2022.1.20 エンディングとラスボスについて
寒い中早朝からコンビニに行ってきました。
片道5分強の所にコンビニがあるのって十分近いですよね。コンビニは割高だけどもやっぱり便利。
さて。タイトルの通りエンディングについて考えましょう。
とはいっても、私が書き始めるときは大体エンディングまで見えてから書き始めることが多くてですね。逆に言うとどんなに設定やキャラクターが気に入っててもエンディングが決まらない限り書けないんです。途中で試行錯誤ってのができない。
もちろん、途中で軌道修正が入ることはあるんですけど、それでも大まかな形は変わらなくて。死ぬ予定のなかったキャラクターが死んじゃったり、敵の一部が寝返ることがあったり、は予定外としてあるんですけど。
何が言いたいかって言うと、大体書きたくなるのが大団円ではないのが問題なんですよね。
単純な大団円は、別に嫌いじゃないんですよ。その後の話も二世代目の話とか後世の話とか、想像できるのも好き。だけど、一番好きなのがちょっと後味の悪いハッピーエンドなんです。
誰かが作った「メリーバッドエンド」、これがほんとしっくりくる。最高の結末ではなくて、最善を尽くしたからこその結末、ね。
だから、なんとなく後味が悪い部分も残るし、でも一見ハッピーエンドにも見える。私じゃない人が書いたらきっとハッピーエンドにもできる、みたいなお話が好きで。
あんまりメリバって好かれないんですよねー。
ちなみにセントラルは結末特に考えていないです。もちろん章の終わりは考えてあるし、次の章の話も考えているけど。じゃあ全部の章が終わった時、物語はどこで終わるかって考えたら、生徒達が卒業する頃なのかな? そんな曖昧な感じです。
調停者はがっつり結末まで考えてる。っていうか、ラストバトルとそこに至る理由やら色々考えているんだけど、その結果は絶対全員がハッピーではなくて。
だって、主人公側も信念があるけれど、敵にも譲れない物があるわけで。それがぶつかり合っての物語なわけだから、片方がハッピーであってももう片方にとってはバッドなんですよ。だから、メリバ。
鬼滅なんかは勧善懲悪でハッピーエンドとして、すごく秀逸だと思っています。敵側の事情もしっかり描きながらも、その上で敵にはヘイトをしっかりと集めて同情の余地もなく、かといって無機物的ではなく、しっかりと俗物的な人間らしさもある。本当、ハッピーエンドを迎えるためのラスボスとしては最高だと思います。
これが、ラスボスの目的が愛する誰かを助けたかったなんて話になると、途端にラスボスに同情が集まる余地が生まれる。けれど、敵にだって様々な事情がある訳で。
自分の欲望に忠実なだけではキャラクターとしても弱くて、あまり理由付けをしすぎると今度は同情票が集まりすぎてしまう。この辺りの匙加減が難しくて、どうもハッピーエンドにはできないんです。
これは調停者の没案なんですが。
ラスボスは大切な人を救いたくて、けれどその人を救うためには一度世界を壊して作り直さないといけない。ラスボスもめちゃくちゃ葛藤するけれど、大切な人が世界に大切にされなかった事実を目の当たりにしていく中でこの世界は不要だと考え始めてきて、最終的に主人公たちと対立するんです。
主人公は逆に、その大切な人が自分をないがしろにされてでも今の世界を守りたいと思っていたことを知っているから、ラスボスのことを止めたい。けれども世界のきれいでない部分もしっかり見ているからラスボスの気持ちもわかる、けれども、やっぱりっていう葛藤。
敵側の葛藤と苦悩って、とってもおいしくいただけますよね。そんな訳で、敵側にもどうしてそんなことを考えるようになったのかを書いていくと、どうしてもメリバになる。けれど、それでもいいと思うし事実大団円なんてリアルじゃない。
とまあここまでつらつら書いてきたけど。
スローライフは敵側も小物が多い方がいいかな、とも思うので、純粋な悪党を出してハッピーエンドでもいいのかな、と思います。いやもちろんその悪党の背景とか考えたらメリバにもなるけど、そこまで考えないでサクサクいきたい。あ、せっかく村が舞台だから、近くの森にすみ着いた野生動物が敵とかでもいいかもしれない。だって主人公は子供だし。
一章で「仕事がある幸せ」を描いて、二章は「一人じゃない幸せ」かな。それともマズローの欲求5段階に合わせて始めは生理的欲求の「睡眠欲・食欲・性欲」にしようかな。欲求が満たされる=幸せではないけど、多分最終的には主人公の承認欲求が満たされることで幸せを描くわけだし。
ってことは、一章は住む場所と仕事を主人公が手にして「居場所がある幸せ」を感じる話、かな。
よし、続けて全体の世界観についても考えていけばいいんじゃなかろうか。
だいぶいい調子な気がするのは気のせいですか。
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