自分勝手な都合とストレス
残念ながら、僕のような人間にも都合はある。
何を食べるのか、どれだけ食べるのか。
正直、本来ならどうでもいいようなことだ。
病気ではなく、健康な人間ならば。
カロリーのことなんて、僕だって昔は気になんかしていなかった。
食べたいときに食べていたし、好きなだけ食べることができていた。
だけど、いまはもう昔のことになってしまった。
今日はもう食べないとか、明日はいつも以上に少食にしようとか、
そんなことに僕はとらわれてしまっている。
少しでも食べた分を消費しようと運動したり、
すでに一桁の体脂肪を落とすために筋肉つけようとしたり。
くだらないカロリー計算にも毎日追われているし、
計算どおりにいかないことを毎日怖れている。
イレギュラーな要素はストレスでしかないし、
少なくとも僕にとってはマイナスでしかない。
しかし、そんな都合は僕以外の人にとってはどうでもいいことだ。
僕の都合にあわせてもらうわけにはいかないし、
そんなのは相手にとってストレスになるだけだろう。
相手には相手の都合だってあるはずだし、
優先すべきは頭のおかしい人間の都合ではない。
どちらにしろ僕の内面に原因があるのだから、
ストレスだって僕が抱えるべきなのは間違いない。
だから、苦しくてつらくても我慢することにしよう。
計算が狂ったなら、無理やりにでも帳尻をあわせればいいだけだ。
それは難しくないし、簡単に行うことができる。
僕のようにだらしなくて、何もない人間であっても。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます