのでしょうね。
最初からシリカ達姉妹と双子の関係をリンクさせると決めていたわけではないのですが、書いていくうちにこうなっていきました。自分も書きながら登場人物を理解しているような感覚ですね。
破られた平穏への応援コメント
企画へのご参加、ありがとうございます!
水晶の王国クリスティアに、水晶魔術師(クリスタル・マジシャン)の設定は、とっても幻想的で素敵です(人´ω`*)
余談ですが今回の企画絡みで、銀河鉄道999にクリスタルガラスの機械化人間のキャラクターがいて、なんとも儚げなきれいなキャラクターだったかと記憶しています。
クリスタルにかかる御作から受ける綺麗な印象もしかり、空想世界ではやっぱり圧倒的魅力がありますね。
悔し気な少女はこれからリビアを目指し追い越して行けるのか……楽しみです!
作者からの返信
弥生ちえさま
こちらこそ企画を開催いただきありがとうございます! 数ある作品の中から目を留めてもらえて光栄です。
幻想的だという感想も嬉しいです。水晶って神秘的で本当に美しいですよね。ミストヴィルの街も水晶になぞらえ、きらびやかなイメージで描いています(*^^*)
本作の後半でも水晶が重要アイテムとして登場しますので、ぜひそこまで読み進めていただけると嬉しいです!
実は私恥ずかしながら、松本零士先生の作品は名前だけ知っていて読んだことがないのです……。
でも本企画等でファンが非常に多いことがわかり、この機会に読んでみたくなりました。まずは銀河鉄道999ですね!
死の巨人への応援コメント
仰られていた通りあのカードゲームっぽいネーミングがちらほら見られてなんだかニコニコしてます。
でも全然ニコニコしてられない展開ですね。力不足とはいえレイクはいよいよ別の魔法も操り始めていますし、少しずつ情が消えていっているのがわかります。
作者からの返信
魔物の外見やネーミングはあのカードゲームを大いに参考にしています笑
後半ではもっと影響が鮮明になり、展開も本家を彷彿とさせるものになっています。実際にカードをモデルにした魔物も登場しますよ!
しかし展開は不穏そのもの。レイクは葛藤を断ち切って完全に悪役として立ち回り、リビラへの情も見えなくなっています。どこかで人間性を取り戻してくれるとよいのですが、今のままでは難しそうてす。。
秘め事への応援コメント
グレイの態度はいつも毅然としてどこかで踏ん切りをつけると思いきや、やはりこういう決断にはなりますよね。
滅ぶも滅ばぬも神任せなら、せめて自分の出来る最善は何か。きっとそんな悩みがたくさんあったのでしょうね。誰が悪いわけでもないはずなのに重く苦しいです。
作者からの返信
コザクラさん、感想ありがとうございます!
愛する人と故郷、どちらを捨てるかの決断を迫られ、グレイも裏では葛藤があったことでしょう。だけどやはり愛する人は裏切れず、村人全員を敵に回す道を選んでしまいました。
グレイもホウロもそれぞれ最善の判断をしたのでしょうが、どちらの選択でも明るい未来が見えなさそうなのが辛いところですね。。
瞳に映る色への応援コメント
完結まで一気に拝読してしまう程、読みやすく練り込まれた設定がとても面白かったです......!
それぞれのキャラクターの心情の動きで物語がどう進むのがどきどきしながら拝読しておりました。
一人一人の心の動きが丁寧に書かれていて、時にじれったくなりながらもシリカさんが自分の弱さと向き合いながらも成長する姿には胸が熱くなりました......!
小鳥さんをあんなに大事に慈しむシリカさんだからこその力なんですね。
最後にリビラさんとレイクさんに少しの希望が見えたことで少し救われました。
全員の希望ある未来が見える終わりがとても良かったです。
後の彼女たちに思いを馳せながら、この先の未来を人々とどう生きていくのか楽しみな物語でした。
素敵な物語をありがとうございます。
作者からの返信
白原糸さま
お読みくださりありがとうございます!
かなり長い物語だったと思いますが、一気読みして結末まで見届けていただけたなんて感激です!
本作は『心の交錯』をテーマとしており、登場人物の心境をリアルに感じられるよう、心理描写にはこだわりました。その分長くなってしまいましたが、人間ドラマとしてお楽しみいただけたのではないかなと思います。
シリカが勝利を摑めたのは、自分の弱さから逃げ出さず、そして共に戦ってくれる仲間を信じていたからなんですね。小鳥さんが進化できたのも、彼女のひたむきさと優しさに応えてくれた結果だと思います。
過酷な展開の連続で、だからこそ最後にはみんなに幸せになってほしくてこのような結末にしました。それはレイクも同様で、どこかで生きてやり直してほしいという願いを込めました。リビラともいつか再会できるといいですね。
新しい未来を彼らがどう紡いでいくのか、私自身が見てみたい気持ちが強くあり、いずれ続編を公開できればなぁと思っています。
もし機会があれば、彼らの新しい物語も見守っていただけると嬉しいです!
避けられぬ犠牲への応援コメント
どこの国でもそうですが村落は基本的に人民、資源、領地が不足していて、それゆえに何かしらの形で社会構造に歪みが出るものです。風習、慣行が出来るのもそれが理由と言われいます。
この村の場合は旱魃で、そのために一人の神職が犠牲になるのもまた必然……とは言い切れないですよね村人にとっては。
シリカはここを起点に何かおこしてくれそうです。
作者からの返信
希少な水晶の採掘されるミストヴィルと違い、アースドロームは資源の枯渇した村。人も物資も足りず、人々は危機を乗り越えるために慣習に縋ろうとしています。
でも特定の人間に犠牲を強いることは誰であっても避けたいもの。特に慣習に馴染みのないシリカは、何とかして犠牲を払わずに済む方法を探したいと思うでしょう。村を巡る彼女の心境にもご注目ください。
闇に導かれへの応援コメント
な、なんて綿密な。どうしてここまで描くんですか!?(歓喜)
人間なかなか悪しきになりきれないものですよね。どこかで踏み止まるか一線を越えるか。
立ち止まるのはいつだってギリギリ中でレイクはそれを掴んでしまったわけですが、こんなところまでスポットを当ててしまうのでなんと強烈な人間に描きようでしょうか。
しかも老人の誘いに乗ったのではなくしっかり自分の心の弱さに負けてしまったという、自分で結論を見つけているのがお辛いことです。(読んでる分にはその描写こそ楽しいんですが)
作者からの返信
ついに一線を越えてしまったレイクですが、その裏ではこんな悔恨を抱えていました。闇落ちして終わり、ではなくその前後まで詳細に描いてしまう。これもやっぱり登場人物に人間味を持たせるためにやっていることで、心境を詳細に描くことでそれぞれの人間性を明らかにしたいのかもしれません。(単純にレイクが好きだからという理由ももちろんあるのですが)
そう、自分の弱さに負けたことを自覚してるんですよね。この時点では……。
ここで立ち止まってくれればよかったのですが、彼はさらに深みへと嵌まる道を選んでしまいました。
光の世界から遠ざかり、影として生きることを決めた彼の暗躍ぶりにご期待(?)ください。
使命。そして誇りへの応援コメント
なんて丁寧に「心」が描かれているのでしょう。
守る者と守られる者、リビラとシリカ姉妹それぞれがお互いを思うゆえのすれ違いと、一方で血統に選ばれず押し込んだ過去を抱え、ついに暴れ始めたレイクのそれぞれ。
目的も過去も思うことも皆違う三者の心が、濃すぎず薄すぎずという絶妙な文でしっかり描かれていて、しかもどれにも同情の余地があるという……。
かなり行き詰まった状態をこうも鮮烈に描かれているのが素晴らしいです。私にはこんな才能とてもなくて羨ましいです。
レビューののち、続き読んで参ります!
作者からの返信
第一部完読ありがとうございます!
元々登場人物のを心境を深掘りするのが好きなのですが、本作では『心の交錯』が重要なテーマであるため、さらに濃密に登場人物の心境を描いています。
リビラにしてもレイクにしても、外から見える快活さや善良さはほんの一面でしかなく、裏側には様々な懊悩を抱えている。それを赤裸々に描くことで人間味を持たせ、単なる憎まれ役、あるいは悪役では片づけられないような人物像を描くようにしました。その点を評価していただけて大変光栄です!
次章からは舞台が街の外に移り、また新たな登場人物の心が描かれます。
複雑に絡み合う魔術師たちの心模様を引き続きお楽しみください!
生まれし魔物への応援コメント
ついにレイクさんの本性が、いや本音が出てしまいましたね。
強さのためにやむなく選んだ道を切り捨てたのが果たしてどう出るのか。人を守りたいと思うことが大きな課題となっているこの作品では何かしらの形で答え合わせが出るのでしょうね……。同情出来るだけに辛いことばかりです。
作者からの返信
コザクラさん、感想ありがとうございます! まだ序盤なのにレビューまで頂戴できて感激しております。
善良な医師としての仮面を被り続けていたレイクでしたが、ここに来てついに仮面が剝がれ落ち、冷酷な一面を見せることになりました。医師としての地位や恋人を捨て、自らの宿望を果たす道を選んだ彼はどのような運命を辿るのでしょうか。
結末が明かされるのはまだまだ先ですが、ぜひ見届けていただけると幸いです!
