●―越王の裔 東海を踏む(ははそ しげき)

▼『越王の裔 東海を踏む』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054880877099

(約五万字)



 広域中国史のははそしげきさんの作品です。


 三十年以上に渡った呉越戦争にて宿敵であるを滅ぼし、春秋時代最後の覇者となったえつは、その後の戦国七雄には数えられません。


 戦国時代中頃、衰退して滅びゆく越の公子は故郷に敵が迫る中、かつて越を覇者へと押し上げた伝説の軍師・范蠡はんれいの足跡を追い、戦乱の無い平和な新天地「蓬莱ほうらい」を目指して「東海を踏む」事になります。

 それは太平洋に向けて船出する事であり、紀元前の古代人にとっては自殺行為の代名詞でもありました。


 越の滅亡という史実に、神仙になったとも言い伝えられる范蠡の伝説、そこに国への渡来人という考古学的アプローチも加え、まるで聖書の「出エジプト記」のような物語にまとめ上げています。





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