うっせえわトラップ

 『うっせえわ』は今流行ってますね。あまり身の回りでは思ったより聞きませんが。でもなんか、子供が歌い出すことがあって親に反抗して困る、だとか聞きました。

 僕が初めてこの曲の名前を知ったのは、「うごくちゃ〇」というYouTuberの自殺について聞いたときでした。僕はあまり調べませんでしたね。ですが、これは第二のテラスハウス事件ではないか? とは考えられるでしょう。


 この曲はですからそっちののイメージが強いです。ですが、この曲はその強さに憧れを持つようなものではあると思います。そこは音楽を述べるやつで述べているので本題へと。


 うっせえわトラップとは、この曲の始めに来る歌詞、「ちっちゃな頃から優等生」の言葉をそれ以外の世代の人々に聞かせることで、チェッカーズというグループのデビューソングの歌詞「ちっちゃな頃から悪がきで」の言葉を想起させることです。

 これのどこが人をハメるかと言うと、上のように考えた大人が聞いている人に向かって、これは昔の曲の歌詞を真似てるんだよ、と言わせることです。しかし、歌詞の字面を見れば分かる通り、優等生と悪ガキ、正反対です。少し考えれば、これが正反対なのは大人への強い不信感を示すものであると分かるのに、そこを考えないで上記の言葉を言ってしまえば、大人の無知、無思考が露呈する、という。

 現代ビジネスという所がそう言っていました。ですから、子供がそれを言われて、「マウント取ってくる、うぜぇ」と思うのも作者の意図です。

 これもユースカルチャーでの大人の追放の一つの手法ですね。

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