7月8日(月)

〈アキラ視点〉






ハルト「煌!」





講義を終えて帰ろうとしていると

後ろから陽兎が走って来てるのが見え立ち止まった






アキラ「お疲れ!今日も今からバイトか?」






ハルト「いや、今日から月曜日は定休日になったんだよ」






アキラ「定休日?良かったな!笑」






ハルト「3ヶ月経ったから店長がそろそろいいだろうってね!」





アキラ「スタッフもキツイだろうしな?笑」







陽兎から月曜日が定休日になると

聞いて少し安心していた…



春からずっと休みなく出勤していて

体力的にも心配をしていたけど

お姉さんとちゃんと会えてるから心配だったから…






ハルト「あっ!お前が言ってた七夕のデザート美味かったよ!」





アキラ「だろ?買ったのか?」





ハルト「昨日ヒナの所に行く時に買って行ったんだよ!」

 






土曜日の夜に七夕用に入荷したデザートの

写真を撮って陽兎に送っていた

【織姫には会えるのか?】

というメッセージと一緒に…





陽兎が昨日会いに行ったと聞きホッとした…

最近仕事から帰るお姉さんを

何度か見かけた時に浮かない顔をしていて

陽兎と上手くいってないのかと思っていたから






ハルト「あっ!ヒナが珍しく、いや初めて?笑

  お前は元気かって聞いてきたよ!」






アキラ「そりゃ、珍しいね

  俺嫌われて避けられまくってるから!笑」







陽兎と話しながら駅へと向かい

「今日もヒナの所に行くんだ」と笑って

手を振る陽兎の背中を見ながら…






アキラ「お姉さんが俺を気にしてるね… 」






そう呟いて電車の窓から見える景色を

ボーっと眺めながら考えた…








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