男の泪

酒の燗は人肌と

覚えてくれてる居酒屋で

荒れた心が癒される

肩に残った傘の雨

拭いてくれた馴染み客

男の泪は酒でぬぐう


昼間玉の汗仕事

夜には灯の居酒屋で

女いらない男意気

ねじり鉢巻き好きな奴

だてを嫌う素朴さよ

男の泪は酒でぬぐう


皆苦労背負ってる

他人と思えぬ居酒屋の

話上手の兄貴分

飲んで歌えと音頭とる

そして晴らせ胸のつかえ

男の泪は酒でぬぐう

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