カクヨム中国通史年代記

●―北宮純 ～祖国無き戦士～（水城洋臣）

▼『北宮純 ～祖国無き戦士～』

https://kakuyomu.jp/works/16816452221504021098

（約二万七千字）

　拙作です。

　八王（はちおう）の乱で乱れる西晋王朝の末期。

　涼州刺史・張軌（ちょうき）に見いだされた名将・北宮純（ほくきゅうじゅん）は、その後の永嘉（えいか）の乱で晋軍の将として戦い、匈奴漢の劉聡（りゅうそう）、劉曜（りゅうよう）、王弥（おうび）、石勒（せきろく）と言った錚々たる名将を相手に多大なる戦果を挙げました。

　戦功以外は史書記述の非常に少ないそんな彼を、羌族の血を引く天涯孤独の人間として、その生涯における戦いを通じ、一体どんな思いで戦ったのかを描いた中編小説です。