三題噺.095:納豆、真珠、なめらか

 息子が朝から納豆を黙々と食べていた。臭うので叱りたかったが堪えて、喪服と数珠を身につけさせ夫を弔いに行く。参列された方々は誰一人臭いに触れてこなかった。おかげで、息子は斎食にも淀みなく口を付けている。

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