囁く影への応援コメント
レイクの気持ち本当に必然だと思います。持たざる者は生まれながらにして栄誉を約束された人間にとって毒です。
リビラは罪作りで、言われた通り悪気はないものの些細な所作が誰かの心を悪戯に傷付けてしまっているんですよね……。
開始数話にしてここまでキャラに鮮やかな感情や情緒を描き切る作品を他に知らないです。素晴らしいと思います!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
常に注目を浴びる存在が近くにいるのは辛いものです。自分が同じ栄誉に浴することはできないから余計に嫉妬心が炙られる……。そうして歪になった感情が悲劇を引き起こしてしまいます。
コメントのたびにお褒めの言葉をいただけて本当に嬉しいです! かなり心理描写に着手した作品なので、今後もキャラクターの心境が揺れ動く様をお楽しみください!
瞳に映る色への応援コメント
ここまで一緒に旅を続けてきた仲間たちとの別れは寂しくもあり、けれどもみんながそれぞれ未来へと向かって新しい道を歩み始めたのを見届けるのは、ほっとした気持ちにもなります。
そして、接点のなかったフラムさん、ゼフィルさんとのシリカちゃんの会話にも胸が熱くなりました。もっと早く話せていたら、と思いつつも人の意思や運命の悪戯はどうしようもない力があるので……。
最後に故郷のミストヴィルへと帰っていくシリカちゃんとリビラさんが、また二人らしくて微笑ましかったです。リビラさんに届いた声、レイク先生もどこかで見守ってくれていたらいいなと思います。
最後まで読み終えて大団円に安堵する気持ちと、寂しい気持ちが半々です。素敵なおはなしをありがとうございました。
作者からの返信
朝倉さん、結末を見届けてくださり誠にありがとうございます! 文意を丁寧に汲み取ったレビューまで頂戴できて感激です。
生まれ変わった王国における新しい未来に向けて、彼らは新しい道を歩み始めました。別れは寂しいですが、永久の別離ではないでしょうし、きっといつか再会して元気な姿を見せてくれると思います。
最後は全員で楽しく話してほしかったので、ゼフィルやフラムとの会話も盛り込みました。すれ違いの連鎖がなければもっと早く友達になれたでしょうね。
でもこれからも交流は続くでしょうし、再会した時には年少者同士、また仲睦まじい姿を見せてくれると思います。
シリカ達は一時ぎくしゃくしてしまっただけで、本来は仲のよい姉妹なんですよね。今後はもうすれ違うこともなく、2人で助け合いながら仲良く暮らしていけると思います。レイクも、自分が作ろうとした新しい王国をどこかで見守ってくれているといいですね。
惜しんでいただける作品を提供できたことは作者として大変光栄です。続編を書きたい気持ちもあるので、その時はまたご覧いただけると幸いです。
長くなりましたが、本作をご愛読くださりありがとうございました!
もしお時間あれば、作品トップに記載したアンケートにもご協力いただけると嬉しいです!
欲望の代償への応援コメント
一見素晴らしい力を持っていて普通ならばその立場にいる人間の活躍にスポットを当てそうなところを、それに満たない人間、例えばシリカやレイクなどの内面といった形で描き切っているところに独創性を感じます。私にここまで出来るかと言えば多分難しいです。構成や描き方の綾だと思います!
次は2章なのですね。少しずつ読んで参ります!
作者からの返信
華々しい活躍をするリビラではなく、日陰にいるシリカを主人公に据えた点が本作の特徴の一つですね。
そして敵側であるレイクも単なる悪役ではなく、懊悩の末に悪に落ちた人間という位置づけです。立場は違っても二人が抱えてきた心境には似たものがあり、それは後々の展開にも関わってきます。
キャラクターの内面を描くのは難しいですが、独創性を感じてもらえてとても嬉しいです!
物語が進むにつれて様々な召喚方法や、遊戯王カードをモデルにしたキャラクターやモンスターも登場しますので、ぜひ読み進めていただけると嬉しいです!
不吉な来訪への応援コメント
やっぱり人間の描き方がドロッとしてて素晴らしいです。
自分に開かれていなかった道を諦めて別の道を選んだはずなのに、持つ者が自分の諦めた道を歩んでいる姿を見ると……。
嫉妬というにはどうにもならないものを、何かの転機かのように老人の来訪と共に描かれているのもポイント高いです。何か起きるのでしょうね。
生の人間が描かれていてほんと好きです!
作者からの返信
遊戯王好きな方とお知り合いになれただけでも嬉しいのに、丁寧な感想までお寄せいただいて感激しております。
嫉妬という強い感情は自分では抑えようもないもの。一度は諦めたと思っても、渇望する気持ちが強ければ強いほど、抑えつけていたはずの欲望に呑まれそうになる。老人の来訪と共に不吉な気配が漂ってきましたね。
キャラクターの内側に入り込んでいくような描写を描くのが好きなんですよね。一人一人に人間味を持たせたいと思っているので、その点を気に入ってもらえて本当に嬉しいです。
二人の魔術師への応援コメント
こちらの作品をよんでくださりありがとうございます!
世界観の説明はなかなか難しいはずですが不思議とスラスラ読めました。
シリカはよくグレずにいると思います。屈折や嫉妬って人間を歪めますから。人間ドラマの好きな自分としてはキャラの掘り下げや描写がいきなり来たのが嬉しくとても期待しています!
少しずつ読んで参ります〜。
作者からの返信
コザクラさん、早速お読みくださりありがとうございます!
世界観の説明は難しいですよね。冗長になっても興味を削ぐし、かといって説明するところはしないと話に付いていけなくなるし。バランスを取るのにいつも苦労しています。
身近に優秀な人がいるとつい卑屈になってしまいますよね。似たような境遇で実際にグレてしまったキャラも後々登場します笑
本作ではキャラクター一人ひとりを深掘りし、心理描写に力を入れているので、人間ドラマ好きならきっとお楽しみいただけると思います!
魂の解放への応援コメント
シリカさん、ついにここまできましたね……!レイク先生、グリムロードさんと強敵続きでしたが、いまのシリカさんならきっと乗り越えられると信じていました。
絶体絶命のシリカさんを助けてくれたリビラさんの登場には、思わず涙が溢れました。そうですよね、ここまで旅をしてきた仲間のみなさんももちろんですが、ずっと一緒にいてくれたのはお姉ちゃんですよね。
《堪えていた涙が瞳に溜まり、拭う間もなく零れ落ちる。》ここの一文を読んで、また泣きました。どうも年のせいで涙もろく………。
最後に自身の過ちと弱さを認めたレイク先生。対してグリムロードさんに救いはあったのかと考えていたのですが、彼もまた力に囚われた一人であって、しかしシリカさんによってようやく長い時を終えることができた。これもまた救いだったのかなと、そう思いました。
作者からの返信
朝倉さん、ここまでお読みくださりありがとうございます!
長い長い戦いを経て、シリカはようやく強敵を打ち破りました。厳しい戦いの連続でしたが、これまでの旅で培ってきた経験が、彼女に立ち向かう勇気を与えてくれました。
妹の窮地にリビラが駆けつけるこの展開は、本作の中でも一、二を争う名場面ではないかと自負しております。最後の最後にシリカを助けるのは、幼い頃から彼女を見守ってくれたリビラ以外にはいないと。涙が溢れるまで感動したいただけたなんて作者としては感無量です。
辛く悲しい出来事ばかりで、シリカは数え切れないほど泣きたくなったでしょう。それでも大切なものを自分の手で取り戻し、抑えていたものが溢れ出して止まらなかったのですね。本当によく頑張ってくれました。
グリムロードについては純粋な悪として葬ったつもりでしたが、確かに長すぎた生に終止符を打ち、魂が解放されたと見ることもできますね。作者でも想定していなかった考察をいただいて発見ができました。
次章で終幕です。長い物語の結末をどうぞ見届けてあげてください。
零度の湖への応援コメント
矜持と信念をかけた戦いとなれば一方が勝者でもう一方が敗者となるのは必然、シリカちゃんの成長が嬉しくもあり、しかしレイク先生の敗北は胸が締め付けられる思いでした。
ただ、シリカちゃんも言っていたとおり、どんな事情があれど彼は悪いことをしてしまったのです。恋人だったリビラさんを裏切ってしまったことには変わりなく、だからこそレイクさんの最後の言葉が切なかったです……。
次章はいよいよ黒幕との対決ですね。かつてない強敵となりそうですが、いまのシリカちゃんなら戦えると信じています。
作者からの返信
朝倉さん、ここまでお読みくださりありがとうございます!
強敵にも屈せず無事に勝利を収めたシリカ。一方でレイクは敗北によって認めたくない現実を突きつけられることになってしまいました。人から憐憫を向けられること。プライドの高い彼にとってこれ以上の屈辱はありません。
他の3人とは違い、レイクは自分の行為が悪だとはっきり認識していましたからね。リビラはもちろん、シリカや他の人も傷つけてしまった彼を許すことはできません。レイクもそのことを自覚していたからこそ、あのような形で別れを告げたのですね。
彼が初めて自分と向き合ったこのエピソードは、私も書きながら何度も胸が痛みました。
さて、いよいよ黒幕登場です。
レイク以上の苦戦が予想されますが、どうぞシリカの奮闘を見守ってあげてください!
差し出された手への応援コメント
この展開は不味い気がしてきました。フラムさん心揺れてませんか?あちら側に逝ってしまいそうな雰囲気が凄くあってドキドキしています。
でも、通じる部分が多いと親近感を覚えるし、寄り添ってくれる相手が居るのって心強いですもんね。何より自分の居場所が出来そうだし。
続きもお邪魔します!
