第5話友達の彼氏

私の席の前の綺麗な背中は

友達の彼氏

授業中寝ていたら

次の授業になっていた

女子は更衣室へ

私は急いで教室を出ようとした

私の前の席の友達の彼氏が

服を脱いだ

なんて綺麗な体

そして

無数につけられたキスマーク

心がチクっとした。


私は今日も机に顔を埋めていた

顔を上げると

私の机に両肘を付いた彼が、


おはよう。



あ、え、え、とと、



ハハハ

お前わかりやすいな?


え?


好きになってはいけない!

細く、色が白く、柔らかそうな、くせ毛の髪

見てはいけない、薄茶色の瞳


なあ、

お前

俺の事、苦手なの?

彼女に気を使ってる?


いーや、いや、別に、、


ざわざわする教室みんなそれぞれの事に夢中だ。


私は睨む用に彼を見た

彼は睨み返した


私は思わず驚いた顔になった


両手で私の顔を大きく包む

怖くて目を閉じた


唇にとても柔らかい感触がした。


彼は

シー、と人差し指を立てると消えた

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