第117話 サンプル会話

今、新たな作品(小説)を構想しています。


それでキャラを設計し、プロフィールをまとめている段階なのですが、今回はサンプル会話という項目を作ってみました。色々な状況を想定し、その状況でそのキャラなら、どんなセリフを発するだろうか、という項目です。


以前携わっていたゲームでもそういった項目がありました。ぼかしつつ、例を挙げると、


〇サンプル会話

・自己紹介

「俺は伝説になる男だ。よろしくな!」

「私は○○。罪人は許しません」

「うふ☆ かわいい私が仲間になってあげるんだから、喜びなさい!」


などです。


どうです? 一言だけですけど、キャラの性格が垣間見えませんか?


ゲーム作りは、ライター以外の方にもキャラの性格を知ってもらわないといけませんから、サンプル会話はキャラ資料の共有にも役立ちます。


もう一つメリットがあります。執筆前にキャラを確立できる、という点です。誰が言っていたか忘れましたが「執筆前にキャラを喋らせたり、動かしたりするとキャラが見えてくる」そうです。


キャラを作ったとしてもキャラの性格が作者の中で落とし込まれてる、とは限りません。生き生きとしたキャラを描くためにも、執筆前に動かす必要があります。


以前、書いた小説でもサンプル会話なるものはありましたが、あまり徹底していませんでした。サンプル会話って必ずしも本編で使わないから、作るモチベーションがちょっと上がらないんですよね…。言い訳ですが…。


でも、今回は作ります。今は離職中なので時間がけっこうあるので、今までできなかった作り方を試したいと思ったからです。


キャラクターはリアルな人間よりも人間らしく作らないといけない。多くの人に愛してもらわないといけないから。


これも誰かの言葉か忘れましたが「彼氏作りでライバルになるのは、三次元の人間ではなく二次元の美少女キャラだ」。かわいくて、優しくて、笑顔が素敵な女の子。男なら、まあ、大抵好きになっちゃいますよね…。


いずれにしろ、キャラクターを作者の中でより生き生きとした存在として描くために、サンプル会話という手段は役立ちます、という備忘録でした。


ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

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