作者からの返信
最初は警戒していたフラムも、他意のないゼフィルの言葉に少しずつ心を動かされてしまっています。今までのパターンからするとまずい兆候ですね。
ゼフィル自身、フラムに自分と似たものを感じ、本心から彼女を助けようとしているのだと思います。だからこそ余計に響くものがあるのかもしれませんね。
さて、この2人の結末は?
焼かれた記憶への応援コメント
フラムさん辛い過去を抱えているのですね。子供ながらにこの出来事はかなり心を抉ることでしょう。
お父様をもっと頼ってほしいなと思いますが、難しいのでしょうか。ずっと手を離さずに寄り添ってくれる相手だから、こちらからもその手を握り返せたら少し楽になるのかもしれませんね。
作者からの返信
12歳の少女が直面するにはあまりにも過酷な出来事でした。故意ではなかったとはいえ、友達を傷つけてしまった苦しみは一生消えることはないと思います。
住民から冷淡に扱われる中、唯一フラムを見捨てなかったのがアインでした。辛い過去への痛みも、父親と共有できれば和らぐかもしれませんが、彼女は父親のことをどう思っているのでしょうか。
風は去りへの応援コメント
これはしんどい展開になってしまいましたね。ゼフィルさんはそっちに行ってしまうのですか。
今回ゼフィルさんが吐露した思いが、何だか昔のシリカさんの感情に似ていた気がして。もし彼女ともっと深く話すことが出来ていたら何か変わったのでしょうか。ほんの少しのすれ違いだけだと思うので、残念で仕方ありません。
作者からの返信
花音さん、たくさんお読みいただきありがとうございます! 感想もいろいろと頂戴できて嬉しいです。
ゼフィルも結局向こう側に行ってしまいました。自分は姉を助けたかったのに相手はそれを必要としていなかった(と思い込んだ)、この心境は確かにシリカと重なりますね。
彼がシリカともっと話す機会があれば、お互いのもどかしさなどを共有できたのでしょうが、その機会はついに訪れませんでした。せっかくわかり合えそうな人と出会えたのに、辛いですね。。
地は渇きへの応援コメント
あぁ、やはりラシーヌさんまで……。
グレイさんも一途な思いにぐっときました。フラムさんもゼフィルさんも、そしてラシーヌさんも。自分がしてしまったことの大きさに気づいて、そしてやっと本当の心を取り戻したところで、辛いですね……。
次回からはいよいよシリカちゃんのターン。レイクさんは強敵だと思いますが、今のシリカちゃんならきっと戦えると信じています。
作者からの返信
朝倉さん、ここまでお読みくださりありがとうございます!
グレイはラシーヌのことだけを一心に想って戦いを続けてきました。彼のひたむきな姿を見たことで、ラシーヌも自分の誤解に気づいたのでしょうね。
和解直後に別離を繰り返す展開は読み返しても辛かったです。登場人物はもちろんですが、読者の方にとってもハードなこの展開はどこまで続くのでしょうか。
次章はいよいよ真打ち登場です。今までは一方的な試合運びでしたが、成長した彼女なら勝てる見込みもあるはず。彼女の奮闘をぜひ見守ってあげてください!
瞳に映る色への応援コメント
物語の終末は、安堵と同時にどうしても寂寥感が訪れますね。その世界に浸っていればこそ、もう動き出さない彼らが遠くに去っていくのを見守るしかない…。
とはいえ、やはり物語は完結してこそ物語たりえるのでしょう。長々書いてますが、完結、おめでとうございます。そして、読ませていただき、ありがとうございます。
ずーっと読んでるなかで、なぜグリムロードはシリカではなく、レイクを傀儡として選んだのだろうか…? という命題で考察したりしました。未完成ではあっても、魔術師として強大の力を秘めていたシリカを操った方が、後々の戦いにおいても、あるいは有利じゃないのか? と。
けれど、最後まで読み進めていくうちに、あるいはグリムロードはレイクに若い頃の自分に重なり合う部分を感じたのかな…と思ったりなんかしました。何も持たざる者であった自分が、誰かから何かを奪うという力だけは持っていた…これがグリムロードという人間の凶悪にして最も不幸な力だったのか…。
あぁ、やっぱり私は紛うことなき悪役好きだ。
作者からの返信
完結までお読みくださり誠にありがとうございました!
思い入れのある作品なだけに、終わりを迎えるのは作者としても寂しかったです。一方で、終わりを惜しんでもらえる作品をお届けできたことは誇らしくもあります。
シリカとレイクは共にリビラへの劣等感を抱いており、付け入る隙があったという点ではどちらが選ばれてもおかしくなかったはず。グリムロードがあえて魔力を持たないレイクを選んだのは、彼の中に自分と同質性を感じ取っていたからだと思います。グリムロードもレイクと同じように、誰かの力に妬心を抱いた経験があったのかもしれませんね。
ただ、もし彼がシリカを選んだとしても、シリカが彼の配下になることはなかったでしょう。それは彼女が自らの足りない部分を認め、努力でそれを埋めようとしたからだと思います。そこがシリカとレイクの決定的な違いであり、本作のキャッチコピーにも繋がるテーマだというのが個人的な解釈です。
本作についてはいずれ続編を書きたいと考えており、その時にはレイクの所在も明らかにできるかも……。もし機会があればまたお立ち寄りくださると嬉しいです。
また、作品紹介トップでアンケートも実施しています。もしお時間あればご回答くださると嬉しいです。
長くなりましたが、本作をご愛読くださりありがとうございました!
歪められた真実への応援コメント
いよいよ決戦ですね。
いいところなので、そのまま読み進めたい…のですが、どうしても関西人として気になりまして。
話に使用された意味合いでの「ほんま」の漢字は「本間」じゃないんです。広辞苑とかだと「本真」とあるんですが、この漢字の方は京阪神の人間にもあまり馴染みがありません。
ので、私が小説で使う時はカタカナで「ホンマ」にするか、「本当」にルビで「ほんま」にしてます。その方が意味合い的には近いので。
最近ではネット影響の逆輸入で、この間違い「本間」を、若い大阪の子が使ったりもしてるので、ますます指摘しにくいんですが…。
すみません。話が盛り上がってるいいところで水さしてもうて。
次話で書こうと思ったんですが、次話はもっと話が盛り上がってるから…他の人の感想があるこちらの回で指摘させてもらいました。
では続き読みまーす!
作者からの返信
水奈川さん、感想ありがとうございます! かなりハイペースで読んでくださったようで嬉しいです。
すいません私も関西人なのですが、「本真」はずっと誤用していました。普段は会話の中でしか使わないので、いざ文章にすると間違ってしまうのですね…。
片仮名だと関西の色が出過ぎると思ったので、「本真」でルビを振って修正させてもらいました。勉強になるご指摘をありがとうございました。
瞳に映る色への応援コメント
レイクさん、どこかで解放されて生きているのかしら。姿や名前が変わってたとしても、いつか巡り会えたらいいですね。姉妹の危機に駆けつけるとか……^ ^
遅ればせながら、最後まで見届けさせていただきました!
完結おめでとうございます。
そして、お疲れ様でした♪
旅は終わっても、シリカたちの人生はここからまた始まるようなもの。幸せに、今後も仲良く頑張ってほしいですね。
次はどちらにお邪魔しようかなと迷っているのですが、何かお勧めのものありましたら教えてください。
素敵な物語を、ありがとうございました!
作者からの返信
レイクについては最後まで消息不明ですが、シリカもリビラも彼の生還を望んでいましたし、きっとどこかで生きていてくれると思います。もし再会する機会があれば、今度こそ姉妹の助けになってほしいですね。かつての敵が危機に駆けつける展開……胸熱です!
こちらこそ完結までお付き合いくださりありがとうございました!
眞城さんにはたくさんの感想を頂きました。楽しんで読んでくださったことが伝わって本当に嬉しかったです!
本作はこれで終了ですが、シリカ達の物語はこれからも続きます。彼らの新しい物語もいつかお届けできたらなと思っています。
なんと、他の作品も読んでくださるなんて感激です!
連載中の作品であれば『ようこそたまご食堂へ』というラブコメがあります。ラブコメと言いつつ料理がメインなので、美味しく楽しめる作品になっています。
ミステリーがお好きであれば、警察小説『悪意の学園』もお勧めです。コメディタッチなライトミステリーなので気軽に読めます。
このほか、近日中に新作のファンタジーを公開予定なので、そちらが一番好みに合うかもしれません。
長々と書いてしまいましたが、本作をご愛読いただきありがとうございました! もしお時間あれば、作品紹介ページ記載のアンケートにもご回答くださると大変嬉しいです。
眞城さんもまたお勧めの作品があれば教えてください^^
それぞれの場所へへの応援コメント
お別れですけど、縁は繋がってますしまた行き来ができたらいいですね^ ^
ゼフィル君やフラムさんともまたわいわいできたら楽しそう。せっかくの友情、ずっと大切にしていてほしいですよね。
シリカ失恋か……残念ですが仕方ない! シリカならきっとまた、素敵な恋に巡り会えますよ。
作者からの返信
わかっていても別れは辛いもの。ですが今回の旅を通して繋がりはできましたし、そう遠くない未来にそれぞれの故郷で再会できるでしょう。その時はお互いに元気な姿を見せられるといいですね。
ゼフィルやフラムとは初対面ではあまり話せませんでしたが、歳が近い分、シリカともいい友達になれると思います。
シリアスな展開が続いていた分、みんながわいわいと話すこのエピソードは書いていてとても楽しかったです!
