自殺は間違い
自殺するのは逃げ、自殺するのは間違い。
そんなことを言っても、亡くなった人は帰ってこない。
もちろん、自殺した人を責めたいわけではないのだろう。
自殺する人が少しでも減るように、そういうことを言っているのだろう。
でも、亡くなった人が最後に選んだ選択肢、最後にとった行動なのだ。
生きている人に向けた言葉だとしても、僕には悲しく感じられてしまう。
亡くなった人が、人生の最期を否定されているようで。
自分が消えてなくなる恐怖や寂しさ、
命を断つ理由となった痛みや苦しみ。
そういったものと戦いながら、それでも生きていたはずなのに。
自分を肯定してあげることができず、
最期の瞬間まで否定し続けた人だっているだろう。
だから、せめて僕は肯定してあげたい。
その人たちの死ではなく、その人たちの生を。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます