114 その15 ~護送依頼 その7~

キェートのお姫様ガキんちょに追放されるザック。だが、護送依頼を中途破棄してしまうにもいかず…引き続き護送依頼を残ったレムたちに任せ、ザックたちは別途…付かず離れずの距離を保ってレムたちの護衛をすることに…

━━━━━━━━━━━━━━━


- キェートに到着 -


あれから10日が経過。途中で遭遇したのは野良の魔物が2回程と少なかった。尤も、そのどちらもザックたちで処分してしまったのでレムたちは表向きは未遭遇で平和なものだったが…


「あれがキェートかな?」


『その通りです。ガキんちょがそういってます』


既に念話上では歯に衣着せぬ物言いとなっているナル。余程気分が悪いのだろう…無言ではあるが、他のメンツの意識も念話に乗って来ている。余り宜しくない…というのがザックにもわかる程に。


(ううむ…あの侍女さんもよく耐えられているよなぁ…)


その辺だけは賞賛に値するのかもな?…と思ったザックだった。



門を通過し、冒険者ギルドに着くレムチーム一行。流石に中央に最も近い首都だけに門の中は村や街に比べて大きく煌びやかだ。まだ日も高いので今はわからないが、恐らくは日が落ちるとそこかしこに立っている街灯に明かりが灯って夜でも尚明るいのだろう。


※普通の村や街には街灯なんて存在せず、家屋や店などから漏れる明かりが無ければ基本的に真っ暗で携帯ランプなどを持って無ければ歩くのも難しいくらいだ(月が出ていれば別)


「…レムたちは直接冒険者ギルドに護送対象者ガキんちょを送り届けて依頼完了…とはいかないのかな?」


念話を受信モードで起動して聞き耳を立ててみる。小型馬車チャリオットに乗ったまま監視しているとレムたちが冒険者ギルドに入って行くのが見えたのだがすぐに出て来た為、そう思ってしまうのも無理は無い…



『なんですぐに帰れないのじゃっ!?』


『申し訳ありません。一旦ご報告して…アポイントメントを取ってからでないと無理のようで…』


『お父様に会うだけで事前約束じゃと?…面倒じゃのう…』



どうやら今日はその「アポ」とやらを繋いだだけらしい。偉い人となると色々忙しいからだろうけど…


(確かに面倒だよねぇ…)


その点については同意せざるを得なかった。



「宿に行くようだね」


「…みたいだねぇ~」


独り言のつもりで呟くと、シャーリーが後頭部に柔らかい双丘を押し付けながら頭上から返して来る。


「…それはいいんだけど、いつまで肩車してんの?」


「いいじゃん…気持ちいいでしょ?うりうりw」


「やめぇっ!」


…などとじゃれていると、


「コホン」


と咳払いをひとつ。


「「あ、ごめん…」」


シャーリーと同時に口だけの謝罪をすると、対面に座っていた小隊長イワンが口を開く。


「こちらも大隊長イオたちの泊まる宿に近い所に宿を取るつもりですが…どうしますか?」


尚、ザックチームは御者をイオナNo.107ミクNo.039が交代でやり、馬車内にイワンNo.011とザック。直衛としてロゼNo.060ルミNo.063サシャNo.034がゴーレム馬に騎乗して行っている…所謂名前が判明しているゼロスリーナンバーズがザックを固めていた。なるべく知り合いが傍に居た方が気が休まると統括体ナルが配慮した結果だろう。


(それはいいんだけど…ゴーレムとはいえ、見た目年頃の女の子と同室になるのってどうなんだろう?)


とは思ったが、結局4人部屋を2つ取ることになった…つまり、1部屋はゴーレム娘4人か3人。1部屋はザックと残りと…シャーリーは抱き枕ポジションなので員数外であるがw(ちょっ!)



翌日…念話でアポが取れたので会って来ると連絡があった。その際、目の前にシャーリーの顔があってびっくりしたのは内緒だw(別に接吻してたんじゃなく、目の前にシャーリーの顔がドアップだったのでびっくりしただけだ!)


…で、何故他のゴーレム娘たちも背中とか足元とか頭の付近で抱き着いたり丸まって寝てるんだ?…いや、まだ夜は少々寒いし毛布も薄かったから暖かったので文句はいわないけどさ…ハア(一応、ベッドは4人部屋なのできちんと4つあるんだが…残りの3つが無駄じゃねーか…)


※リア充爆発しろ!…と、幻聴が聞こえて来たのは気のせいだと思いたい(苦笑)


「はぁ…おい、起きろ!…ミク、ロゼ、サシャ!」


手が届く頭の方…枕をどかして自らが枕になってたミクをゆさゆさと揺らして、足元のロゼは仕方ないので足で押して揺らし、背中側のサシャは…お尻で圧し出したらベッドから転がり落ちていた。


「ふにゃあ…マスタァー♡」


ミクを揺らしていた右手を抱え込んで…ちょお!…手が胸にぃっ!?…と、右手が僅かに膨らんでいる胸に抱え込まれてぎゅっ!とされて…下手に動かすとセクハラ待った無しの状況にっ!!