グレイについては残念ながら失恋してしまいました。ラシーヌがいなければ彼もシリカに目を向けてくれたかもしれませんが、そうなると今度はグレイと親しくなる機会がなかったのがもどかしいですね。
でもこの旅で成長したシリカなら、いつか素敵な恋人を見つけられるでしょう!
共生の道への応援コメント
陛下、優しくも深い裁定ですね。一国の王としても個人としても、なかなか悩ましい決断だっただろうと思います。でも、優しい父親のような視点って国王として理想でもありますね……。
今回のことでは、当人たちだけでなくそれぞれの故郷の人々も、いろいろ考えるきっかけになったはず。新しい共生の道が上手く運ぶよう、祈っております^ ^
作者からの返信
この恩赦はシトロフ国王にとっても苦渋の決断だったと思います。個人としては魔術師達を救いたい。だけど反乱を起こした者達をお咎めなしにするのもいかがものか……。悩んだ結果、彼はこの国の未来を魔術師達に託すことにしました。
王としての厳正さと父親のような暖かさ、その両方を持ちながら、彼はこれからも魔術師たちを見守っていってくれるでしょう。
故郷の人々の意識も少しずつ変化していくでしょうし、これからは誰も犠牲にせずに共に暮らせる未来が待っているはず。
魔術師本人も周囲の人々も、新しい気持ちで故郷での生活を営んでいってほしいですね。
瞳に映る色への応援コメント
遅くなりましたが、完結おめでとうございます!
様々なきっかけからすれ違ってしまっていた皆さんが、こうしてまた大切な人と歩むことができるようになったこと、とても嬉しく思います!
皆さんどうか、大切な人たちと末長くお幸せに……!!
レイクさんはどうなったか分からず、ですが、最後の風に乗って届いた言葉は、胸にくるものがありますね。リビラさんの、どこか愛情を感じされる台詞も好きです。
そして、シリカさんは旅を通じて本当に素敵な女性になりましたので、いつか素敵な恋人ができたらいいな、なんて思ったりも……。
色々と書かせていただきましたが、こうしてラストまで拝読させていただけたこと、とても嬉しく思います。
ありがとうございました!
作者からの返信
こちらこそ結末を見届けてくださりありがとうございます!
寺音さんは細かな点まで丁寧に読み込んだ上で感想をくださるので、文意が伝わっていることがわかって毎回嬉しかったです。
すれ違いゆえに起きた悲劇の連鎖でしたが、最後には全員がわかり合い、お互いの心をぶつけ合ったことでより強い絆が育まれました。これからはもう誤解もすれ違いもなく、大切な人と共に新しい道を歩んでいけることでしょう。
レイクの生死は不明のままですが、彼の想いは確かにリビラに届きました。この2人の関係だけは戻ることがありませんでしたが、それでもリビラの心の中で、レイクは忘れられない存在として生き続けるのだと思います。
グレイへの恋情は残念ながら叶わなかったので、シリカにも相応しい相手が現れるといいですね。続編を書く機会があればこの辺りの要素も盛り込んでみようかと思います。
改めまして、本作をご愛読くださりありがとうございました。
寺音さんの作品もまた読ませていただくつもりなので、今後も交流してくださると嬉しいです!
共生の道への応援コメント
シトロフ様がこのような結論を出して下さったことを、とても嬉しく思います。
魔術師たちを反逆者と処罰し、今まで通りの「共生」を続けていく道もあったでしょうに。
彼が納めるクリスティアラであれば、きっと人間と魔術師たちが本当の意味で「共生」できる日も、そう遠くないかもしれませんね。
シリカさんに向ける眼差しも素敵です。
作者からの返信
寺音さん、ここまでお読みくださりありがとうございます!
文意を丁寧に汲み取っていただけたレビューまで頂戴できて感激です。
魔術師が反乱を起こした時も、シトロフはシリカ達を信じて国の命運を託しました。彼自身、誰も犠牲にしたくないという思いがあったのかもしれませんね。
シリカに対しても、実の娘のような情愛を感じていたのだと思います。拝命当初は頼りなかった彼女が立派に成長した姿を見るのは、彼としても嬉しかったでしょうね。
シトロフの英断の下に、クリスティアラは新たな共生の道を辿り始めました。
これからは魔術師たちも孤独に苦しまず、人間たちの中にありながら幸福な生活を送ることができることでしょう。
編集済
瞳に映る色への応援コメント
完結おめでとうございます!
ずっと楽しみに追っていた作品の完結は嬉しい反面寂しいですね。
ですが、この大団円を見届けることができて
すごく満たされた気分です!
いつもの街で続く彼らの暮らしですが、蟠りを越えて得た絆はずっと変わらず彼らを支えてくれるだろうと思います。
レイク先生の存在にも救いを感じられるラストの描写も、とても好きです。
素敵な作品をありがとうございました^^
作者からの返信
平本りこさん、完結まで見届けていただきありがとうございます!
最新話を公開するたびにドキドキしていますしたが、平本さんから感想を頂戴するたびに励まされていました。素敵なレビューも頂けて大変光栄です。
この物語では登場人物全員に辛い思いをさせてしまった分、最終話では彼らの仲睦まじい姿を描きたいと思っていました。彼らのその後に幸あらんことを作者としても願うばかりです。
レイクの処遇をどうするかは最後まで悩んだところでした。首謀者である分あっさりと救うことはできないけれど、かといって悪人として断罪もしたくない。その結果このような匂わせるラストとなりました。元の場所には戻れなくても、彼もどこかでやり直していてほしいですね。
長い期間お付き合いくださりありがとうございました。
今後もお互いにの作品を通して交流していただければ幸甚です!
滅火のちへの応援コメント
アインさん、ご自身も言っていたように魔術師でも剣士でもない普通の鍛冶屋のお父さんで、でもその普通の人が愛する娘のために戦うその姿に涙が出ました。すれ違ってばかりいた父娘がようやく分かり合えたと思ったのも束の間、フラムさんの異変に胸が痛みます。どうかこの優しい父娘がまた笑い合える日が来ますように。
作者からの返信
朝倉さん、ここまでお読みくださりありがとうございます。
王の間に集まった四人の中で、唯一戦闘慣れしていないのがアインでした。それだけに戦いへのプレッシャーも大きかったでしょうが、娘を助けたいという一心が彼を突き動かしていました。親心を描いた章だったので、涙が出たという感想を頂戴できて光栄です。
奮闘の甲斐もあり、ようやく娘を取り戻せたと思いきやまさかの別離。目の前で娘を失った彼のショックは図り知れなかったでしょうね……。
果たして親子は再会できるのでしょうか。続きもどうぞお楽しみください。
魂の解放への応援コメント
シリカさん、ついに強敵を倒しましたね。
お疲れ様でした!
お姉さんはずっと見守ってくれていたのですね。
二人の力が合わさった天馬は、とても美しく描写されていてカッコ良かったです。
グリムロードの力、言われてみれば確かに全部「借り物」ですよね。
それすら認めようともしなかった彼は、そのまま破れる結果となってしまいましたね。
弱さを認めて強くなったシリカさんとは正反対です。
魔力の結晶も戻ってきたようですし、皆さんも元に戻ると良いですね!
作者からの返信
寺音さん、ここまでお読みくださりありがとうございます!
身体は離れ離れになっていても、リビラの心は常に妹と共にありました。
鳥と一角獣が合体して天馬になるという展開は途中で思いついたものですが、二人の共闘が目に見えて表れるいい演出になったのではないかと思います。
全ての力を携えたグリムロードは一見最強に思えますが、実はその力は全て他人から奪ったものでした。
自らの弱さと向き合うことを放棄した彼は誰の助けも得られず、ついには自分が召喚した魔物の手によって倒されることになってしまいました。この因果応報的な結末も気に入っています。
本章のタイトルである「最強の魔術師」。読む前と読んだ後とでは見方が違ってきそうですね。
水晶は戻ってきましたし、魔術師たちも復活するでしょうか。
次章で終幕です。リアルタイムで結末を見届けてくださると幸いです!
決意。そして旅立ちへの応援コメント
シリカちゃんの覚醒、しかしフラムさんまでレイクさん側に付いてしまいました。
父娘のすれ違いは胸が苦しくなるばかりでしたが、フラムさんの孤独をゼフィルさんが自分のことのように感じて受け止めてくれる場面を見て、ああこれはその手を取ってしまうのもわかるな、と思いました。
リビラさんから力を奪ったレイクさんの行いは悪ですが、しかしレイクさんの言葉を信じて付いて行ってしまったラシーヌさん、その彼女の言葉を聞いたゼフィルさん、それにフラムさん。みんな自分の胸の奥に潜む孤独には勝てないんですよね。純真だからこそ、その奥にある悪の存在に目を向けられていない。その状況が辛いですね……。
作者からの返信
朝倉さん、感想ありがとうございます!
