三題噺.075:将棋、地下鉄、掃除

 地下鉄の廃線上に六人の死刑囚が縛られた。五人は直進した先にて、一人は分かれ道にて。その脇でレバーと汗を握る青年が、香車の駒の如く猛進する列車を認める。無線から聞いた問答に、青年はレバーを倒して答えた。

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