髪、変えたの

 最近の一番の仲良しがチヒロちゃん。

 現在、小三ですが一年生の途中から急に絡んでくるようになりました。


 一年生ながらグイグイ系のチヒロちゃんは毎朝必ず話しかけてくれます。

 一言だけということもあるけれど、嬉しいものです。


「ランドセル持って」

「自転車の後ろに乗ってもいい?」

 この辺りは、ダメと言われるのが分かっててワザと言ってくるパターン。


「昨日はたこ焼きを焼いた夢を見たの」

「ぶどうとイチゴを食べた夢を見た」

「今日は漢字を習いに行くの」

「今日は学校が終わってからリレーの練習」

 読んでお分かりの通り報告。彼女に限らず、日常の報告が一番多いと思います。

 愚痴というほどではないけれど、こんなことがあったというのを伝えたいのかもしれません。


「水筒、重い? ランドセルも入れていい?」

「いつもチャイムが鳴ったらお仕事に行くの?」

「かばんは何が入ってるの?」

 という質問パターンもありました。


 この日は「髪、変えたの」と言って帽子をとると、左側だけ編み込みをしていました。

「きれいだね。お母さんにやってもらったの?」

「うん」と嬉しそう。


 この数日前に私が髪を切ったときは、おはようの挨拶抜きで「髪切った?」

 髪のことに触れたのは彼女だけでした。


 以前、ママ友から「男の子は『子供』だけれど、女の子は小さい頃から『女』だから」という話を聞いたことがあります。

 チヒロちゃんを見てると、わかる気がしました。

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