お互いを大切に想っているのに気持ちが伝わらない親子、切ないですよね。。
少しでもタイミングが違えば、選択を間違えなければ……あったかもしれない別の可能性を思わずにはいられません。
ゼフィルもフラムと同様人から誤解されやすい分、彼女が内に抱えている寂しさを他人事とは思えなかったのでしょうね。
彼の直球の言葉にフラムもついに心動かされ、彼の手を取ってしまいました。それが悪につながるとも知らず……。
レイク以外の魔術師たちは自らの力ゆえの孤独を抱えており、その隙を突かれて悪に墜ちることになってしまいました。
でも彼ら自身は自らが悪だという認識はなく、ただ役に立ちたいから、あるいは誰かに必要とされたいからという理由で行動しています。その純粋な気持ちが悲劇の連鎖を起こしてしまう展開は何とももどかしいですよね……。
さて、四人の魔術師が揃ってしまいましたが、これからどうなるでしょうか。
次章で折り返しです。引き続きお楽しみくださると幸いです。
零度の湖への応援コメント
お邪魔しております。
ついにシリカさんがレイクさんを倒しましたね。
最初の頃の彼女とはまるで別人のように成長した姿には、感慨深いものがありますね。
小鳥さんの成長した姿もとても美しく、自分の弱さを認めて強くなったシリカさんの姿とも重なるようでした。
そして、とうとう黒幕の登場ですね。
手強い相手でしょうが、どう立ち向かうのか楽しみにしております。
作者からの返信
寺音さん、ここまでお読みくださりありがとうございます!
最初は頼りなさが目立ったシリカですが、旅を経て彼女の中に眠っていた勇気と強さが目覚めたようです。
長い物語の中で彼女の成長を見守ってきてくださったからこそ、感慨深さもあるのだと思います。
小鳥もすっかり美しい姿へと変化しました。立派に変化を遂げた姿はシリカの成長を象徴しているとも言えますね。旅の中で、小鳥も彼女と共に成長してきたのだと思います。
一難去ってまた一難。ついに黒幕との戦いです。
シリカと零鳥が強敵にどう立ち向かうのか、彼女たちの勇姿をぜひ見届けてあげてください。
溶け合う心への応援コメント
ようやく、互いの気持ちを言葉にして伝え合えてよかったです(ノ_<)
姉妹って、家族って難しい面もありますよね。でもこれからは、すれ違うことがあってもちゃんとやり直せるはず、と思います。
作者からの返信
長い別離を経てようやくお互いの本心を伝え合うことができました。謝罪も済んで一つ距離が縮まりましたね。
ブリーゼ達もそうでしたが、家族だからこそ言わなくてもわかってもらえるという期待と甘えがあるのかもしれませんね。
でもやっぱり大事なことは言葉にしないと伝わらない。これからすれ違うことがあったとしても、今回のように本音をぶつけることで理解し合えると思います。
魂の解放への応援コメント
シリカすごく頑張りましたね! 相手は怪物と化した強敵ですし、話すことも悍ましくて、恐ろしい存在でしたけど、その本質が弱さを抱えた人であると気づけて、糾弾できた聡明さ。腕を上げた氷結の魔術と共に、これからは一人前を名乗っても大丈夫でしょう!
取り戻した魔力が元の体へ戻れば、四人も目を覚ますでしょうか……?
作者からの返信
続けてコメントありがとうございます!
最強と思われていたグリムロードが実は誰よりも弱さを抱えており、平凡な人間に過ぎなかったという展開は本作のポイントの一つです。
いくら他人から力を奪ったところでそれは彼自身の力ではない。だからこそ最後に氷龍に裏切られ、自ら召喚した魔物の攻撃によって絶命することになりました。
ちなみに氷龍がグリムロードを裏切ったのは、彼に利用されたあの人物が一矢を報いようとしたのか、あるいは最後の最後に自分の大事な人を守ろうとしたのか、その辺りはいろいろと想像できる点だと思います。
宿敵を倒し、ようやく魔力が戻ってきました。解放された魂は魔術師たちを目覚めさせてくれるでしょうか。
次回から終幕です!
天翔る天馬への応援コメント
思えば、グリムロード氏が得意気に使う氷の魔法は元々、リビラさんの魔力ですもんね。側にいて支えてくれていることに気づけたのも、シリカが自分の足でここまで来たらかに違いなく!
共闘ですね。美しい召喚獣の姿が、シリカの決意と勇気を象徴しているようで胸熱ですね(ノ_<)
作者からの返信
眞城さん、感想ありがとうございます!
グリムロードに囚われていたリビラの魔力が、妹の危機を察知して霊魂として現れたのかもしれませんね。誰よりも頼りになる姉の存在に気づいたことで、心が折れかけていたシリカも闘志を取り戻しました。
姉妹が共闘するこの展開は本作でも一、二を争う名場面だという自負があり、私も読み返すたびに胸が熱くなります。
新たな召喚獣の力で敵を倒せるのか、決着はもうすぐです!
地は渇きへの応援コメント
ずっとグレイさんはラシーヌさんのことを想っていたんですね。そして、彼女もまた。
魔術で村を襲ったとラシーヌさんは言っておりますが、他の魔物と違って、この村の土偶は敵意がなかったように思います。
きっと心のどこかで、この村の人たちを傷つけなくなかったのでしょうね。
だからこそ、心優しい彼女には幸せになってほしいです。
作者からの返信
他の女性から好意を寄せられる機会も多かったグレイですが、彼が想っていたのはラシーヌ一人でした。
お互いに想い続けながらも決して結ばれることのなかった二人。ようやく結ばれる時が来たかと思いきや結末は残酷なものでした。
確かに、グレイが戦った時も土偶には戦意が感じられませんでした。村の人を傷つけたくないというラシーヌの気持ちが、無意識のうちに魔物にも伝わっていたのだと思います。細かい点に気づいてくださって嬉しいです。
魂が戻れば彼女が幸せになる道も開かれそうですが、果たしてどうなるか。
次はいよいよ真打ち登場です。引き続きお楽しみくださると幸いです。
編集済
溶け合う心への応援コメント
リビラさんの言葉は、どんな時でも妹を思ってのものだったのですね。あの時のアレもコレも、こんな意図があったんだなと知り涙が出そうです。
二人は性格が全然違うので、言葉の表面だけを安易に受け止めてしまえば、以前のようにすれ違ってしまうこともあると思います。ですが信頼関係が戻った今の二人ならば、きちんと向き合って話し合えるので、もう誤解が生まれることはありませんね!
素敵なエピソードでした。
作者からの返信
平本さん、コメントありがとうございます!
シリカが姉のことを想っていたように、リビラもまたシリカのことを想っていました。
ですが厳しい態度や自身の活躍から真意が伝わらず、一人で空回りしてしまっていたのですね。この辺りの本音は魔力を奪われる直前のレイクとの会話では登場していましたが、ここでようやく本人に伝えることができました。
誤解が解け、お互いの気持ちを伝え合ったことで絆が育まれた2人。これからは気持ちが空回りすることもなく、信頼し合える姉妹として関係を築いていけるでしょう。
私自身も気に入っているエピソードなので、感動してもらえてとても嬉しいです!
滅火のちへの応援コメント
アインさん、そうですよね。戦士でも魔術師でもなんでもなく「父親」としてただ一人あの場に立っていたんですよね。
娘のために必死で頑張った、素敵なお父さんでした。
しかし、ラスト……!?
恐らく、赤い水晶が関係しているのでしょうが、どうなるのでしょう(T_T)
作者からの返信
寺音さん、コメントありがとうございます!
何かと頼りになるアイン父さんですが、実は戦闘に関しては一人だけ素人でした。
それでも娘を救うために立ち上がった彼はまさに父親の鑑ですね。
ようやく和解を果たしたかと思いきや、待っていたのは衝撃的な結末でした。
取り戻したはずのものを目の前で失い、アインは耐え難い苦しみを味わったでしょうね……。
赤い水晶の行方やいかに。戦いはまだまだ続きます。
再会への応援コメント
お姉ちゃん!
よかったです。シリカさん、本当に頑張りました。リビラさんも、妹が立派な魔術師になり、誇らしい気持ちでいっぱいでしょうね。
きっとこれからは、二人で一緒に魔術師として街を守っていくのだろうなと思います。
水晶が戻ってきましたし、他の皆さんも、もしや……?
そして、このお話もついに終幕ですか。寂しいような、早く結末を見届けたいような、複雑な気分です!
作者からの返信
平本さん、感想ありがとうございます!
長い冒険を経てようやくリビラが帰ってきました。過酷な旅だっただけに再会の喜びも一入だったでしょう。妹の成長を見られてリビラも感慨深さを味わっていると思います。
水晶は四つとも戻ってきましたし、他の魔術師も……? 今後の展開をお楽しみください。
終わるのが寂しいと言ってもらえて光栄です。1年近く連載していたぶん私自身の思い入れも強く、完結したらしばらくロスになりそうだな……と今から寂しさを覚えています。
とはいえ年内には完結しますので、どうぞ最後までお付き合いください!
挿話への応援コメント
(直前のコメントでは大変な失礼を致しました。心よりお詫び申し上げます)
瑞樹様がおっしゃるように、ここまでしっかりと各々の「すれ違い」を書かれていたからこそ、この先深みのある物語が展開されるのだろうと、非常に楽しみにしております。
シリカさんの「必ずレイクを倒す」という決意も、彼女の成長が感じられて胸が熱くなります。
どうか、皆が無事に帰ってきますように!
