2月6日(水)

〈ハルト視点〉








アキラ「試験どうだった?」







先に解答用紙を提出して教室から出ていた

煌が「よぉ!」と肩を叩いて声をかけてきた







ハルト「今までにない位解答欄を埋めたよ!笑」






アキラ「なら、なんで最後まで残ってたんだよ?」






ハルト「見直ししてたんだよ」






アキラ「見直し?笑」







俺は煌とベンチに歩いて行きながら

ヒナから言われた事を話した







アキラ「お泊まり無し?そりゃ頑張るよな?笑」






ハルト「コッチは必死なんだよ…」







面白がる煌の方を軽く睨みながらそう言うと

リュックからばーちゃんが作ってくれた

おにぎりを取り出した







アキラ「おにぎり?珍しいな」






ハルト「・・・・もうすぐ食べれなくなるからな…」






アキラ「ん?何で??」







あと1ヶ月位で家を出る事になるだろうから

出来るだけばーちゃんの作る料理が食べたく

おにぎりを作ってとお願いをした…







ハルト「春から…家をでるんだ…」






アキラ「あぁー!一緒に住むの?早いね?笑」






アキラ「うん…」






アキラ「何…嬉しくなさそうだな?」






ハルト「嬉しいし…楽しみだよ…」







そうヒナとずっと一緒にいたし…

一緒に家具とかを選ぶのも楽しみだけど…

試験勉強中に夜食を作ってくれるばーちゃんや

お風呂上がりにじーちゃんと一緒にテレビを見たり

している時間も楽しくて…

なんだか寂しく感じている…







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