●―天道の涯(三好長慶)

▼『天道の涯』

https://kakuyomu.jp/works/16817330649237620617

(約二万字)



 歴史モノを広く手掛ける三好長慶さんの作品です。


 前漢の中興期とも言える、第七代・劉徹りゅうてつ武帝ぶてい)から第十代・劉詢りゅうじゅん宣帝せんてい)にかけての物語。

 特に目玉となるのは、武帝の治世末期に起こった「巫蠱ふこ」と呼ばれる事件で、庶民は勿論、権臣や皇族も含め数万人の血が流れた、まさに漢帝国を揺るがす大事件。

 そこから如何にして漢帝国が立ち直っていくのかという流れを、世代ごとに人物の視点を変えながら、まるでバトンリレーのように語られていきます。


 冒頭と最後に引用される司馬遷しばせんの問い掛けが印象的です。






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