作者からの返信
寺音さん、感想ありがとうございます。
間違いは誰にでもありますので気になさらないでください。
様々な理由で各々がすれ違ってきたこれまでの展開。全てはこれからの対決編に繋げるための布石でした。
ファンタジーであるからこそ描けた心のぶつかり合いをお楽しみいただけると幸甚です。
最初は弱々しかったシリカも随分頼もしくなりました。
戦うのは一人でも、心は仲間と共にある。強敵に立ち向かう彼女の勇姿を見届けてくださると嬉しいです!
編集済
悪の起源への応援コメント
お邪魔しております。首謀者であるあの謎の人物の正体も見えてきましたね。
そして、やはり年長者は頼りになりますね。
アインさんが加わってから、順調に事が運んでいる気がします。
シリカさんが、レイクさんへの仄かな憧れを思い出しましたが……本当に彼は元に戻れるのでしょうか(><)
追記 お名前間違えてしまって申し訳ございません。何故か履歴に出てきたものをそのまま入力してしまったようです。
作者からの返信
寺音さん、またお読みくださりありがとうございます。
謎の老人の正体が見え、敵側の陰謀も明らかになりつつあります。
アインは年の功でみんなを引っ張っていてくれます。豪快な性格も相俟ってみんなのお父さんのような存在ですね。
アイシャ、シリカのことでしょうか? 闇に墜ちる前のレイクをシリカは慕っていましたからね。でも彼が姉にしたことを思えば、赦されるのは難しい難しいかもしれません。
一行やレイクの動向を今後も見守っていただけますと幸いです。
二人の魔術師への応援コメント
改めまして、企画にご参加いただきありがとうございます!
1話からしっかり情景描写がなされていてイメージしやすいですね! 私は自作でそういう描写をサボりすぎて反省中ですw
2話まででおおよその流れが掴める構成で、読者も安心して読みやすい作品のように思いました!
個人的には特にネーミングセンスと全体的な雰囲気で美しい水を思わせるような描写が好きです!
「少女が呟いた。そこで初めて少女の存在に気づいたかのか、リビラが振り返った」
「気づいたかのか」は「気づいたのか」の誤字かな?と思いました! 間違っていたらすみません!
作者からの返信
モブリズムさん、こちらこそ興味深い企画を開催いただきありがとうございます!
視覚的に世界観に入っていけるよう、情景描写にはこだわりました。きらびやかな街並みを想像してもらえていたら幸いです。
読みやすさも意識しているところです。序盤で流れを示しておかないと混乱してしまうと思ったので、登場人物の関係性などは早めに明示しています。
ネーミングセンスはこだわっているポイントの1つなので、お褒めくださり嬉しいです!
今後も水の描写や、様々な地名や魔物が登場しますので、よければ引き続きお読みくださると嬉しいです!
誤字の指摘もありがとうございます。修正します。
開花を信じてへの応援コメント
少しずつシリカちゃんが強くなってますね。ブリーゼさんのいう通り、自分の弱さを認めることは勇気が要ることだけどシリカちゃんはちゃんと自分と向き合っているからこそ、一歩ずつ前へと進めているのですね。グレイさんとブリーゼさんの会話がなんだかじんときて、涙が出そうになりました……。
そしてやはりゼフィルさんは敵陣営に。あのゴーレムを召喚したのがラシーヌさんだとしたら、レイクさんだけではなく脅威がまた増えたところにゼフィルさんまで。ですが、シリカちゃんにもブリーゼさんという味方が来てくれることになって、心強いですね。
作者からの返信
朝倉さん、コメントありがとうございます!
キャッチコピーにもあるとおり、弱さと向き合う、というのは本作の一つのテーマです。
シリカは弱いですが、弱さを自覚しているからこそ弱い自分を越えようと努力し、結果として力が目覚めつつあるのだと思います。
グレイとブリーゼもそのことに気づき、兄や姉のような存在としてシリカの成長を見守ってくれていますね。涙が出そうになるほど感動してもらえて光栄です!
味方サイドが力をつける一方、敵陣営も着実に兵力を増しているのが気がかりですね。今のところ一勝一敗ですが、今後どうなるか。
新たな仲間が加わった旅の動向を引き続き見守っていただけると幸いです!
魔術師の矜持への応援コメント
人間に与えられた時間を超越して尚得られた姿は、醜悪の一言につきますね。
しかし力は強大。この状況をシリカがどう切り抜けるのか、先が楽しみです^^
余談ですが、文章の“「大切な人間ですと?〜”からの下りで“の”が重複しておりましたので、ご報告いたしますm(_ _)m
作者からの返信
こちらもコメントありがとうございます!
ローブで素顔を隠していたグリムロード。その素顔は何とも醜悪な怪物でした。彼を生き永らえさせているのは自分が支配者になるという執念なのでしょう。
かつてない最大の敵を前にシリカがどう立ち向かうのか、彼女の奮闘をお楽しみいただけると幸いです!
誤字の指摘もありがとうございます。修正します。
編集済
蜜なる罠への応援コメント
あぁ、これはつらい。ゼフィルさんもラシーヌさんも悪くないのです。なんというかタイミングも悪かったのもありますよね。仔細を話していたシリカちゃんよりもグレイさんの方が印象に残ってしまったがために、ラシーヌさんの声を鵜呑みにしてしまって。でも、ラシーヌさんも嘘を吐いているわけではなくて悪い人でもないのです。
それにしてもゼフィルさん。どこか既視感があるなと、思っていましたがやっぱりシリカちゃんに似ていますよね。境遇とか考え方とか、葛藤とかも。だからこそ二人で会話をする時間があれば……と思うのですが、ゼフィルさんがこの状態だと難しそうです。
作者からの返信
朝倉さん、コメントありがとうございます!
ラシーヌはレイクの力になりたい一心で動き、彼女の優しい言葉が不貞腐れていたゼフィルを慰め、結果として彼を懐柔することになってしまいました。どちらにも悪意があるわけではなく、ただ悪いタイミングで歯車が噛み合ってしまっただけなのですね。
優秀な姉を持ち、劣等感を抱いている点でシリカとゼフィルは共通しています。話し合う時間があればいい友達になれたのでしょうが、ラシーヌに魅了されている今の状況では他に目を向けるのは難しそうです。似た者同士なのに印象に残っていない、というのが何とも皮肉ですね。。
編集済
天翔る天馬への応援コメント
姉妹の心が重なりましたね!
旅立ちは一人だったシリカさんですが、他の仲間が出来るよりずっと前からお姉さんの心は共にあったのだろうなと思いました。
一人では難しいことも、みんなとならできるはず。厳しい戦いですが、心して結末を見届けたいです!
作者からの返信
平本さん、コメントありがとうございます!
姉妹の心が一つになったこのシーンは本作の中でも一、二を争うほど気に入っているシーンです。それぞれの魔物の姿を活かしながら共闘を表現できたかなと。
実際、旅の中でシリカは何度もリビラのことを思い出して心の支えにしていましたからね。最後に彼女を助けるのはやはり姉であるリビラが相応しいと思い、このような展開にしました。
戦いは次回決着です。最後までお楽しみいただけると幸いです!
進化する翼への応援コメント
シリカの強い意志の勝利でしたね。
戦闘シーンの描写には迫力があり、手に汗握るものがありました。
個人的な趣味になりますが、シリカの召喚した鳥のように、見た目のアドバンテージで劣るものが、強そうなドラゴンのような相手を覆すシーンは大好物です^^
また余談ではありますが、レイクの召喚したフロストドラゴンを西洋の“竜”なのかなと勝手に想像していましたが、砕け散る際のシーンで”龍“だったのだと気付かされました^^;
作者からの返信
黒一んさん、こちらもたくさんお読みくださりありがとうございます!
仲間を信じるシリカの心が勝利につながりました。
戦闘シーンは見所なので、臨場感のある描写を心がけました。手に汗握る展開を感じてもらえて嬉しいです!
一見非力な魔物が強敵を倒す展開は燃えますよね! 見た目で圧倒される分応援したくなるというか。
フロスト・ドラゴンはモデルにしたドラゴンが「龍」の表記だったのでこちらを使用しており、使い分けは意識していませんでした。でも作品が西洋モチーフなので「竜」の方がイメージもしやすいかもしれませんね。
ちなみにドラゴンと鳥のモデルにした画像はこちら。いずれも遊戯王カードです(作者は遊戯王の大ファンなのです)。
https://images.app.goo.gl/qopiXotDKsMno9hy8
https://images.app.goo.gl/MZmtyiTWL8pTTDFe8
絶対的な力への応援コメント
おぉぅ……龍四体はさすがに強敵が過ぎますね(ノ_<)
寒さも相まって絶望しか見えない状況ですが、あきらめたら駄目ですよ!
確かに強敵で一人では勝てない相手ですけど、シリカが自分を責めることではないと思うので。何とか起死回生の一手を……。
シリアスで絶望的な戦いの最中なのですが、奪った魔力で呼び出した龍を侍らせて得意気になってるグリムロード氏、なんだか滑稽だなぁとも思っちゃいました。
シリカの魔力もグレイシアも、間違いなくシリカ自身のものなのですから、自信持って欲しいですね!
作者からの返信
眞城さん、最新話までお読みくださりありがとうございます!
強敵といえば龍。というわけでラスボスグリムロードには全属性の龍を召喚させてみました。どう足掻いても倒せなさそうな絶望を感じ取っていただけたでしょうか。
絶体絶命の状況を前にさすがのシリカも心が折れかけています。ここから巻き返せるでしょうか。
おっ、鋭い指摘ですね! 龍四体を召喚してすっかり悦に入っているグリムロードですが、実は使った力は全て他人のものなのです。借り物の力を誇示するグリムロードと、弱くても自分の力で頑張るシリカ。この対比は後の物語にも関わってきます。
この辺りが佳境です。引き続きお楽しみくださると嬉しいです!
