さらばわが店(3月21日〜27日)

 3月21日(月)

「ミスター」

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861779258444

 を書く。

 宇宙元旦、だそうである。そして最後の店の仕事である。

 子供が「なんでつぶれるのー? コロナ?」と大騒ぎするので、権力に屈したんだよ、といった(そういうことをいうからわたしはいけない)。付き添いの父親が冷めた顔をしていた

 最後のお客さん、癖つよくてノーマスクでやたら粘着とかべらべらしゃべる婆さんとか、とてもうちの店っぽいなと思う。

 今日も一日おつかれさまでした。

 立原正秋と並行して『進撃の巨人』読み始める


 22日(火)

 雨のなか母の目薬をもらいに一駅先の病院に。わたしゃもう母のお使い人である。『小説めくり』をいくつか書き、仕事。

 立原正秋『恋の巣』(新潮文庫)を読み終える。ひさしぶりに読んだ。

 店は終わっても作業はあるのだった。

 コミックのシュリンクをむき、段ボールに詰め続ける。


 23日(水)

 今日も『進撃の巨人』読みながら。スパ銭と美容院に行く。

 夜、雨。読み切った。

 変な話だがめちゃ癒された。人間が描かれているからだろうか。世の中がすべて凝縮されているからだろうか。

 母が妹に、僕について散々文句を言っているという話を聞く。

 悲しい。

 しかしだからといって世話をしないわけにはいかない。

 態度が悪いってさ。

 ぐっと我慢する。


 24日(木)

 チャイムが鳴っているのに気づいたけど、起き上がれなかった。

 作業をするか、と思うも、どうもうまくいかない。

 図書館で本を借り、喫茶店に入って少し読書する。

 ためしに、と新規店でマッサージをうけるも、だめだった。やっぱり相性のいいマッサージと出会うのは、旅であり冒険である(なんのこっちゃ)。

 新宿高島屋にいくも、夜七時半閉店だった。なので一瞬だけコムデギャルソンに。『ザ・バットマン』の話をKさんとする。

 キタハラたかなん。

 机に向かう気力もない。布団であおむけになりスマホで「協力」を書いた。

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861840608642/episodes/16816927861840614910


 25日(金)

 三軒茶屋の古本屋でまた立原正秋の文庫を一冊買う。楽しみ。

 原稿を書く。

 夜に上野。もとの夜の街〜ってかんじ。


 26日(土)


 KAC10本目を書く。

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861894926627/episodes/16816927861925687160

 浅草で人力車。さて、今回は若者である。大学生である。Aくん。なんか、若い、若いぞ! 正直大根を捧げる(待乳山聖天)に行って祈るか〜と思ってたんだが、レーンにいた案内担当Uさんによって、牛嶋神社へ。「説明とか、なくても大丈夫ですかね〜」と言われたが、「してもらおうか!」と。

 墨田のほうは桜がいいかんじだ。

 雨。閉店前の青山ブックセンターに寄った。仲西森奈さんの新作を購入。生徒手帳みたいなデザインで、すごくいい。

 ちょっとばかりくたびれてしまった。


 27日(日)

 銀色夏生『力をぬいて』を読む。なんだか最近いい読書をしておるな。というか、この本、以前読んだと思うんだけど、改めて読むとすごいな。銀色さんの境地に達したなら、人生をもっと豊かに、真剣に生きることもできるだろう。まだそこまでは行けない。なぜなら僕は俗物なので。

 四月から肉体加工(改造ではない)をしようと思い、パーソナルなどつけようかと思っていて、とりあえずFくんに「おまえさんの通ってたジムどうだった」と訊ねる。正直行く気まんまんだったんだけど、話によると、うーん、僕の生活的にはあわないかもしれないなあ、と思えてきた。やっぱいまある近所のゆるいスポーツクラブにちゃんと通うを目標にしていくか。

 近所の公園を散歩。人多し。川沿いの桜を見に混雑している。

 夜マッサージ。なんでこんなにマッサージを受けまくってるのか。それはこれまで忙し過ぎてまったくできなかったから! 月一の野方での整体は調整というかんじだが、マッサージは純粋に楽しみである。今回はなかなかよかった。終わったとでゆるーくなったと感じられた。

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