ロック画面
流れるように変わる色彩。
踊るように静止する液体の
水滴と呼ぶに足らない動き。
平面上に整えられた
つぶさな丸を
テンポにあわせて揺らすだけ、
つくりだされた写し絵は
幾人落としてきただろう。
捕らわれの身になるために
覗き込んだ者たちを
幾人逃がしてやっただろう。
不思議でしかないその光
私は今日も忘れ去る。
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