奈落への誘いへの応援コメント
ラシーヌさん、その人は付いて行ってはいけない男なんですよ……と言いたくなりますね。ただ、ずっと閉ざされた場所で生きてきて他のせかいをしらなかったラシーヌさんにとって、レイクさんは光に見えてしまうのも仕方ないのかもしれません。
老人を説得する途中までのレイクさんは本心から心配しているように見えたのですが、いやこれは演技では?と思ってしまいました。彼も彼でこれまでの様々な苦しみがあっただけ、ただ闇に落ちた悪人には見えないんですよね……。それはそれとして、シリカちゃんとグレイさんをゴーレムでぼこぼこにしたのは許せませんが。
そして、主人公サイドのお二人。
グレイさんが一緒に来てくれるようになって心強いですね!シリカちゃんの淡い恋心やグレイさんとラシーヌさんの絆、単なる三角関係には見えないドラマを感じました。
作者からの返信
朝倉さん、コメントありがとうございます。毎回内容を丁寧に汲み取っていただけるのでとても励みになります。
世間知らずなラシーヌはレイクに盲目的な信頼を寄せ、彼に報いるために闇落ちすることになってしまいました。彼女にとってレイクは命の恩人であり、疑うことなど考えもしなかったのでしょうね……。
レイクは大半が演技なのでしょうが、ラシーヌを不遇に思う気持ちも皆無ではなく、彼が口にした言葉にも部分的には本心だったと思います。だからこそラシーヌの心にも響いたのかもしれません。
敵役を単純な悪人として描きたくない、というのは本作で注力した点なので、レイクの側の事情を察していただけることはとても嬉しいです。
味方サイドでは仲間が増えて心強くなりました。人間模様に注力した作品でもあるので、ドラマを感じ取っていただけて光栄です。
この人間模様が今後にどう影響するのか、引き続き見守っていただけると幸いです!
魔術師の矜持への応援コメント
グリムロード氏、その心根と同じほどに醜悪な外見でしたね……怖っ(ノ_<)
シリカの義侠心は好ましいものですけど、やっぱり一人で立ち向かうのは無茶がすぎる気がします。でも、他の三人を待つにしても距離がありすぎる!
頑張って魔術師たちの魔力と魂を取り戻して欲しいですけど、どうなるでしょうか!
作者からの返信
続けてコメントありがとうございます。
グリムロードの外見は悍ましさを感じてもらえるような描写を意識しました。怪物じみた風貌になっても生き永らえているとは、恐ろしいまでの執念です。
四元素の力を取り込んだ彼に勝つのは並大抵のことではありません。仲間とも離れ離れになっており、鳥がいることを考慮しても分が悪い。それでも立ち向かうとするシリカの決意はどのような結末を迎えるでしょうか。
次回から開戦です。最後の戦いをお楽しみくださると幸いです!
零度の湖への応援コメント
鳥さん、先の姿も綺麗でしたけど、いっそう幻想的で女神のようですね! シリカの成長が鳥さんの姿に反映しているようで、すごく良かったです。
レイク先生は残念でしたね。悪の道を選んでしまった末だとしても、何とも哀しい最期に……シリカもやりきれないでしょう(ノ_<)
いよいよグリムロード氏との対決になるでしょうか。鳥さんがいるとはいえ、シリカ一人で大丈夫でしょうか。不安しかないですね……
作者からの返信
眞城さん、コメントありがとうございます!
進化した鳥の姿や攻撃モーションは美しさを意識して書きました。幻想的な雰囲気を感じてもらえたようで嬉しいです! 数話後にはようやく名前も付けてもらえましたね。
レイクは最後の最後に改心したものの、壮絶な最期を迎えることになってしまいました……。和解の兆しが見えただけにシリカも辛いでしょうね。。
次章ではいよいよ黒幕との対決です。レイク戦以上の苦戦が予想されますが、果たして戦いの行く末は。クライマックスまで見届けていただけると幸いです!
使命。そして誇りへの応援コメント
シリカさん、リビラさん、レイクさん。それぞれの心情が丁寧に描かれていて、苦悩や葛藤、信念がダイレクトに伝わってきました。
特にレイクさんは持たざる者の心情に感情移入してしまいましたが、ゲバルドさんの「その力を使う者は、正しい心を持った者でなくてはならない。」という台詞を読んでハッとさせられました。
素質や才能、あるいは努力であったりけれどもそれとは別の、根本的なところに問題があったのですね……。正しい心、確かにレイクさんにはそれが欠けていたようにも思います。レイクさんの行いは間違っていても、悪と決めつけるのも心苦しいですね。ただ、リビラさんの命が掛かっている以上、シリカさんは戦うしかなさそうですし、これからの成長を見守っていきたいと思います。
作者からの返信
朝倉さん、コメントありがとうございます!
本作は心理描写に注力しているので、各キャラクターの心境に共感いただけてとても嬉しいです。
レイクも、闇落ちする手前の心境については感情移入できるように描きました。悪役を完全なる悪として描いていないのは本作の特色でもあります。
とはいえ彼の行動が正当化できるわけではなく、道を踏み外してしまった点は非難されても仕方がありません。
彼がどのような末路を辿るのか、シリカは姉の魔力を取り戻すことができるのか。
長い話ですが、じっくり見守っていただけると幸いです!
挿話への応援コメント
ゆっくりと読むつもりでしたが、気付けばちょくちょく時間を見つけて中程まで読み進めてしまいました。
何故争わねばならないのか、他に道は無かったのかと、読むたびに考えさせられます。
しかしそんな過酷な運命の中、あの臆病だったシリカが真っ直ぐに前を向く姿勢からは、大きな成長と決意を感じさせられました。
ここから始まる大きな戦い、楽しみに読ませていただきます^^
作者からの返信
黒一んさん、ここまでお読みくださり誠にありがとうございます!
本作はすれ違いが不幸な連鎖を生む物語であり、悪人らしい悪人がいません。だからこそ、他にあったかもしれない未来に思いを馳せてしまいますよね。
登場人物ほぼ全員に辛い思いをさせてしまうのは作者としても辛い……。でも近しい者同士で戦うという展開は決まっていたため、他の書き方はできませんでした。
過酷な運命に屈さず戦いに向かおうとするシリカは、旅先での出会いと経験を通して大切なことをたくさん見つけてきたのだと思います。
彼女の決意と成長がどのような結末を迎えるのか、どうぞ最後まで見守っていただけると幸いです!
編集済
進化する翼への応援コメント
魔力だけでなく、人を守るための意志が強さになると言い切ったシリカさん、凛としていてかっこいいです!旅を通じて大切なことを学んだのですね。
そしてレイク先生……。
劣等感が原動力のような人に見えましたが、ここでも憐憫の眼差しを浴びてしまうところは、自業自得とはいえ見ていて胸が苦しくなりますね。数話前で語られた彼の心の内が思い出されます。
彼も罪悪感を覚えたこともありましたし、恋人や魔術師を案じていた気持ちはきっと本物だったのですよね。方向性さえ歪まなければ、リビラさん達とより良い世界を作れたかもしれないのに……( ; ; )
作者からの返信
平本さん、コメントありがとうございます! いつもいい場面で感想をくださるので嬉しいです。
これまでの旅の中でも、大切な人を守りたいという気持ちがシリカの力を発動させてきました。元々の魔力が足りない分を意志の力で補ってきたのですね。弱々しかった彼女が格好いいとまで言ってもらえるようになるなんて、作者としても感無量です!
レイクは自らの劣等感から逃れるために悪の道を選択しましたが、結局ここでも憐れみから逃れることはできませんでした。数話前のモノローグで語られた内容も、欲望に負けた自分から目を背けるための方便に過ぎなかったのでしょう。
彼の選んだ道は間違っていましたが、ご推察の通り、リビラや他の魔術師を救いたいという気持ち自体に偽りはありませんでした。特にリビラのことは、老人の手に堕ちる前から案じていましたしね。
この辺りの話を読み返すたび、他に道がなかったのだろうか……と自分でも切なくなってしまいますね。
奈落への誘いへの応援コメント
この度は企画にご参加頂き誠に有難うございます。先を読ませぬ見事な展開に、是非続きを読んでみたいと思わせる構成の素晴らしさ、実にお見事です。物語の世界観が精緻に刻まれていて、思わずグイグイと引き込まれました。素晴らしい物語をありがとうございます。
是非続きも読ませていただきます!
作者からの返信
間川レイさま
お読みくださり誠にありがとうございます!
Web小説の王道であるハイファンタジーを書きたくて本作の執筆を始めました。しかし見切り発車であったために設定やストーリーで詰まる場面が多く、何度も挫折しそうになりながら書き進め、1年くらいかかってようやく完成にこぎ着けた経緯があります。
筆致についても、当初はもっとライトな作風を予定していたのですが、書いていくうちにどんどん描写が細かくなり、結果としてWeb小説の主流から逆行した作品となってしまいました。
それでも苦心して仕上げた作品であるだけに思い入れも強く、企画の趣旨に合いそうだと思って参加させていただきました。気に入っていただけて本当に嬉しいです。
ストーリーは完結済みであり、年内には全話公開します。
ぜひ最後までお読みくださると嬉しいです!
