第457話 前章までのあらすじ+茶番

 岸田陸雄は甲子園出場を夢見る高校球児。


 夏の大会の五回戦に向けて、今日も練習していく。


 新たなるマネージャーとして、陸雄と同じクラスの柊心菜(ひいらぎここな)も入部する。


 試合が近づくある日―――陸雄が夜の自主トレをしている時に一人の野手に出会う。


 それは中野監督の次の対戦相手校のレギュラーの一人―――ギャップヒッターの久遠寺夏目(くおんじなつめ)だった。


 二人は夜の公園で出会い―――同じ野球選手だと紹介をする。


 久遠寺からドネルケバブを奢られ、陸雄は他校のレギュラーの厳しい奪い合いの世界を言葉で実感する。


 そして四回戦当日―――私立白石高校(しらいしこうこう)の試合が始まる。


 投手はサウスポーであり、変化球はスクリューとシンカー、パームボールを使いこなす速水数人(はやみかずひと)―――。


 捕手で四番の山田泰三(やまだたいぞう)と久遠寺達の強さもあり、大森高校は厳しい試合を強いられる。


 そして灰田を先発とした試合で中継ぎは松渡―――抑えは陸雄という中野監督の采配で両校が点を取り合う―――。


 リリーフの陸雄に代わって、大森高校は僅差で勝利を収める。


 勝利した陸雄は久遠寺達と健闘を称え合い、また一歩甲子園に近づく。


 四回戦前の練習終わりにそれぞれのメンバーが夏の青春を送る中で―――次なる相手はアクアワールドで陸雄と清香に絡んだ切間率いる兵庫四強の私立香月高校(かげつこうこう)―――。


 次は五回戦―――甲子園出場をかけた県大会も折り返しとなる。


 果たして陸雄達は兵庫四強の一校である私立香月高校(かげつこうこう)に勝てるのか―――?



「やあ! みんなお久しぶり! 『弱小野球部の名誉挽回』の主人公、岸田陸雄です!」


「リアルタイムで見てくれている皆さん、お久しぶりです。そうでない方は初めまして―――この作品の作者の碧木ケンジです。最近は睡眠と食生活で健康に気を遣うようになりました。でも何度か腱鞘炎になりました。痛みを治す日は筆をおいてフェルビナク貼って、出来るだけ指を痛めないRPGとか映画見てます」


「健康管理出来てねぇじゃん! つうか、それって―――執筆以外に家庭用ゲームや創作と囲碁でお腹めちゃくちゃ減るから、栄養のあるものと糖分取っているんでしょ? ってか、そういう時はしっかり安静しとけよ。そんな時までゲームすんな」


「解った。今後は映画と動画だけに留めておくよ。それはそれとして―――意外と冷えているミルクティドリンクが囲碁や将棋に格ゲーの読み合いなどの思考が強めになるよ。それと創作に合うんだよね。今までよりバランスのある食事と適度な休憩で、健康になるだけでこれだけ変化するのか―――って驚いたよ。ただ……」


「―――ただ、何?」


「囲碁の序盤の布石なんだけど、どうにも自分は三々や目外しに高目を白番でも黒番でも最初に打たないんだよね。各ゲームソフトのCPU戦でも白でも黒でも二連星が多いし―――それだと囲碁本来の味が薄れると思うんだよね」


「はぁ、そうすか―――良かったですね」


「―――だから中国流でもAI流の布石でも新たな戦術を本で研究して覚えなきゃ、詰碁や棋譜並べ以外で鍛える棋力が変化しないしね」


「いや、囲碁とか全然わかんないし、この作品は野球だからそんな話すんなよ。囲碁の話は囲碁ラノベか小説で連載しながら書けよな」


「ああ、ごめんごめん。みんなに読書以外に趣味増やした方が心の潤いができると思って話しちゃった。年重ねても続けられる趣味って、深みがあって良いよね」


「その前にこの作品完結してくれよなー。想像以上に長い話になってるしさ。誤字以外に作中の野球知識に関して研究不足だって声も上がってるかもしんないだろ?」


「Twitterとか見ないし―――登録もしてないから全然知らないけどね。私の場合―――その時間で執筆しなきゃいけないしさ。あと、その知識不足の件に関しては前向きに検討します。ええ、はい。どこかで公平さを出している人が評価してくれたらありがたいかも?」


「じゃあ、それはそれとして―――そろそろ本編読みたいぜ!」


「ああ、ごめんごめん。茶番はここまでにしておこうか。それでは皆さま―――今日の午後七時に続きの本編始まるから、お楽しみに!」


「次の試合も俺たちは頑張るぜ。俺達が二年間の間に絶対に甲子園に行ってやるぜ!」



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