「ますたぁ~…くんくん」


ロゼがお腹を押して揺らしていた左足を抱え込んで匂いを嗅ぎだす!…お前はわんこかっ!?…と、抱え込んだ左足の匂いを嗅ぎ始め、その内にぺろぺろと舐めだす!!


「こ、こら…くすぐった…あはははは!」


指先ではなく足の裏側を舐めまわされ始め、くすぐったくて笑い始めるザック。


「んみゃぁ~…?」


ベッドから押し出されたサシャが目を覚まし、ここは何処ぞ?…と周囲を見回し…


「ミク!ロゼ!…何やってんのよ!?」


と叫び出す。目はしっかりと覚ましたようなので、


「さ…サシャ!…た、助けて…くすぐった…あはははは!」


と、息も切れ切れにザックがサシャに救援を求めると…


「あたしも混ぜろぉ~!」


と、ルパンダイブ的な感じでベッドに飛び込んで来て…


「ちょおっ!!」


と驚愕の声を上げるが…ベッドの上はカオスとなるだけだった…チィ~ン…



凡そ10分後…


「何やってんの?…あんたたち」


イワンだ。念話連絡があったのに中々出て来ないので様子を見に来た…という訳だ。


「「「申し訳ありません」」」


ザックをもみくちゃにしていたゴーレム娘たちが謝罪するが、


「それいうのは私にではないでしょう?」


と、まだ息も絶え絶えなザックに視線を向ける。ちなみに3人娘の唾液で結構汚れてたりするw


「…はぁ、いや、好かれてるのはいいんだけど…もうちっと加減をさ…」


息がようやく整ったのか、ザックは自らに清浄化クリーンを行使して衣類を寝る前の綺麗?な状態に戻す。そして通常行動時の衣類セットにストレージから換装して一瞬で着替え終える。


「私たちも急いで!」


「「あわわわわ…」」


個人支給されているアイテムボックス(袋型)から着替えを取り出して慌てて着替える3人娘。ザックは視線を逸らしておくが凝視していても気付かない程度には泡を食っている感じだ…(苦笑)



3分後…3人娘全員が着替え終わり、イオナとルミも集まって総勢7名がザックの部屋に集まっていた。


「じゃ、全員揃った所で…レムたちを追うよ?」


「「「はい」」」


念話に依る定時連絡は既にレムたちは宿を出ており、目的地であるキェートの領主…というより王都なので貴族街の偉い人、それとも…兎に角、キェートの中心部に向かっているという話しだ。ザックたちは取り敢えず…朝飯は弁当にして貰い、行きすがら食べることにして急ぎチャリオットに乗って出る。


尚、宿に入る時にはチャリオットのみ停めて貰い、ゴーレム馬はストレージに収納してできるだけ路銀を浪費しないようにした(イワンの勧めで…流石にゴーレム馬は普通の馬より手は掛からないが珍しい為、下手に預けると横長しされる可能性もあるというのもある)


※ゴーレム馬車は馬車と一体型で、一般人は破壊でもしないと外せないので余程のことが無ければ横長しできないだろうとの判断で宿に停めた。流石に普通の馬車よりは小さくとも、一般的なアイテムボックスには入り切らない大きさなのもあるので(収納可能となるとアイテムボックスの方を狙われるという可能性もあった訳だ)



「あ…貴族街に入ったか」


街中を速足はやあしで移動すると事故を起こしかねないので並足なみあしで移動していたザックたちだが、道が空いている時はやや加速させていた…だが間に合わなかったようで後数分でといった所でレムチームの馬車は平民街から貴族街へと入ってしまったようだ。