義侠への応援コメント
シリカは魔術を行使する面でも、精神的な面でも、ずいぶん強くなりましたよね。幼少時から彼女を良く知る街の人たちの目にも明らかなくらいですし。
一方でレイクさん、だいぶ思考が歪んでしまって……これは本心なのか、グリムロード氏が何かを作用させているのか、どの道戦いは避けられそうにないですよねぇ。
リビラさんも他の三人も、無事に取り戻せますように!
作者からの返信
眞城さん、コメントありがとうございます!
使命に向き合うことを決めたシリカは、能力と共に強さが目覚めたようですね。街を出たばかりの頃は住民からも読者の皆さんからも心配されていたのに、旅を経て随分と逞しくなりました。
レイクに関しては、リビラを案じる気持ちは元々あったのですが、グリムロードとの出会いによってその感情が歪んだ方向に強化されてしまったようです。彼を突き動かしているのは、窮状にある魔術師を救い出すという歪んだ正義心。リビラから魔力を奪ったことも必要な犠牲のように考えているのかもしれません。
話し合いの余地はなさそうな二人ですが、果たして対決の行方は。二人の戦いにご注目ください。
使命を背負いへの応援コメント
シリカさん、本当に強くなりましたね。戦いにおいても頼もしさが見えましたが、何より、自身のやるべき事に毅然とした態度で立ち向かう心の強さに彼女の成長を感じて涙が出そうです。妹を信じていたリビラさんも報われた思いでしょうね!無事目覚めて再会してほしいです。
(また、この場をお借りして恐縮ですが、先日の企画で拙作を取り上げて頂いたようで、本当にありがとうございます!びっくり&感激でとても励まされました!)
作者からの返信
平本さん、コメントありがとうございます!
街を出た頃のシリカはただ頼りなく、住民も読者の皆さんも彼女の先行きを心配していました。でも、旅の中で様々な経験をしたことで、彼女の能力と共に眠っていた強さも目覚めたのだと思います。ぜひ今の姿をリビラにも見てほしいですね。
涙が出るほど感動していただけたと聞いて本当に嬉しいです。長らくシリカを見守ってきてくださった平本さんだからこそ、余計に彼女の成長を感じていただけるのだと思います。
『簒奪王と星の姫』はとても好きな作品なので、ぜひ多くの人に読んでもらいたくて推薦させていただきました。
ただ、やはり参加のハードルが高いのか応募される作品が増えない……。よければ平本さんも他薦してみてください。
地は渇きへの応援コメント
やっぱり、ですよねぇ……(ノ_<)
あの水晶、魔力の塊とかそういうものかと思ってたんですが、もしかして魔術師の魂なのでしょうか。残るはレイク氏ですけど、同時進行ならまだ飛んでいった水晶の行く末はわからないでしょうかね。
四人の中で一番の強敵だと思いますが、シリカ頑張って!
作者からの返信
眞城さん、コメントありがとうございます。
やっぱりこうなってしまいました……。シリアス展開の連続で読者の方には辛いかと思います。。
水晶は魔力の源ですが、魂という位置付けでもあります。だから奪われると魔力を失うだけなく仮死状態になってしまう。
ただし本当に死んだわけではないので、水晶を取り戻せれば復活するチャンスはあります。
水晶の行方は現時点ではわかりませんね。レイクに吸収されたのか、それとも別の人物の元に向かったのか。
次章はいよいよ真打ち登場です。
シリカが雪辱を果たせるか否か、ぜひ見届けてくださると幸いです!
決意。そして旅立ちへの応援コメント
フラムさんは敵側に行ってしまいましたが、シリカさんが自分の力を自覚したのと、アインさんが仲間になって下さったことは幸運でしたね。
フラムさん、アインさんの愛情は感じていたものの、ゼフィルさんのあの言葉には頷かざるを得なかったようですね。
あの時のゼフィルさん、かっこ良かったですし。
(立場が違えば、完全にヒーローとヒロインの名場面でした)
後は、王都でしょうか。
何か良い手がかりが見つかると良いですね。
作者からの返信
寺音さん、連日コメントありがとうございます!
別離は避けられませんでしたが、シリカが覚醒したことと味方が増えたことは強みですね。年齢も性格も全然違う4人が同じ目的のために結集し、新たな旅立ちの時を迎えました。
自分が死ぬかもしれないのに、構わずに炎の中に飛び込んできたゼフィルの姿を見れば、フラムも心を動かされざるを得なかったのでしょうね。
あのシーンは彼の見せ場なので、主役級の格好よさを感じてもらえて嬉しいです! しかしシーンの内容はフラムが敵側に堕ちる場面という皮肉……。
次は王都です。何か有力な情報は得られるでしょうか。
引き続きお楽しみくださると幸いです!
差し出された手への応援コメント
ついにゼフィルさんとフラムさんが接触しましたね。
しかし何というか、ゼフィルさんの「勧誘」は、なんだか今までの誰のものよりも優しさが見える気がします。
ラシーヌさんは純粋であるが故の、底知れぬ怖さを感じましたので。
やはりゼフィルさんは根本的に「善」である人ではないのでしょうか。
なんとかシリカさん側にきて欲しいな、と個人的に思っております。
作者からの返信
寺音さんこんにちは。
定期的にお読みくださり、コメントもいただけてとても嬉しいです。
ラシーヌはレイクに心酔していたので、彼の望みを叶えるためなら手段を選ばないようなところがありました。
ですがゼフィルはそこまで染まっていないので、彼自身の気持ちに従って行動しています。フラムが自分と似た境遇に置かれている分、本心から彼女を助けたいと思っているのでしょうね。一見ひねくれているようで、根底は他人想いの性格なんだと思います。
シリカと似た部分もありますし、状況が違えばいい仲間になれたかもしれませんね……。彼の今後の行動にもご注目ください。
覇者の剣への応援コメント
おぉーついにやりましたね!
あの水晶は、意志や願いに応じて力を発揮する物なのでしょうか。これでラシーヌの呪縛も解けて、ちゃんと話ができるようになるといいですが……。
作者からの返信
激闘の末についにゴーレムの討伐に成功しました! これでグレイも雪辱を果たすことができましたね。
過去の戦いでも、決意を新たにした瞬間に水晶の力が発動しているので、持ち手の願いに共鳴する力がありそうですね。
水晶の態様は、持ち手の力を最大に発揮できる形で変化します。グレイは戦闘の手練れということもあって剣にしました。筆者はこれをエクスカリバーと呼んでいます笑
ラシーヌの様子は見えませんが、ゴーレムを倒したことで変化はあるでしょうか?
次回、章が完結します!
大地の呪縛への応援コメント
村の在り方が正されて、ラシーヌが村の中に居場所を見出せるようになれば、きっと一番良いのでしょうけど……ここに来るまで拗れ切ってしまった誤解は、そう簡単には解けそうにないですね。
グレイさんも頑固なところがありますけど、この短い旅の間に得たものも多いようで。言葉が届くこと、願っております。
作者からの返信
眞城さん、コメントありがとうございます!
村は変化の兆しを見せているので、ラシーヌを受け入れる土壌は今後整っていきそうです。後は肝心のラシーヌが村に戻ってくれるかどうか。彼女の心はレイクに掌握されてしまっているので、やはり戦闘は避けられないようです。
頑な面が目立っていたグレイですが、シリカ達との出会いによって考えが柔軟になったようです。
ラシーヌの説得が成功すれば村一丸となってやり直すこともできそうですが、果たしてどうなるでしょうか?
開花を信じてへの応援コメント
お邪魔しております。キャッチコピーが徐々に際立ってくるような、そんな第三章でしたね。
シリカさんもの成長の片鱗も見られ、心強い仲間も増えましたが、その分レイクさん側も徐々に力を増している様子。
ラシーヌさんやゼフィルさん、二人とも誤解が解けて分かり合える日が来ると良いのですが……。
またお邪魔させていただきます。
作者からの返信
寺音さん、いつも丁寧な感想をありがとうございます。
ご推察のとおり、本章はキャッチコピーを意識した内容になっております。自分を弱い人間だと思っていたシリカが、それは本当の意味での弱さではないことを知る。彼女のこの気づきは今後の展開にも影響してきます。
このキャッチコピーは作品のテーマにも関わる部分であり、注目してくださってとても嬉しいです。
仲間が増え、成長も見られるシリカですが、一方で敵陣営も勢力を拡大しています。
すれ違いが解消されれば敵対した魔術師たちも戻ってくるのでしょうが、果たして。
第四部は前半の山場です。
シリカ達の旅の行く末を引き続き見守ってくださると嬉しいです!
欲望の代償への応援コメント
あちゃ~。
助けた患者(のふりして近づいてきたヤツ)に堕とされましたか。
人の心に付け入る隙はいくらでもありますが、コイツは手練れですね。
レイクの過去を知っていて、堕とそうとしたのでしょうが……
目的は? 人を堕として愉しむ愉快犯?
コイツの正体と目的が気になります……。
作者からの返信
謎の老人の甘言により、悪の道に進むことを決めてしまったレイクでした。彼の心の隙を巧みに突いてくる老人は素人ではないですね。レイクの過去を知った上で、付け入ろうとした可能性は充分ありそうです。
老人の正体が明かされるのはかなり先ですね。それまでにレイクはどんな動きをするでしょうか?