第5話 拷問部屋で・・

拷問部屋で 一人の若い男が拷問を受けていた


石で出来た地下深い部屋


両手は鉄の鎖で縛られて、上半身はほとんど、裸だった


鞭(むち)で打たれた後に 火傷も多数


幸いだったのは 身体には まだ致命傷となる傷は無い

そこまでは 敵はしないようだった


目や指先などには 致命傷の傷もない そう、内臓に身体の手足も無事

骨なども砕かれたり、折られたりしてはいない


血まみれの彼は ゆっくりと顔をあげた


「まだ、私を懐柔する気でいるようだが・・」


「あいつらも甘いな ふ、ふふふっ」不敵な笑み

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