硝子の瓶に流し込む

 雨戸を閉めた寝室みたいな落ち着く夜道。


 突然、身体が風に舞う。砂のような粒子になって、粉雪のように舞い上がる。

 あまりに急な感覚に、ゾッと私は青ざめた。


 すると。砂みたいな私の身体は硝子の瓶へと流れ込む。私の形の硝子瓶。

 あっという間に中身が満ちて、私の身体は目が覚めた。

 眠たい私は再び眠るも、身体はやっぱり砂の粒。風に吹かれて、舞い戻る。

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