「間に合いませんでしたね?」


イワンが誰かさんたちを睨むような顔をしている。当然、その該当者たちは息を飲む様子が念話で伝わってきており、苦笑いを浮かべるしかないザックであるw


「じゃ、シャーリー。すまないけど」


「あいさー!…じゃ、行ってくるね?」


シャーリーがびしっ!と敬礼をしてから馬車の窓から飛び出して行く…既にその姿は見えなくなっており、看破の魔法でも使わないと気付かないだろう。


そして数分後、ザックたちのチャリオットが到着するが…案の定、中に入ることは叶わなかった。



「しょーがねーな…」


「では、予定通り?」


「あぁ…」


貴族街から近い、平民街の馬車を停めることができる広場へとチャリオットを向かわせる。そして停車した頃にシャーリーから連絡が入る。


『マスター、今いい?』


「あぁ…何かわかったか?」


『レムに念話がようやく通ってね…』


「…は?」


まるで普通に念話を通そうとしたらできなかったかのような感じなんだが…


「それで?」


取り敢えず先を促すザック。


『すぐに念話が通じなくなったので…聞けた範囲で話すね?』


どうやらシャーリーは急いで現場から離れているようだ。彼女の耳から入る風切り音が混じって聞こえてくるその内容は…驚愕の情報が満載であった…



ガキんちょ護送対象者が今回護送依頼をしたレムたちを部下に招き入れると(勝手に決めて)宣言していた

◎当然拒否の意を示すが…相手はキェートのお偉方…マウンテリバーでいえば領主より上の身分である王族であった(但し、王後継権の無い末席ではあるが)…拒否すれば適当な冤罪をでっち上げられて捕縛されるであることは想像にかたくない…

◎そして…キェート王族側に居る呪術師を名乗る者にレムたちがゴーレムであることがバレたらしい…

※正確にはゴーレムではなく、それに近い造られし存在であると(名前は知らないがそういう存在があるらしい)…その呪術師により念話が妨げられているとのこと。レムとシャーリーは同時期に創られたゴーレムであり、最も近しい存在だったので個人用念話が短時間ではあるが通じたらしい

◎そして…ガキんちょの要望でガキんちょとその親族しか命令を受け付けられないようにと改造される可能性が高いと…今すぐではないらしいが時期が来たら改造されるだろうとも…



「やべーじゃん…つか、僕の家族を…だと?」


静かに燃え上がるザック。幾ら王族だろうと、人の家族を勝手に奪うなどと…


「マスターっ!!」


とそこへシャーリーが窓から飛び込んできた。シャッ!…とタイミングよく開けたイワン、グッジョブである。そして見れば…シャーリーの体があちこち火傷やら矢傷らしい傷が幾つも付いていた。恐らくは例の呪術師とやらが看破して攻撃を命じたのだろう…


ぱああ…


耐久値再生デュラビリティ・リペアー」の魔法光だ。光が収まるとシャーリーは怪我を負う前の状態に…まさに綺麗な体へと戻っていた。


「…はぁ。報酬は…いや、要らんな。あんな傲慢な奴らからなんて…」


恐らく、無理やり部下に…というよりは傍に侍らす要員として本人の意思を無視して改造するような連中だ。正式な依頼の筈だが報酬なんて渡す筈は無いだろう…ならば優先すべきはレムたちの身柄だ。


「探知…」


探知魔法を発動させ、ザックは自らが創造したゴーレム娘たちを探し出す…


「見つけた。1人も欠けてないな?」


数を数えるが22人全てが1箇所に纏まっていた。そして念話で手を繋げと命令しようとしたが、何をいうでもなくその全てが手と手を繋ぎだす。


レムたちには魔導具として転移の札を渡してある。本来ならばその使用用途は危険なダンジョンなどから安全な外へと脱出する為の魔導具だ。具体的には周囲の魔素を吸収した札の魔力を解放すると、魔素の薄い外部へと押し出される…という仕組みの物だが…


「…まぁいいか。遠隔転送…」


ザックが意図的に彼女たちの周囲に魔力を生み出し、そして進行方向をこのチャリオット付近へと再設定する。こうして疑似的に脱出の転移札を起動して…


ぶわっ!


ぶぶぶぶぶわっっっ!!!


レムを筆頭に捕らわれの場から消失し、チャリオットの傍へ現れる。続けて他のメンツも消え、現れる…そして22人が全てが捕らわれの姫たちが救われる。


「…あ、そうだ」


ゴーレム馬車とゴーレム馬は元々ザックの物であり、意思を持たない。それらは簡単にストレージへと収まり、そして取り出すことにより転移よりも魔力消費も少なく手元へと戻ってきた。通常は有視界の距離で収納するのだが、今回は僅かに魔力を消費して探知魔法の範囲にあったゴーレム馬車とゴーレム馬を収納したのだ。


初めての試みではあったが結果的には目論見通り…ということで、探知魔法とストレージの応用技術はこれからも効果的に利用できるだろう…


「みんな、ご苦労様。ストレスで大変だったと思う…今後はこんなことが無いように気を付けるか「「「マスター!!!」」」ら…ってうをい!」


チャリオットから降りて脱出して来たゴーレム娘たちに労いの言葉を掛けていると、我慢できなかったのか一斉に襲われたザックは揉みくちゃにされて…レムとイオたちがキレ掛かりつつも全員を抑えるまでに10分くらいは掛った…らしい(圧し掛かれて気絶してたザックがわかる筈もないだろう!w)



