四月四日

 四月四日。四の続く日。私達は学校も家業も休んで家で過ごす。この三十も残っていない村の、いつ始まったのかすら分からない風習である。

 四は死を表す、そういう事らしい。だけど実際は家族で話したり、ゲームをしたり、そんな一日である。



 かつて、ある村に幸せの日があった事についてはまた別のお話。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る