続・原作から乖離してるんですが!(1/8更新)

狂言巡

登場人物

シュテルン


 女子高生。昔書いたファンタジー小説(未完成)の世界にトリップした。自分の本来の名前が思い出せず、魔王に名付けてもらった。

 黒目黒髪。城外に出る時は魔法で髪と瞳の色を変えている。

 トリップ後は基本城で魔王の補佐(最初はペット扱い)をしているが、時おり魔界や人間界の城下町で過ごす事もある。魔界の城下町に出る時の偽名は『アデーレ』。人間界での偽名は『アリス』。ロールキャベツがお気に入り。

 世界の創造主であるので、この世界に住む者(トリッパーは除く)は生存本能から彼女を進んで害する者はいない。


魔界と人間界の共通点


・魔法がある。

・発電技術は一応ある。機器の使用は店や施設が大半。

・電話とインターネットはない。

・メディアは新聞・雑誌・ラジオ。

・移動手段は動物頼み。飛行機や電車、自動車はない。

・黒目黒髪の存在がほとんどいない。


魔界


 人間界でいう朝と昼が存在しない。夕方と夜のみ。魔女や悪魔が大半だが、獣人もいる。赤毛が主流。


ルートヴィッヒ


 魔王。

 黒髪と紅い瞳の美青年。切り落とされた左腕の代わりに触手が生きたまま接合されている(別個の意思はあるが基本ルートヴィッヒと同じ事しか考えない)。

 元は人間でアーサーの兄。愛情深いが表現が斜め上。シュテルンを慰めるためなら女体化さえ躊躇わない。


アーロイス


 魔王の側近。元は前王に仕えていた将軍。

 赤毛の美青年(外見年齢は20代半ば)。本来の姿はドラゴン。

 魔王以上に態度がでかい。常に上から目線だが基本正論。シュテルンの事はそれなりに気に入り、「飽きたら俺にくれ」と進言した。


ヴィルヘルミナ


 魔王の側近。元はアンナの使い魔。吸血鬼。

 紺色の髪。睫毛バシバシ。羽のついた扇がトレードマーク。華美な美女と見せかけて実は男性。愛称はウィリー。本名はヴィルヘルムだが呼ぶと怒る。

 シュテルンの事を『駒鳥』と呼ぶ事もある。


アンナ


 妖艶な大魔女。Gカップ。

 前王の姉でかつて王に不向きな弟を蹴落とすために少年期のルートヴィッヒを仲間に引き入れた。現在はルートヴィッヒの後見人をしている。魔界で最高齢。シュテルンがこの世界の創造主である事に気づいている。

 愉快犯。


シモーネ


 ロリ巨乳な美少女。見た目はシュテルンと同世代だが、魔王より年上。

 サキュバス。魔王本城のメイド。原作では魔王に夜這いするが、剥離世界ではシュテルンに迫る。


エドガー


 魔王に仕えるデュラハン。


ムート


 双頭の魔犬。本来三つ首の一族だが頭が一つ足りず生まれたため、周囲から疎外されていたが、偶然シュテルンが拾い、ペットとして迎え入れられる。原作では勇者一行に仲間入りするのだが……。


人間界


 住民は大半人間だが、妖精や獣人、そのミックスもいる。寿命と老化はシュテルンのいた世界と変わらない(ただしミックスは除く)。全員魔法が使えるわけではない。独善的な思考の者が多い。

 茶髪茶眼が主流。


アーサー


 勇者兼第一王子。

 金髪碧眼の美少年。16歳。

 前世は国王で魔王の一歳年下の弟(前世の名前はアダム)だった。村を視察中の際、落盤事故から子供達を庇って圧死、元妻の妹の息子に転生する。原作では鬱陶しいくらいの熱血漢だが、剥離世界では前世の愛妻に疎まれ、王宮の実権は家臣に掌握されているというハードモードな環境により、やや精神不安定。

 本来勇者は最低でも満18歳でないといけないが、癇癪を起こした王太后が無理矢理追い出した。


アーサーのパーティ


アレクサンダー


 凛とした銀髪美人。

 本名はアレクサンドラ。代々騎士を輩出する家系に生まれた男装騎士。原作では心優しく実は普通の女の子の生活に憧れているが、剥離世界では女嫌いでドライ。


デイヴィド


 魔導士見習いの少年。ネガティブ。物心ついた時から、人の思考が読める先天能力に悩まされてきた。

 設定が原作と剥離していない珍しいタイプ。


クリストファー


 狩人。

 筋骨隆々な青年。

 シュテルンの元同級生(シュテルンがトリップする前にトリップ)。トリップ前は心身共に脆弱であったが、魔法薬で屈強な体を手に入れる。


アイリーン


 魔法使いと精霊のハーフで職業は父と同じ魔法使い。

原作では魔王を倒す勇者達を召喚する立場だが、剥離世界は石に封印されていた。彼女曰く、勇者召喚に失敗した罰だったらしいが……。性格は原作ではおっちょこちょいの根明、剥離世界では悲観的で泣き虫。


パトリシア


 王太后。アーサーの母(という事になっているが、血縁的には叔母と甥)。

 白髪交じりの栗色の髪。

 被害妄想が強いヒステリックな性格になっている。原作は元来は天然で温厚な人柄。

 夫(前世のアーサー。歳の差婚)が身を挺して守った子供を石で殴り殺した事で一度実家に帰っていたが、国民を安心させるために建前の統治者として連れ戻された。アーサーが自分の子供ではないと確信している。


エドワード・アシュトン


 将軍。

 30代後半の男性。くすんだ金髪。

 原作通り実直で温厚だが、思い込みが激しい一面も。あと鈍感。歳が二回りも離れている女性にガチ恋してしまった。


カーチス


 宰相。

 鷲鼻。40代前半の男性。

 原作では陰険で狡賢い性格だが、剥離世界ではヒステリックな王太后の機嫌取りや従弟の恋愛沙汰に巻き込まれてお疲れ気味。バツイチ。


マリー


 メイド。元はパトリシアの側仕えで、現在はアーサーの専属。健気で働き者だが、貴族と王族以外の存在は下に見ている節がある。


アン


 シュテルンの元同級生(クリストファーの同時期のトリップ)。元娼婦で客に覚せい剤を打たれて発狂後、見せ物小屋に売られる。現在は最低限の寝食以外は踊り続けている。


メアリー


 女海賊。二刀流。

 雀斑。やや小柄。

 原作ではシスターで海賊になるのは彼女の兄だった。

 がめついが認めた者には義理堅い一面も。利益優先なので必要とあらば魔物と手を組む。


ソフィア


 シュテルンの下宿先の老未亡人。通称「カラスばあさん」。偏屈で不愛想。飛べなくなった鴉に亡夫の名前を付けて夫婦のように振る舞うので近隣の住民からは気味悪がられている。


ジョン・スミス


 五十路の農夫。シュテルンが身分を偽って下宿している家の近所に住んでいる。嫁は愛人と駆け落ち、娘は魔物の手にかかって死別という悲惨な過去をもつ。原作では鴛鴦夫婦だった。


ウォレス


 シュテルンが書き飽きる前に登場させた人物。

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