- 今後の方針とか何とか… -


『コホン…今後の方針ですが…』


レムが代表して念話で話し出す。現在、あのまま広場に留まるのは危険…ということで、一行はチューザー共和国を出て更に東に進んでその先の国へと向かうこととなった。否、別に国が無くても構わない…とゴーレム娘たちは考えているらしいが。


『『『取り敢えずこの国を出る方針で!』』』


…というのが一致した見解である。


取り敢えず、チューザー共和国はまだ王都を抜けて道なりに進んでも1個月くらいは掛かるようだ(普通の馬車なら3箇月くらいはかかるそうだが)そして…現在、追手が後方3日くらいの所を追っているとはシャーリーの談である。尤も、その追手も徐々に遅れだしていて…恐らく1週間もすれば追跡が不可能になる予定だ。何故ならば…


『街道に沿って進んでないしねぇ…』


『そもそも、休み入れてないし』


『マスターの耐久値再生デュラビリティ・リペアー様様だよね』


流石に魔力は再生で回復しないので定期的に魔力カプセルは飲ませているけど、調子が悪くなったら移動しながら耐久値再生デュラビリティ・リペアーを掛け、文字通り調子を巻き戻している。僕にはそんな便利魔法は効かないので疲れたり夜になったら普通に寝ている…(多少の疲労なら体力回復薬スタミナポーションがあるけど素直に寝た方が体にも悪影響が出ないし)


馬もゴーレムなので文句もいわずに(いったら怖いYO!)昼夜関係無しに進んでいる。馬車も馬も耐久値再生デュラビリティ・リペアーで調子を巻き戻せるので問題無いモーマンタイ訳だ…そして。



「えっと…ナニアレ?」


目前の大きい橋の前には十重二十重とえはたえと人の壁ができていた。勿論唯の肉壁じゃなく…金属鎧を装備し盾と剣を持った人の壁だ。


ちなみにこの中で一番目がいいシャーリーが警告してきたので馬車を停め、僕が魔眼で1km程先を視た訳なんだけど…


「あ…バレたっぽい」


遠くて普通なら人の姿なんて砂粒くらいにしか見えないと思うけど、遠見の筒を持っている人が居たようで…その指示に人たちがぞろぞろと動き出した。


「迎撃しますか?」


いやレム。いくらイラついたからって無闇に攻撃的になるの、良くない。


「逃げるにしても…じわじわと側面にも人間が回り込んでますが…」


そういわれて視てみると…確かに騎馬が遠回りに駆けているさまが見えた…恐らく、この橋を通るならと待ち構えていたのだろう。橋の前に立っていた大勢の鎧の人たちと同様に。寧ろ、キェートからこちら側に通るならこの橋以外は通らないのだろう。左右に迂回しようとも、数10kmは離れているのだから…


「はぁ…どうしますか、マスター?」


「面倒だねぇ…」


そこでピンと来たザックは全員馬車や馬から降りて貰い、レムとシャーリーを残して機能停止措置を取り…ストレージに収納する。勿論ゴーレム馬も馬車もだ。


「…どうすんの?」


「まず、レム抱っこ」


「え?…はい」


ザックはレムにお姫様抱っこされる。


「シャーリー、レムに乗って身隠しハイド


「うん」


シャーリーがレムに肩車…ではなく、お姫様抱っこされている僕の腹の上に乗ってからハイドを…身隠しの魔法を行使する。丁度、レムが立った状態でザックをお姫様抱っこをし、そのお腹の上に椅子に座るように乗ったシャーリー。そして身に触れている生物を…指定すれば無機物でも可能だが…見えなくするという。ミスリード惑わしマントというものがあるが、ハイドは上位版でもある。レムは念の為、マントも装備してより隠密性を上げ…


『マントを装備した』


『うん、ありがとう。じゃあ…当たらないように気を付けて進んで貰えるかな?』


『イエス、サー』


念話だから聞こえないと思ったが…思わず静かに喋り合うレムとザック。ミーシャは


(何かこの3人だけで行動するのって久しぶりだなぁ…)


と思いながら、数年前の頃を思い出していた…


━━━━━━━━━━━━━━━

まさかのキェートからの脱出劇の後の、チューザー共和国からの大群な大軍での追手が…。まさかバッタバッタと敵を薙ぎ倒しながら進む訳にもいかず、ザックたちは姿を消しながらコソコソとスルーすることを選択しますが、さて…


備考:この場合、ザックが主犯と見做されることは可能性としては限りなく低いので、レムやナルが首謀者となる可能性が高いかも?(勿論問題はほぼ無い。何せ顔や声を変えればいいだけなのでw←ゴーレムの利点はそういう所だし?)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る