君が巨人か、僕が小人か

君の涙は深海のように僕を包む。それが感動の痕でも、退屈の欠伸に因るものでも同じで、僕は容易く溺れてしまう。

もし君を抱き締められたら。仰向けの君に跨がり口付けを交わせたなら。

そんな妄想は叶う事なく、僕は容易く飲まれてしまうだろう。

子供のままな僕にとって、君はあまりに大きすぎるから。

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