〈ハルト視点〉








ハルト「ヒナ、早く!笑」





「まだ待って…」





ハルト「水着着るのにそんなに時間かかる?笑」





「恥ずかしいの!」





ハルト「着替え終わってるならドア開けるよ?笑」





「待ってッ!!」






プールに入ろうと誘って

着替えに入ったままもう20分近く出てこないヒナに

笑いがでながらテラスに置いてある椅子に

座って待っていると数分してドアの開く音が着こえて

「やっと来たね」と振り返ると…






ハルト「・・・・・・」






「あんまり…見ないで…」






ヒナは恥ずかしそうにホテル側が

テラスに置いていた浮き輪を手に取って

隠すように抱きし隣りの椅子に座ってきた…






ハルト「・・・・それ…後輩が選んだ?笑」






「・・・・はい…」






余程恥ずかしいのか俺に敬語を使って

俯いてるヒナが可愛くてどうしようかと思った


 




( ベッドに行くまであと何時間だっけ… )






本当なら今すぐ連れて行きたいけど

そんな身体だけの為に

此処に連れて来たわけじゃないからと

必死に自分に言い聞かせながら

「泳ごうか?」とプールの中へと入った





先に水の中へと入り上から入ろうとするヒナに

手を貸しながら見上げると…

ヒナが歩く度に揺れる黒い三角部分を見て

「ホント…あのお姉さん」と

居酒屋で見かけた

ヒナの後輩のお姉さんにむけてポツリと呟いた…





来る時の淡い水色のワンピースは

ふわっとした可愛いイメージのヒナだったのに

水着は黒のビキニを着て出てきたから一瞬驚いた…





ワンピースのイメージなら

花柄系とかの可愛い水着で出てくるのかと

勝手にイメージしてたから

いきなりセクシーなお姉さんになって現れた

ヒナにドキッとした…





水に浸かると「気持ちね?」と笑って

楽しそうにするヒナを見て

ヤッパリ連れて来て良かったと思った







ハルト「ヒナ!後輩のお姉さんに来年も

  クッキーあげていいよ?笑」






「え??クッキー?笑」






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