第275話 設定:天使について


 人間の欲望である七罪――傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰。

 創世神は欲望の体現者として、七人の人間をSSSギフトの持ち主七罪の刻印者Stiguma of Seven Sinsと定めた。


「天使は――敵だ。七罪の刻印者の敵だ」


 創世神は刻印者に天使との戦いを課した。

 天使が何者なのか、なにゆえ、戦わなければならないのか、勝敗の結果が何をもたらすか――。


 先代【暴食】であるボルテンダールが口を閉ざした以上、今のレントたちは知りようがない。


 ただ、ボルテンダールの話から、レントたちは天使との戦い方の一端を知ることができた。

 天使戦では――攻撃にしろ、回復にしろ、SSSギフトの能力がなければ、太刀打ちできない。


 また、人間と同じく、天使も無数に存在する。

 そして、それを統べるのも七体の天使。


 天使たちとの戦いに勝利するには、七人が力を合わせねばならない。

 そして、SSSギフトの能力を十全に使いこなさなければならない。

 しかし、その力に溺れてしまえば、内なる獣に呑み込まれてしまう。


 天使たちが動き始めるのは最初の刻印者がギフトを授かってから七年後。

 その戦いが始まるのは、それほど遠くない――。






   ◇◆◇◆◇◆◇


【後書き】


次回――『第10章あらすじ』


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