吐息の・・SF短編集
紅色吐息(べにいろといき)
第1話 管理者
地球外知的生命体がいるのなら・・
そして、その生命の文明や科学が発達しているのなら・・
それなら、当然電波通信をしているのではないか・・
そういう考えから宇宙の電波探索をしている人達が居るんです。
いや、エイリアンマニアではありません。
ちゃんとした国家の電波望遠鏡天文台なんです。
しかし、電波はたくさん飛び交っていますからね。
まず我々人類が大量に出していますからね。スマホだって電波源なんですから。
それに、宇宙にも恒星がだす電波がたくさん有ります。
その識別は簡単では有りません。
広大な砂漠の砂の中から米粒を探すようなものです。
ところがある時、一連の電波が届きました。
どう見ても人類が発信した電波でも無く、自然発生の電波でも有りません。
地球外文明からなのか!?
解読しなくてはどうしようも有りませんよね。
そこで、世界中の言語学者たちやコンピューターが動員されました。
そして、解読されたのです!
その解読結果は意外なものでした。
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過去20億年分のエネルギー使用料が未納になっております。
1000年ごとに3度督促を致しましたがお支払いが有りませんので契約によりエネルギーの供給を停止させて頂きます。
再開を希望されます場合は至急当局までご連絡ください。
ー銀河連邦エネルギー供給公社ー
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そして、時を同じくして、NASAより重大発表があったのです。
太陽活動が急激に低下していて、数年以内に氷河期に入ると・・
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